【最終局面】大切なもの

大切なものは目にはみえない

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おはようございます。こばです。
いきなり問題です。
この2つの円と直線の全てに接する円はいくつでしょうか?


答は4つと思ったあなたは要注意かも。

今週からプロ野球もCSファイナルシリーズ開幕し、セリーグではカープが25年ぶりの日本シリーズに王手をかけた。プロ野球もいよいよ最終局面に。
そして、診断士試験当日まであと9日。

2か月以上本気で対策を行った受験生はみな合格レベルに到達しているはず。
一次試験と違い、直前期の詰め込みが勝負を分ける試験ではない。
特別な試験対策は不要。

最後の週末に行うべきことは試験当日のシミュレーション。
昨年の私も週末に、MMCのスパーリングを活用して当日の試験イメージを行いました。

そこで意識したことは

予定した行動を予定した通り実行する

先週の記事で入念過ぎる事前準備は邪念に繋がると書いた通り、決めていた行動も現場対応ができるように幅を持たせていました。緊張した場面で、全ての行動を完璧に実行することは難しい。

ミスをすることを前提に、行動をすることが重要。

各工程のミスを事前に想定する。

□ミスの想定□

ミスをすることまでイメージしておけば、ミス後のリカバリーが早期に可能となる。

回答手順ミス
時間通りに実行するも、少しずつ後ろ倒しとなり時間切れ。

よくあるミスが時間切れ。
各工程時間を遵守するあまり、各工程のバッファーをすべて使い切り余裕時間がなくなってしまう。

■対策
ボトルネック工程まで最速で実行。読む・考える・書くにおいて、生産性が一番低い工程に十分な時間を確保する。
各工程でバッファーを使うのではなく、ボトルネック工程で使い切る。

回答要素ミス
良い点数をとるために、学んできた要素をすべて盛り込む。

合格したい気持ち、自分の力を出し切りたいと思う気持ちが自分よがりな回答を書かせてしまう。
相手にわかりやすい文章ではなく、回答要素の詰め込まれた漢文のような文章となる。

■対策

1.課題は持続的競争優位性確保。

2.課題は持続的な競争優位性を確保することである。

回答要素は同じ2つの文章だが、漢字ばかりの文章は読みにくい。
採点基準が明確でない以上、ミスをしないことが重要。高得点につながると思われる回答ではなく、×にされない回答を心掛ける。

読む工夫ミス
聞かれたことがしばし意味不明。

この試験の本質である聞かれたことに素直に答える。これができない問題が多く出題される。

■対策
この問題に抜本的な対策はない。
社長の言葉に想いを馳せ、質問に対してオウム返しで対応する。
答えたふりをすることが賢明。明らかな×ではないと思ってもらえることが重要。

上記のミスは一部でしかない。それ以外のミスについても一度考えてみましょう。

 

□試験当日の心構え□

試験特性および得点開示の結果からも、二次試験は実力が拮抗した中での戦いと考えられる。
心構え1つで大きく試験の結果を左右する。

冒頭の2つの円と接線の問題の答えは8つ
4つと答えた人は、目の前の問題に集中し過ぎている可能性がある。
集中すると1点に集中する傾向がある。

その状態は緊張状態とほぼ同じ、受かりたい気持ちが視野を狭めている。
試験当日は誰しも緊張する。

その緊張状態で重要なことは

緊張した場合、複数の視点から回答を検討せず結論を急いでしまう。
そうなると目先の問題に集中し、自分が気持ちいい回答を書くだけになる。

そうならないために言葉1つにとらわれるのではなく、全体を俯瞰してみる。

言葉  ⇒ 文章
文章  ⇒ 段落
段落  ⇒ 与件
与件  ⇒ 事例
事例  ⇒ 受験生
受験生 ⇒ 作問者

どこまでも高い視点で、試験を眺める。
上から眺めれば、近いとみえない大切なものがみえてくる可能性がある。

では、まとめ。

 

・週末は試験当日の事前シミュレーション。
・ミスまで想定し、当日をイメージしておくとカバーが早い。
・集中と緊張は隣合わせ、視野を狭める。
・二次試験も同じ、試験を上からみることが可能性を高める。

 

byこば

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【最終局面】大切なもの”へ4件のコメント

  1. ナナシ より:

    余計なお世話にかもしれませんが、
    冒頭「この2つの円に接する円はいくつでしょうか?」となってます。
    直線に関する制限条件が抜けてます。

    1. こば より:

      ナナシ様

      ご指摘ありがとうございます。
      記事の修正を行いました。

      1. かた より:

        すみません。
        答えを教えてください。

        1. こば より:

          かた様
          答は8つになります。

          小さい円と大きい円でそれぞれ
          接する円の
          ・内と内
          ・内と外
          ・外と内
          ・外と外

          の4種類で計8つとなります。

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