2次試験開眼に至るまでの道のり(後編) by しん

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こんにちは、しんです。

先日、診断士2次試験界隈では有名な?岩崎邦彦先生による中小企業マーケティングセミナーが近くで開催されることを知り、飛び込みで参加してきました。
「Product out」、「Market in」ときて、今後は「Market ahead」が重要という説明等、試験勉強では得られなかった知識を得られてとても刺激的でした。(しかも自治体のイベントなので無料!)
昨今、お金をかけずに学ぶ方法が数多くありますので、読者のみなさんもそういったイベントや、この一発合格道場をぜひぜひ使い倒してください!

前置きはこのくらいにして、まずはお知らせから。

昨晩、1回目の座談会を実施しました!
4月の春セミナーに参加いただいた方や、ブログにコメントを投稿いただいた方も参加してくださり、飲食自由なことも相まって、ざっくばらんに交流できた楽しい時間となりました。
参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

THE DANKAI 2024

  • 6月11日(火) 21:00~23:00・・・終了
  • 6月15日(土) 21:00~23:00
  • Zoomによるオンライン開催!
  • 「入退場自由!」「飲食・アルコールOK!」「ぶっちゃけトークOK!」
  • お申込み先着30名様限定
  • 「1次部屋」「2次部屋」「モチベUP部屋」での座談会形式

6月1日(土)20:00~募集中!!

今週の土曜日(6/15)に2回目が控えており、まだ空きもありますので、興味がある方は以下のリンクよりポチっとお申込みください!

お知らせは以上で、ここから本編に入ります。

本日の要約

本日の要約

  • 概要:2次試験対策に専念されていて、「開眼」できず悩んでいる方を主なターゲットに、2次試験専念だった私がどのように「開眼」に至ったか、1年前の足跡を辿りお伝えします。
    (2次未受験の方は、一部過去問解説を含みますので、今回は流し読みするか、1次試験合格後に気が向いたら読んでもらえればと思います。)
  • お伝えしたいこと:ミクロな視点になりがち(与件文に飛びつきがち)な方は、仮設を立て振り返る仕組みを作ることをお勧めします。
  • キーワード:なし

上記の内容で気になる部分やフレーズがありましたら、引き続き本編もお付き合いください!

前回のあらすじ

今回は後編となるため、前編を読まれていない方は、まず以下の記事に目を通していただければと思います。

読んでいただいた方(ありがとうございます!)、お時間限られる方は、以下のまとめをご覧ください。

前回のあらすじ

  • 「開眼」したと感じなくても合格できる(15代目の約半数は「開眼」したと感じていない)
  • 自分に必要なことを着実に積み重ねることが「開眼」に繋がった
  • 遠回りに思えることも、「開眼」や合格に繋がった

余談ですが、3つ目の「遠回りに思えること」という点で、ばんが使用した参考書(中学入試を制する国語の「読みテク」トレーニング)に共感しています。「読みテク」を学ぶことが、ばんが合格するために必要なことだったんだと思います。

呼んだ?(キラッ

2023年7月末までの過ごし方

それでは、前編からの続きとなりますが、2023年7月末までの過ごし方をご紹介します。
様々なことに取り組んでいた6月までとは異なり、1次知識インプットと過去問演習のサイクルが中心となっていました。
馬力が違う未来のストレート組が、1次試験が終わった後に猛スパートをかけてくるプレッシャーを感じ、1段ギアをあげた感じです。

呼んだ?(クマー

ヒグマ(好き)が迫っていたと今思うと冷や汗だらだらですが、そんなプレッシャーの中で取り組んでいたのは以下にご紹介する3点です。

1次知識の関連付け(インプット)

それまで1次知識のインプットを続けていましたが、知識が点と点のような状態で、事例を解く際にうまく使えていないことを改めて認識し、てこ入れを行いました。
具体的は、
インプットした知識を整理しイラスト化
勤め先や普段利用する店舗について、全体戦略から業務毎の戦略(人事、マーケ等)まで順を追って分析
をおこなっていました。

こういった取り組みにより、知識を2次元で記憶できるようになり、俗にいう瞬発力(事例問題を解く際に1次知識を頭から引き出すスピード)が向上しました。

過去問添削(アウトプット)

春くらいから隔週で受けていた過去問の添削を継続していました。
それまで浴びた、自身の癖全開の解答に対する熱い添削コメントを取り入れて、自身の癖を矯正することに注力していた記憶があります。
また、他の受講生の解答が見れる環境だったため、いいところをパクるべく、積極的に眺めていました。

