平成27年事例3からみる、1次運営管理。
事件は現場で起きているのだ!
こんにちは、カタカナ語が苦手なジャパニーズ代表のnori です。
今日のテーマは運営管理。でも、工場萌えどころか、運営管理(情報システムも)はカタカナ語やアルファベットが多すぎて、もはや何がなんだかわからない。
もちろん事例3も初めて見たときは何が起きているのかわからない。文字がだんだん記号に見えてきて、頭がボンヤリしてくるほどでした。
■事例3のツボ
年数を重ねた受験生は「事例3が得意です。」という人が多い。それは、なぜか。知識が増えるから?うーん、それもあるかもしれない。
でも、私は別の理由があると考えています。
それは事例3のツボを心得ているから。
運営管理は横に「オペレーション・マネジメント」と書いてあるように、現場のオペレーションとマネジメントが問われています。
平成20年の過去問は異なりますが、事例3では圧倒的に生産現場のオペレーションを問う問題が多い。
そう、事件は現場(工場や営業現場)で起きているんです。事例3は会社で起きている「問題」や「課題」が事例1や2よりもわかりやすく書かれています。
そこを読み落とさず、設問文に応えれば合格点。
そう、製造業の専門家であることまでは求められていないんです。求められているのは「オペレーションとマネジメント」への助言。とは言え、製造業の専門家である事業主の方と話をするには最低限の知識が必要。だって会社の現状分析ができない診断士は話にならない。
例えば、どんな知識が必要なのか。平成27年事例3を参考に見ていきましょう。
■平成27年事例3で使う1次知識
まずは平成27年事例3の事例文を確認。
サラッと見ていきましょう。
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機械加工工程と塗装工程の新設により一貫生産体制を新設
受注量の季節変動が大きい
マンホール蓋は・・・見込み生産
農業用部品や産業用機械部品は取引先からの受注が確定した製品を生産している
生産計画は、鋳造工程の計画のみが立案される
受注内容が確定した製品について納期を基準に計画し、さらに余力部分にマンホール蓋などの見込み生産品を加えて作成する
段取り回数が最小になるようにそれぞれの担当者が加工順を決めている
製造部内に改善チームを作り、生産能力向上を目的とする改善活動を実施している
フォークリフトによる製品の移動は、散在する仕掛品置き場を避けて走行している
この仕掛品によって多台持ちを行っている機械加工工程
このため、製造リードタイムが長期化し、納期遅延が生じる原因となっている。
機械加工工程がネック工程
この結果は他製品の工程分析でも同様の傾向を示していて、
稼働率は48%と低く、非稼動として停止37%、空転15%となっている。
停止は・・・段取り作業を主な要因として生じている。
空転は・・・作業員の作業遅れによって設備が待っている状態によって生じている。
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太字の箇所は要チェック。これだけで何やら色々と事件が起きていそうな予感。太字を見て、「あっ、こういうことだな。」と頭に浮かんでこなかった方はテキストで見直してくださいね。
■何はともあれ知識の確認
週末は2次試験の模試。
チェック模試を初受験してランキング上位入りを果たした友人に「どんな勉強をしたの?」と聞いたことがあります。友人は「中小企業診断士 二次試験合格者の頭の中にあった全知識」を読んだだけだと話していました。この時期で大事なことは「知識が頭から出てくるのか」の確認。2次試験のテキストで紹介されている知識をサラッと確認するのでもOK。
最後にnoriオススメの道場記事をご紹介。
まずは、焦らずきっちり現状分析を行うための知識の確認が大切
大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!
nori でした。
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