模試を受ける目的を明確にする

こんにちは。wackyです。

怒涛の7週間punchがとうとう終わりましたね。今までお疲れ様でしたhappy01。しかし一息つくjapaneseteaのは来週の公開模試が終了したあとにしましょう。来週の公開模試は今までの診断士1次試験対策の集大成。この模試でどのような結果がでるかで、8月の本試験の結果がどうなるかがある程度予想できます

というわけで今日は、公開模試をテーマに記事を書いてみたいと思います。

1.模試を受ける目的
そもそも模試は何のために受けるのでしょうか?
模試とは「模擬試験」のことで、試験とは当然本試験を指します。つまり本試験を想定(シミュレーション)した試験ということになります。模擬というくらいですから、本番と同じスケジュール、内容(予想問題)で受けることになります。「模擬」ではありますが、本番を想定した試験を受けることで得られるものが2つあります。それは経験と検証の機会です。
経験というのは、文字通り「試験を受ける」という経験です。緊張感はさすがに本番と同等…というわけにはいきませんが、疲労感typhoonは本番に近い経験をすることができます。

あらかじめ本番に近い経験をすることで、本番に備えることもできますし、最も大きいのは「心構え」ができることだと思います。でもそれらの経験値を多く獲得できるかどうかは事前の課題設定にかかってくると思います。

ただ模試を受けただけだと、試験を受ける行為に対する経験が得られます。事前に課題設定を行い検証すると、課題に対する検証結果という経験も得ることができます。検証結果を元に本番に臨めばリスクを低減することができます。

試験というのは合格する実力があれば合格できるものではありません。正確にいうと、合格できる実力を身につけても、当日十分に発揮することができなければ合格できません。今までのプロセスなんか全く評価されずに結果だけで評価されます。ということは、如何に実力を発揮するか、もっと言えば自分の実力発揮を阻害する要因をできる限り排除しリスクを低減することが必要。自分の実力発揮を阻害する要因ってなんだろう?と考え、それに対する取り組みを考えると、自ずと模試の重要性がわかりますよねwink。そう、模試では自分の実力発揮を阻害する要因の発見および対策の検証が行える唯一の機会なのです。

じゃあどうすればよいか?それぞれの状況、おかれた立場、メンタル面などで違ってくるので「コレ」とは決められないので各自で考えてほしいのですが、過去の受験生はどうしていたかということが参考になると思います。まずは道場の過去の記事の紹介から。
記事1
記事2

いずれも模試当日の課題設定に関して書かれておりとても参考になります。私も昨年参考にしました。

では上記記事と昨年の私の経験を踏まえた上で、どのような課題設定が必要かを書いてみたいと思います。

2.模試で試したいこと(その1)【疲労と回復そして休息】
最初は主に実力発揮を阻害する要因の発見に関してです。
皆さんも想像しているかもしれませんが、2日で7科目受けるというのは非常に疲れますwobbly。模試とは言えど疲れます。ちなみに本番は精神的プレッシャーがかかるのでもっと疲れますがshock
ということは最初の阻害要因は「疲労と疲労による集中力低下」になります。まずは経験してみること、そして疲労を軽減する方法をいくつか考えて試してみることです。
疲労回復方法としては、

①糖分補給
②休憩時間の使い方

が考えられます。

まず糖分補給についてですが、試験というのは脳をフル回転させるため特に糖分(ブドウ糖)の補給が重要だそうです。どのような手段でもよいのですが、よく言われるのはチョコレートなどの甘いお菓子cakeや、砂糖がはいったコーヒーcafe、栄養食品やサプリなどがいいと思います。この辺も人それぞれ好みもあると思いますので実際に模試で試すとよいと思います。

模試で1科目終わるとどれくらい疲れるのか、また回復アイテムでどれくらい回復するのかまたはしないのか。その辺を計画的に経験して検証してください。その結果を本番へと活かすことでフルに脳を働かせて、実力が十分に発揮できないという阻害要因をできる限り排除するように準備してください。また回復アイテムは何が有効なのかも検証してください。
あと食事の量もポイントになります。食事は糖分補給も兼ねているのですが、できるだけ満腹を避けて「少し少ないかな」という量が適量かと思います。私は模試の時は「通常時の2/3」の量にしたのですが、それでも午後眠気が襲ってきたcoldsweats02ので本番では「通常時の1/2」、2日目はそれよりもさらに少な目にしました。