80分の戦い方の確立

6月頃に、カラーペン5〜6本戦法から、シャーペン一本戦法に変えたことからの続きとなりますが、自分なりの80分の戦い方を確立することに注力していました。
それまでの自己分析結果として、私は、「読むのは普通~速い」「書くのは遅い」ことが分かっていました。

書く速度については紙メインのアナログな受験勉強で多少向上してはいたものの、解答用紙への記入時間は見直し時間を含めて43〜45分としました。
最もポピュラーと思われる40分という時間より長めにしたのは、書き終わらず空欄を残すというリスクを極力なくしたかったためです。
その分削ったのは設問解釈の時間(7分程度)で、設問解釈が多少荒くなってしまったのですが、そこはトレードオフと割り切りました。

「開眼」に直結した取り組み

前編含めて今まで書いてきた内容すべてが「開眼」に繋がったと感じるものの、実際に「開眼した」と感じた際に初めて取り入れた手法をご紹介します。
それは、設問解釈時に仮説を立てた解答要素を、解答骨子を書く欄にメモする、です。

えっ、当たり前じゃんという方がいましたら、ネタ切れですのでそっとブラウザのタブを閉じてください・・・。
そうでない方へは、この文面だけだとピンとこないと思いますので、R5年本試験(事例Ⅰ 第4問 (設問1))の設問解釈時の再現メモを使って説明します。

※最新の過去問を温存している方は、ネタバレとなってしまいますので、後日読んでもらえればと思います。
※設問文へのマーキングや与件文確認後に書いた解答骨子は煩雑になるため割愛しています。

このメモを書く際の思考の流れは↓の通りです。

①当設問のレイヤーを「組織」と仮定
②解答の枠組みを仮定(この設問の場合、主語は「統合は」または「助言は」、解答要素は80字だと少し窮屈ですが2つとしました。)
③2つの解答要素の内容を仮定(この設問は組織レイヤーとしたので、組織レイヤーといえば組織構造と組織文化という流れです。)
※私は書くのが遅かったこともあり、時短and用紙スペース節約目的で「組」「構」「文」等と記号化していました。

改めて書いてみるとシンプルですが、飛びつき常習犯だった私にはこれが大きな効果を発揮しました。
もし、設問解釈を行わなかった2次試験初挑戦時にこの問題を解いたとしたら、与件文を読んで視野が狭くなったまま、「自主的に問題点を解決する風土を、社長のコミュニケーションで浸透させて、X社社員の貢献意欲を向上させる」といった具合に、組織文化100%の解答を書いていたと思います。

そこで、設問解釈時に再現メモのような仕込みをしておくことで、与件文を読んで視野が狭くなったとしても、「あれ、そういえば組織構造面で助言できることはないかな?」と立ち止まる「仕組み」を作りました。

結果として、「そういえば、A社接客リーダーは自分の店を持ちたいと思っている上に、A社社長と共にチーム作りをおこなっていたな。この人をX社の統括責任者に配置しよう」という発想に繋がり、「組織構造と組織文化を改善して従業員の定着を図る」という骨子の多面的な解答に繋がりました。
※R5年2次試験を扱うふぞろい17が未発売なため自己採点はできていないものの、85点のおーちゃんと解答の方向性は近く、それなりに点は入ったと推測しています。

呼んだ?(モサッ

前編含めて大分引っ張ってしまいましたが、遠回りしつつ構築した土台に加えて、この手法を取り入れた結果、過去問や模試で安定的に得点できるようになりました。
それに気づいた瞬間、1年前に憧れても至らず、いつの間にか忘れていた「開眼」に至ったと実感しました。

終わりに

2次試験開眼に至るまでの道のり(後編)は以上となります。
今回は、自分なりに試行錯誤した結果、たどり着いたテクニック的な内容を含めてご紹介しました。
中でも、テクニックの土台となった「仮説を立てる」という習慣がついたことがすごく役に立っていて、今実際に携わっている中小企業の経営診断でも活きていると感じています。
与件文につい飛びついてしまう方や、多面的な解答ができないという悩みに対して、少しでも参考になれば幸いです。

明日は「新幹線は動くベホマ」という意味不明なパワーワードを生み出したサトシの登場です。
道場以外に2つの団体でブログを書いているにも関わらず、読者にお伝えしたいことがあふれているようで、昨日に続きの登場です!

私のブログネタは108回分あるぞ

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