【事例Ⅳ】事例別の取り組み方

 

親愛なる、道場ブログの読者のみなさま、こんにちは、6代目財務四天王の一人である、おとです。
(※)6代目財務四天王については、昨日のうみのリーダーの記事をご覧ください。

 

さて、今日は、10月10日、2次試験まで残り15日です。昨日のうみのリーダーの「【事例Ⅰ~Ⅲ】事例別の取り組み方」に引き続き、事例Ⅳの取り組み方について、がっつりと書いてみます。
また、この記事で2次試験前の私の投稿は最後です。そのため、事例ⅣでA評価をとるために、記事の後半に2つもおまけをつけました。最後までお付き合いください。
事例Ⅳの基本的な考え方は、私がこの道場の記事を初めて書いたときに言ったことと、まったく変わっていません。
私が事例Ⅳに対して、言いたいことはこれ↓です。
財務が苦手はな人でもこのブログを読み続けることで、財務で60点、事例4でA評価をとれるようになってもらいたい。
これまでの勉強で、A評価をとれるようになりましたでしょうか?
ケアレスミスはなくなりましたか?
頻出論点だけは、ミスなく解けるようにになりましたか?

 

 

去年の今頃、私は「ここで落ちたらどうしよう。もう一年勉強なんてやだなぁ」と思っていました。

 

おそらく、でも実際は、まだ不安な人のほうが多いとおもいます。そんな不安なあなたに、最後の悪あがきのコツを伝授します。

悪あがきの5カ条

  1. みんなができる経営分析は確実に得点を積み上げる
  2. 記述問題の白紙は絶対にダメ。なにか書けば点数はもらえる
  3. 難しい問題は、他の受験生も難しい。諦める勇気も必要
  4. 損益分岐点分析(CVP)、キャッシュフロー(CF)、正味現在価値(NPV)で勝負が決まる
  5. あきらめたらそこで試合終了です。
これらについて、ひとつづつ解説します。
Ⅰみんなができる経営分析は、確実に得点を積み上げる。
以前、「10分でわかる経営分析」でも書きましたが、ここは最頻出論点です。13個の指標をよく把握したうえで、確実に得点を積み上げてください。

Ⅱ 記述問題の白紙は絶対にダメ。なにか書けば点数はもらえる
以前、「計算が苦手な人は事例4で部分点狙いもあり」でも書きましたが、記述問題があったときは、部分点狙いのチャンスです。あたりまえですが、白紙では、得点はもらえません。なにもわからない場合でも、そこで使う公式や、考え方だけでも書けば、何点かは加算されます。その1点が合格のボーダーラインにいることを決して忘れないでください。

Ⅲ 難しい問題は、他の受験生も難しい。諦める勇気も必要
難しい問題は、深入りせずに、飛ばす勇気も必要です。この事例Ⅳの問題は、会計士でも80分で100点は取れないような問題構成になっています。難しい問題で、時間をかけるのでなく、ムリだと判断したら、すぐに次の問題に行きましょう。

参考記事:【事例IV】事例IVのことは忘れる

Ⅳ 損益分岐点分析(CVP)、キャッシュフロー(CF)、正味現在価値(NPV)で勝負が決まる
以前、「10分でわかる事例4のキモ」でも書きましたが、損益分岐点分析(CVP)、キャッシュフロー(CF)、正味現在価値(NPV)で勝負が決まります。この3つの論点は、どんな形で出題されても、最終的な答えが合わないまでも、途中式までは確実にかけるようにしてください。

Ⅴ あきらめたらそこで試合終了です。
なにもいうことはありません。この言葉通りです。最後の1秒まであきらめずに、愚直に点数を積み上げてください。

ここをクリックすると、安西先生がでてきます。

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89%E3%82%81%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%9D%E3%81%93%E3%81%A7%E8%A9%A6%E5%90%88%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82&es_sm=122&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMI646qkYG3yAIVRhmUCh3apw9p&biw=1280&bih=597

 

 

 

 

 