次に休憩時間の使い方ですが、科目と科目の間の休憩時間(30分ないしは60分)の使い方は非常に大事です。30分の休憩時間は長いようですが、実際は短く感じますsweat01。糖分補給したり、トイレの行列に並んだり…。計画的に「何をするか?」を決めておいたほうがよいです。また休憩時間は次の科目の短期記憶INPUTをする時間にも活用できますが、私はオススメしません。休憩時間はとにかく「コンディションを整える時間」としたほうがよいです。何度も繰り返しになりますが、試験はとにかく緊張と疲労の連続です。休憩時間は「休憩」しないと途中で脳がオーバーヒートしちゃいますcoldsweats01

私の場合は、糖分補給とトイレ以外は「休息」していました。席に戻り目をつぶって席に伏せて脳を休めて回復に努めていました。短期記憶用のファイナルペーパーも持ち込みましたが一切見ませんでした。いや、見れなかったというほうが正しいですかね。特に1日目の午後は、企業経営理論と運営管理と90分科目が2つと非常にヘビーです。その前の午前中は経済と財務と計算満載で脳はかなり疲れているはず。疲労が続くと集中力がかなり低下し、単純なミス(読み間違い、勘違い、計算ミス)などが発生しやすくなります。これらも実力を十分に発揮できない阻害要因になります。
だったら直前の短期記憶で数点の上積みを狙うよりは、集中力不足により数点を失う事を防止したほうがよいというのが私の考え方です。人により集中力の持続時間や回復速度には違いがあると思うので、この辺も模試で十分に検証したほうがいいですね。あえて短期記憶INPUTをやって集中力がどこまで持つかを試してもいいかもしれませんbleah

3.模試で試したいこと(その2)【7科目での点の取り方】
次は試験そのものに対する取り組みです。下記ポイントについて課題設定を行い結果の検証を行うとよいと思います。

①自分の把握している実力と実際のかい離はどれくらい?
②受験科目トータルで合格できる実力があるか?
③ミスしない方法は機能したか?
④科目ごとに時間配分を考えているか?

まず①ですが、模試を受ける前にまず各科目の予想点数を設定しましょう。目標点数ではなく予想点数です。今の自分の実力を冷静に分析し「これくらいだろう」という点数を設定します。この予想点数は模試終了後の自己採点と比較することで、残り1か月の指針となるので是非設定することをオススメします。難易度により点数は左右されると思いますが、特にその点は考慮しなくてもよいと思います。

次に②ですがこれは先の予想点数とも関連しますが、現時点で自分は1次試験通過できる実力があるのかどうかということです。TAC生であれば、先週まで1科目ずつ完成答練で6割超えを目標にこなしてきたと思いますが、これからは(科目免除がなければ)7科目トータルで合格レベルを目指すことになります。ポイントは、足切になりそうな科目と貯金科目の把握、および総合420点を取れるかどうかです。TAC模試は本番よりやや難しいといわれますが、本番ではどの程度の難易度になるかわからない以上、模試のレベルでも420点が合格に必要な実力と言えると思います。

そして③ですが、これは以前の私の記事らいじん記事に書いた通りです。ミス防止策を検証する機会は模試が最後です。人間のやることですからミスは発生するという前提でミス防止策を考えてください。ミスをしないようにすることと、ミスをしても気づく仕組みがポイントです。

最後に④ですが、時間配分は非常に重要です。どの問題から解くか、時間が足りなくなる科目と余る科目の把握。この辺を考えておかないと、本番では焦りsweat01を誘発してしまいます。あらかじめ「時間が足りない」ことがわかっているだけで余裕が生まれます。この辺の最終確認も是非行ってください。

4.まとめ
模試を受ける目的は冒頭に書いた通りですが、では「目標」はなんでしょうか?
模試は本番を想定した試験である以上、本番試験の合格要件を満たすことが最大の目標ではないかと考えます。つまり7科目であれば420点(総得点の6割以上でかつ4割未満なし)をこえるかどうか。

TACの公開模試は本番よりやや難しくまた本番1か月前ということもあり、意外とこの目標を達成できる人は少ないです。昨年の模試のデータですが、全科目の平均点が60点以上となったのは3,425人中500人でした。割合としては約14.6%。ちなみに昨年の1次試験の合格率は15.9%です。単純に比較はできないと思いますが、模試で6割取れる実力があれば1次試験通過にグッと近づくのではないでしょうか。

模試はあくまでも「模擬」でしかないのですが、あくまでも本番の準備作業であると考えれば、試験を受ける以上の収穫があるはずです。2日間という貴重な時間を使うので、せっかくですからより多くのお土産を手に入れたいものですね。そのためにやることは…もう大丈夫ですよね?bleah

by wacky

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