【2次道場】昨年度よりも一段上の答案を作るために

こんにちは。くれよんです。

4月も半ばになりましたcloverclover。だいぶ過ごしやすく気持ちの良い季節になりましたねhappy01
そろそろGWの2次実力チェック模試を意識する頃でしょうか? もう二度と悔しい思いをしたくない方は、絶対に上位者リストに名前を載せるぞ! と意気込んでいることと思います。

さて、TACであれば、そろそろいくつかの養成演習の答案の返却もある頃、結果はいかがでしたか?
2次道場の読者の皆さんは既に本試験も含めて幾多の事例を解いてきている方。
今の悩み所としては、「昨年度よりも一段上の答案、確実に合格できる水準の答案を作るにはどうしたらいいか?」と言うことではないでしょうか?

今回は、昨年度よりも一段上の答案を作ることについての記事です。

■質とスピード
合格水準に達するためには、解答の「質」「スピード」を高める必要があります。
そのうち、「質」は「高品質(=合格品質)」「安定品質」の2つに分類可能。

ここで、「なんか事例Ⅲみたいだ」と思った方、鋭いですsign03
“運不運に影響されない確実な実力”をつけるためには、優れた工業製品を 生み出すように答案を作成することがコツ。
つまりは、いつでも同じレベルの答案を作れる仕組みができている必要があると言うこと。

■トレーニング
先ほど説明した、「高品質」、「安定品質」、「スピード」については、 鍛えるべき順番があります。それは以下の通り。

この図にもあるとおり、まずは、合格水準の品質を作ることが最優先。その上で、 80分間で解答できるようにスピードをアップすることと、その水準を安定して
発揮できる力をつけていくこと。
いくら演習をたくさん解いたところで合格水準に満たないのでは、確実な合格は おぼつかないので、当然と言えば当然。

では、どのように鍛えていくのか。

(1)質を向上させる
高品質(=合格水準)の答案を作るトレーニングとしては、 制限時間を設けないで演習を解くことがオススメ。 その際の注意点は、以下の通り。

・模範解答を見たことがない問題をやること。
・どういったプロセスでその答案を導いたのかを明確に意識しながら解くこと。
・自分自身で、もうこれ以上の解答はない、と思うまでやること。

これによって、自分が作成できる最高の答案の水準がわかります。
この答案が合格水準に達してない方は、まず合格水準の答案と自分の答案の ギャップがなぜ生まれているかを見つけてみて下さい。
特に、「プロセス」の差という観点を意識することをオススメします。

とはいえ、自分でその差を見つけ出すのは意外と難しいものなので、 講師や実力のある合格者等に相談してみるといいと思います。

(2)スピードを向上させる
合格水準の答案とはどのようなものなのかということが見えたら、 次に、それを80分という制限時間で作成できるようになる必要があります。
ここで、皆さんが作成している「80分間の対応フロー」が活用されます。(作っていない方、ヤバイですよshock。。。)

具体的には、自分が設定した時間と実際にかかった時間を 演習の都度チェックして、その原因を探っていくこと。 (読むスピードが遅いのか、余計なプロセスがあるのか、等) 原因が見つけられたら、一次の知識を活用しましょう。
そう、ECRSの原則に則って改善です。

(3)質を安定させる
質を安定させるのにも「80分間の対応フロー」が密接に関係します。
具体的には、解答した演習を振り返る時に「80分間の対応フロー」と照らし合わせて チェックをかけます。
すると以下の2つに分かれるはず。

①フローの通りにやらないで× だった。
②フローの通りにやったけれども×だった。

①の場合、論外です。このままでは不安定な答案からの脱却が難しいです。まずはフローを遵守しましょう。
②の場合、「あー失敗した」と思う必要はありません。仕方なしです。
大事なのは、問題点を追求し、どうしたら改善するか考え、その結果をフローに反映すること。 これで、次からは一段上の対応が可能となります。
ただし、これによってスピードがダウンする恐れがあるので、 再度バランスを取り直しましょう。

■演習の取り組み方
「自分が事例を解くロボットで、『80分間の対応フロー』がそのロボットを動かすプログラムである」

これは、自分が演習に取り組む際にイメージしていた姿です。

事例と向き合った時、アドリブで対応するのではなく、プログラミング通りに動くロボットのように、 粛々と事例に取り組める状態になっていることをイメージしています。

演習を通じて、この“プログラム”を洗練させていくことで、優れた工業製品 のような昨年度よりも一段上の答案に なっていくと思います。そのためには、akiの記事でも書かれていたように、演習を大人げないほどに 真剣にやることが大事ですよsign01

ちなみに、昨年度の受験生時代、私も事例Ⅰ~Ⅳについてそれぞれ 「80分間の対応フロー」を作成していましたが、事例Ⅰ:16回、事例Ⅱ:13回、事例Ⅲ:12回、事例Ⅳ:19回の改訂をしました。本試験の会場で、これが自分を支えてくれたと思っています。

これからの演習を通じて、皆さんの“プログラム”を洗練させていって下さい。
きっと自分を支える心強い武器shineとなるはずです。

by くれよん

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