おまけ その① 覚えるべき13の経営指標

【覚えるべき13の経営指標 】

 経営指標 公式 意味
収益性 売上高総利益率(%) 売上総利益÷売上高×100 商品の収益性
売上高営業利益率(%) 営業利益÷売上高×100 本業の収益性
売上高経常利益率(%) 経常利益×売上高×100 支払利息等の営業外収益を含めた収益性
効率性 棚卸資産回転率(回) 売上高÷棚卸資産 在庫の効率性
有形固定資産回転率(回) 売上高÷有形固定資産 工場等有形固定資産の効率性
売上債権回転率(回) 売上高÷売上債権 売掛金の効率性
総資産回転率(回) 売上高÷総資産 総資産の効率性
安全性 当座比率(%) 当座資産÷流動負債×100 超短期の安全性
流動比率(%) 流動資産÷流動負債×100 短期の安全性
固定長期適合率(%) 固定資産÷(固定負債+自己資本) 長期資本(固定負債+自己資本)で固定負債をカバー
固定比率(%) 固定資産÷自己資本×100 返済不要な自己資本で固定資産をカバーしているか
負債比率(%) 負債÷自己資本×100 借入金の依存度
自己資本比率(%) 自己資本÷総資産×100 借入金の依存度

 

 

収益性

指標

問題点(与件から)

原因 / 影響

対応策

売上総利益率

売上総利益 ÷ 売上高(%)

商品の差別化が出来ていない。

→販売単価の下落

売上原価上昇、仕入価格上昇、販売単価下落。

競争激化、売上減少、受注減少

→売上高の減少

設備の老朽化

→ 生産効率性が悪化 → 材料のムダ、人員ムダ、諸経費のムダ →

工員の残業が多い

→工員は労務費で製造原価。

売上高↓
売上原価↑
ので、収益性が低下

高付加価値の販売

生産効率性を向上

売上高営業利益率

営業利益 ÷ 売上高(%)

販管費、人件費高騰、(営業マンの)残業が多い

→販管費が高騰

設備が老朽化

→故障がちでメンテナンス費用(管理費)がかかる

売上高↑
売上原価↑
販管費↑

ので、収益性が低下

販管費を抑制

売上経常利益率

経常利益 ÷ 売上高(%)

借入が多い
金利負担が重い営業外損失(支払利息)に問題あり

→支払利息、借入金の増加

借入金↑
支払利息分↑
ので収益性が低下

借入金返却

 

効率性

指標

問題点(与件分から)

原因 / 影響

対応策

棚卸資産回転率

売上高 ÷ 棚卸資産(回)

新規顧客の増加

→製品の作りすぎ

製品が市場にニーズと乖離

→在庫が多い

歩留まり低下

→原材料の保管量増加

製品ライフサイクルの短縮

→売れ残りの増加

在庫管理、欠品、過剰在庫

棚卸資産が増加し、効率性が低下。

生産体制の見直し
新商品の開発

有形固定資産回転率

売上高 ÷ 有形固定資産(回)

稼働率が低い

遊休資産がある

設備が老朽化

広大な敷地

売上に貢献しない固定資産があり、効率性が低下。

設備の売却(リストラ)
設備の更新
新設備の導入

売上債権回転率

売上高 ÷売掛金(回)

販売先の支払い遅延

販売先との決済条件が悪い

売掛金が増加し、効率性が低下。

キャッシュフローも悪化する。

早期回収う

決済条件の見直し

総資産回転率

売上高 ÷ 総資産(回)

その両方

棚卸資産と有形固定資産の両方が多く、効率性が低下

安全性

指標

問題点(与件から)

原因 / 影響

対応策

当座比率

(大きい方がイイ)

当座資産 ÷ 流動負債 (%)

当座資産
= 現金 + 受取手形 + 売掛金 + 有価証券 – 貸倒引当金
→ げんきん・うけ・うり・あり・だおれ

(棚卸資産は含まない)

運転資金の増加

→運転資金の不足を短期借入金でまかなう

原材料費の高騰(価格転嫁できず)

