【二次試験】試験に出る?・・・かもしれない事例紹介
みなさん、こんにちは!
せんせいです。
T○Cでは2次実力チェック模試が実施されましたね。
受験された方、手応えはどうでしたか?
この時期の2次模試の活用法、道場メンバーの以下の記事を
参考にしてみてください!
《その1・その2・その3》
ところで、模試や答練、過去問を解く際に、
「この業種、あまり馴染みがないなあ」とか、
「実際の事例を知ってたら、もう少し書けるのに」なんて
思ったことはありませんか?
H24年度事例Ⅱの第4問、「南九州のあの企業では?」なんて噂も
ありますね(確認できていませんが)。
自分も「中小企業白書」や「J-Net21」等で、ナマ情報をGET!
しようと思ってはいたのですが、実際にそこまでする時間的・
精神的余裕はありませんでした。
そこで今日は、ホントに偶々目にしたTV番組で
「なるほどなー」と思える地域の取り組みを扱っていたので、
紹介してみます(取材もしくはパブリシティ?)。
■北海道
一つ目は北海道「平野畜産」です。
元々、牛肉の価格は相場に左右されやすく、収入は不安定、
時には買い叩かれることも少なくなかったそうです。
そこで、米ぬかやトウモロコシ等エサにこだわり、
肥育期間を長くして大事に育てた”八雲牛”として
ブランド化を図るとともに、生産から加工販売までを
自社で行う取り組みを始めました。
いわゆる六次産業化ですね。
さらに、八雲産黒毛和牛の焼肉直営店舗を開店し、
常識では考えられない値段で提供!?し始めたとのこと。
流通・小売の世界では、川下が強くなっているケースも
ありますが、特に一次産業の場合、川上を抑えているのは、
やはり強み。誰にでもできることではありません。
■愛知県
二つ目は愛知県大府市「げんきの郷」野菜直売所です。
ポイントは
・農家が自分で価格を決められる
・抜き打ちで品質検査を実施、売り物にならない野菜を
除くことによって、消費者の信頼を確保
している点です。
新鮮な野菜を手頃な価格で購入できるとして大人気!
売り場は早い者勝ちのようで、良い場所を取ろうと
農家の方も自慢の野菜とともに、早朝から活気に
溢れています。
この直売所だけで、何と三千万円を超える収入を得る
農家も出てきたそうです!
食べていける!となれば、後継者問題の解決にも
当然繋がります。
「げんきの郷」は21世紀の「農」と「食」のシンボルとして、
様々な取り組みを進めています。
■岩手県
三つ目は岩手県奥州市「夢の里はらたい」です。
こちらは、農薬と化学肥料の使用を抑えた地域ブランド米
「金札米」100%の米粉パンが“売り”です。
驚くほどの弾力と、独特のもっちりした食感が特徴で、
行列が絶えないそうです。
最初は、「こんな田舎で・・・」といった否定的な意見もあった
そうですが、ふたを開けてみたら県外から来るお客さんも!
こちらも、きっかけは「後継者不足」。
米に付加価値を付けた「米粉パン(当時は珍しかった)」が
ブレイクしました。
クロワッサンが評判!
■試験に関係する?
いずれの取り組みも、核となる「強み」があって、
そのうえで 創意工夫を繰り返して、
「弱み」「脅威」に立ち向かっていますね。
地域の特色を存分に活かして、頑張って欲しいものです。
今回取り上げた事例は農業に基礎を置いた事例であり、
ストレートに出題される可能性は低いかもしれませんが、
「強み」×「機会」で「弱み」「脅威」に対抗していく等の視点を
日頃から意識して情報に接することは、
特に事例Ⅰ・Ⅱには 効果があるように思います。
もちろん、「どこかで聞いた!」として与件から離れて
知識で書いてしまうのは禁物です。
引き出しに整理して、しまっておきましょう!
(P.S)
地方にお住まいの方には想像しづらいかも知れませんが、
通勤時間帯の東海道線上り電車。
ほぼ3分おきに15両編成で発車しているのに満員!
駅と駅の間隔も長めで、時にはアクロバティックな姿勢で
耐えざるを得ないことも。。しかも暑い。。
住居費用と相俟って、少子化に響いている気がします。
地方の活性化、地方の雇用を増やすこと・・・・・大切です!
いろいろ取材して全国を歩いてみたいと思いつつ。
それでは、GW頑張って行きましょう!
by せんせい
非常に共感しています。
診断士を目指した要因は、まさに6次産業化を
して、今の政府も農家所得倍増計画らしいですが、まさにその歯車になりたいと思ったわけです。
最終的には、食糧が重要になってきます、その一端になれれば。。。
また、楽しい記事お待ちしております。
受験生様
コメントありがとうございます!
「食」は生きていくために不可欠、農業はとても大切ですよね。
九州ほどの面積のオランダ、米国に次いで世界第二位の
農業輸出国だそうです。国内の消費量が違うにしても、
日本の30倍!日本もまだまだやれることは多いハズです。
診断士試験、きれいごとかも知れませんが、やっぱり
動機も大切だと私は思います。
少しずつ、じりじりと頑張って行きましょう。
応援しています!