本番に強くなるためには?
みなさん、こんにちは akiです。
震災から1ヶ月、少しずつ復興の兆しが見えてきた頃に、連日の余震や原発問題…。なかなか落ち着きませんね。
私は時間があると美術館に行くのが好きなのですが、以前からとっても楽しみにしていた海外の展覧会が最近中止になってしまいました
現在の状況では、日本に作品を貸し出すことができないかららしいです。
完全にイメージだけでしょと声を大にして言いたいところなのですが…
世界や私達を繋ぐものってとても儚くて、絶妙なバランスで成り立っているんだなぁと思いました。
一度バランスが崩れると、予想もしない方向に波及してしまう
だからこそ、変わらず自分を支えてくれる人を大切にしなくちゃいけないですね
日々の生活に感謝して一つ一つ積上げて行こう!と改めて感じる今日この頃です
なんて少ししんみりしてしまいましたが、本日はブレイクタイム
合格のために必要なものについて、これまでと少し違った目線で考察してみたいと思います。
みなさんが学習を進めるにあたり、新たな気付きになれば嬉しいです
■ 自分のピークをコントロールするという考え方 ■
みなさん、本試験で合格するための要素には何があると思われますか
基本的にはそれまでの学習で積上げてきた知識やスキルがベースになりますが、それを本番で発揮できなければ、最終的な成果にはなりません。
本試験での成果=(知識・スキル)×(本番での強さ)
1年間頑張って積上げてきた知識やスキルも、本番で実力の半分しか発揮できなければ全体の成果も半分になってしまいます。
本番に自身のピークを持ってくること、これはとても重要な要素です
“本番での強さ”はメンタル面と深く関係するため、持って生まれた性格や人生経験などに起因し、一朝一夕で会得するのは難しいと思われるかも知れませんが、
自身のペースやピークを日頃から意識してコントロールしようと努めることで、その素養を鍛えることができると私は考えています
次に、実際に私が行っていたトレーニング方法をご紹介します
■ 具体的なトレーニング(例) ■
(1) 答練・模試で本番をシミュレートする
本番で力を発揮することが難しいのは、普段と異なった環境であるからです。
本番に強い体質を作り出すには、本番と近い環境を擬似的に体験することが最も近道です。
私が大好きなフィギュアスケートの浅田真央ちゃんを例に取ると、スポーツ記者に「本番に向けてどのように臨みますか?」とインタビューされると、「練習通りの滑りができるように努めます」と答えます
練習にて本番を想定した取組みを行うことで、練習と本番を区別することなく、一定の力を発揮するスキルを磨けるのではと思っています。
ここでポイントとなるのは、どれだけ本気で本番を想定するか?です
例えば、私は答練の度に以下の取組みをしていました。
・答練は必ずTAC教室で受験する。
・開始30分前に教室入りし、最終確認用のまとめ資料を超集中して詰込む。
・時計/計算機/等、本番で利用するグッズと同じものを利用する。
・問題を早く解き終わっても、絶対に退出しない。1点でもUPするように最後まで粘る。
また、公開模試ではこんなこともしていました。
・科目間の休憩時間を確認し、どこで何の科目を詰込むかを決めておく。(本番と同じスケジュールにする)
・チョコレートやお弁当等、食べ物も本番と同じ備えで臨む。
決められた時間で集中して問題を解く機会は意外と少ないものです。
答練や模試等、数少ない練習の場で大人気ない位本気になること、これが最も効果的なトレーニングであると考えています
(2) 答練・模試の点数を予想して検証する
こちらは補足的な要素なのですが、練習の場で“このくらい勉強するとXX点取れる”という感覚を磨いていくことも大切です
自身のペースを認識することで、必要な点数まであとどの位の学習が必要か、先の計画を立てることに役立てていくのです。
例えば1週間後に答練が迫っている場合、その時点での自分の完成度と残りの時間から答練での目標点数を設定し、終了後に目標と実際の点数を比較してそのGAPを分析します
・問題自体が難しかったのか?
・勉強時間をかけたが思ったより点数に結びつかなかったのか?
・思った以上に点数が取れた要素は何か?
最初からバッチリ点数を予想することは難しいですが、答練を受ける前に自分なりの仮説を立てること・立てた仮説を検証することが大切です
試行錯誤を繰り返すことで徐々に自分の”癖”を把握できるようになり、学習計画がより精緻なものになると思っています
みなさん、いかがでしたでしょうか?
基本講義最後となる中小の養成答練、GW明けから始まる怒涛の完成答練などなど、是非本番を想定してでガチで臨んでみてください
「練習は本番のつもり」「本番は練習のつもり」で取組むと、本番でより普段の実力を発揮しやすくなると思います!
では、また来週お会いしましょう
by.aki