→原材料の購入により多くの現金が必要

当期純損失を計上

→不足分を短期借入でまかなう

現金↓
短期借入金↑
なので、短期安全性が低下する。

現金を増やす
売掛金を回収
決済条件を短くする

流動比率

(大きい方がイイ 100%以上)

流動資産 ÷ 流動負債 (%)

棚卸資産↓

短期借入金↑

なので、短期安全性低下

在庫を増やす

→CFの観点と逆になるので、注意

固定長期適合率

(小さい方がイイ 100%以下)

固定資産 ÷ (固定負債 + 自己資本) (%)

長期借入金の増加

固定資産↑
長期借入金↑
自己資本↓

により長期安全性が低下

固定比率

(小さい方がイイ)

固定資産 ÷ 自己資本 (%)

固定資産の増加

固定資産↑
自己資本↓

により、長期安全性が低下

負債比率

(大きい方がイイ)

負債 ÷ 自己資本 (%)

借入過多

借入金↑

利益余剰金↓

により、長期的安全性が低下

自己資本比率

(大きい方がイイ)

自己資本 ÷ 総資産 (%)

同上

同上

 

おまけ その②ファイナルペーパー

手前味噌ながら、私がこの時期につくった、事例Ⅳのファイナルペーパーです。前述した経営分析のほかに、頻出論点のまとめを書いています。

また、同じファイナルペーパーは、全ノウハウでも掲載されており、私の事例Ⅳ以外の、事例Ⅰ~Ⅲのファイナルペーパーがここ↓からダウンロードできます。

『2015年版2次合格者の頭の中にあった全ノウハウ』ファイナルペーパープレゼント

 

 

A評価をとれるように、最後まであきらめずに頑張ってください。

以上、おとでした。

 

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【事例Ⅳ】事例別の取り組み方”へ4件のコメント

  1. おと より:

    CAPさん

    コメントありがとうございます。

    昨年の2次試験では、事例ⅡでPPMがでました。

    そこを答えられなかったことで不安になってしまい、事例Ⅲと事例Ⅳがボロボロになってしまった友人がいました。

    でも、結局、事例ⅡはB評価であったので、そのまま事例Ⅲと事例Ⅳがきちんと点を取れていれば、合格していました。

    「諦めたらそこで試合終了です。」は、診断試験でも、十分に通じる真実です。

    試験官が「終わり」と言うまでは、諦めずに愚直に点数を重ねて、合格を勝ち取ってください。

  2. CAP より:

    おとさん

    物凄くモチベアップにつながりました。どうもありがとうございます!

    「あきらめたら、そこで試合終了」というのは、物凄く大切ですよね。

    ファイナルペーパーもとても参考になりました。
    ぜひこれをお守りにして、試験当日は「最後まであきらめずに」試合終了を迎えます!!

  3. おと より:

    Kentako様

    コメントありがとうございます。
    Kentako様のコメントを読んでいて、こちらの方が、「ありがとうございます」と思ってしまいます。

    このブログのオイシイとこだけをバクって頂き、自分なりにカスタマイズすることで、合格への近道になれば幸いです。

    先ほど、Kentako様のブログにもコメントしたした。

    残り少ない時間を精一杯使って、悔いのない二次試験にして下さい。吉報をまってます。

  4. Kentako より:

    「10分でわかるシリーズ」を始めとして、おとさんの記事を読むことで右も左も分からない中、行先を照らす灯りのように感じていました。事実、経営分析、CVP、CF計算はおとさんの記事を印刷していつも持ち歩いて繰り返し見ていました。笑
    おかげさまで実力も少しずつですが向上してきて、何とかボーダーラインより上は狙えそうな雰囲気になってきました。本番ではとにかく焦らない、難しい問題は周りもできない、確実に加点(ヒット)を重ねていくという姿勢で臨みたいと考えています。
    恐らく、このような良記事を執筆されるに当たっては膨大な時間を投資して頂いているのだと思います。私はそれを拝見して、オイシイとこ取りするばかりです。この御恩は合格の報告をもって報いたいと、敢えて書いておいて背水の陣で挑んで参ります。本当にありがとうございます。

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