それでもやっぱり事例Ⅳがどうしても苦手な人の「これだけやれば大丈夫」的な・・・。

 

親愛なる、道場ブログの読者のみなさま、こんにちは。6代目財務四天王の一人である、和尚でございます。

(※)6代目財務四天王については、先週金曜日のうみのリーダーの記事をご覧ください。

さて、この四天王っていう仏さんをご存知でしょうか。寺で一番大事な「本尊の仏様」を守る、守り神、ではなく守り仏とでも申しましょうか、
主となる仏様の周りの四隅におられ、四つの方角を守る人々であります。

その名前は

東:持国天
南:増長天
西:広目天
北:多聞天

語呂あわせの覚え方は「地蔵買う(こう)た」。

トンナンシャーペイの順で、「持」国天(じこくてん)、「増」長天(ぞうちょうてん)、「広」目天(こうもくてん)、「多」聞天(たもんてん)。

はい、すぐに暗記できましたね。

和尚がどの天に遇されるかはリーダーのみぞ知るといったところですが、和尚としては、奈良の興福寺あたりの四天王がグッときますので、その中のどなたでも遇されて結構でございます。

さて。

興福寺を含め四天王の仏像を見ますと必ずと言っていいほど、足の下に
「邪鬼」
と呼ばれる悪魔ちゃんみたいなのを踏んづけて懲らしめてます。

「読者の皆さんが財務をこの四天王がやっているみたく踏みつけて、苦手意識を払拭できるような可能性溢れる記事を書け!」

とリアルでも和尚を踏みつけてリーダーがおっしゃいましたので(嘘)、タイトルはまんまリーダーのおっしゃる通りとさせていただきました。

でも、この道場で仏像の話をするとは思わへんかったです、リーダーの無茶ぶりもメンバーをノセるツボをを良く理解してらっしゃると、脱帽する次第。

 

さーて、今週のおしょうさんは~


1.改めて「それでもやっぱり事例Ⅳがどうしても苦手な人の「これだけやれば大丈夫」的な・・・」

2.今週の財務はこれだ!

3.編集後記

で、お送りしまーす!

 

1.それでもやっぱり事例Ⅳがどうしても苦手な人の「これだけやれば大丈夫」的な・・・

はい、このタイトルが示す「」ということについてちと考えてみます。

いったい、「苦手」ってなんなんでしょうか。

たぶん、この世の中で苦手な人が一人もいない幸福な人はまずいないでしょう。ではこの苦手についてどのように対処すればよいでしょうか。

これについて和尚は

「慣れるしかない」

としか申し上げようがないと考えます。私もイヤーな人はいます。でもね、和尚は変わってて「避ける」ということは基本しません。嫌いな人ほど接していくというあまのじゃくな私。なんでおいらはこいつのことこんなに腹立つんだろ。なんて。だからあ、そそ、あともう一つ工夫としては

「その人間のどこが嫌いか徹底的に考える」

ことでしょうかね。(でも今そういう人のことを考えたらリアルでムカついてきた! 人間ができていない和尚がいます)

この二つ、財務に関しても言えることで、まず前者。

財務はこの道場でもいろんな人が言っている通り

「毎日やる」

ことが大事で、この期に及んではこの「慣れ」度合、毎日数字に接しているか、電卓に慣れているか、計算問題や設問の「引っかけ」に対処できるか、あとは

「財務の根本の考え方&語句の用法を、正確に理解し、使えるのか?」

ということに慣れていく、これしかないのかな、と思っています。

後者については、人間関係の方がちょっと楽かななんて感はありますが、すなわち

「俺は、どうしてあいつのことが苦手なんだろう」

ということを分析すれば、次回その人に対する接し方を変えることで向こうも対応を変えてくるから、やりやすい(いや、ドツボにはまることもあるよね)けど、財務の場合は徹底的に自分との対話をすべきではないのかな。すなわち

「俺は、財務の問題のどこが苦手なんだろう」

という内観が大事なんじゃないだろうか。そしてその苦手部分を愚直に繰り返して解く・・・。

前言撤回!財務の克服は自分自身と向き合うだけ。だから自分の努力の結果がまずストレートに結果としてフィードバックしてくる。しかし、人間関係で言うのであれば、自分が努力しようとも相手がなびかねば、その努力は水の泡。。。

ということは、人間関係より、自分との闘いのほうが数段楽・・・と思いませんか?

これからの残期間、苦手な財務に毎日少しでも触っておく、ということをお勧めしておきます。苦い薬も慣れれば・・・ね。

その一助となるべく、和尚の財務はこの後の2章に続くことになるのであります。

 

2.今週の財務はこれだ!

これ

をご覧ください。いつぞや道場で申し上げたCVPのお話です。概念的にはなにも難しくないのですが、これ、教え方やテキストが悪いと言わざるを得ない。最初から損益分岐点の式をドカーンと出すため、非常に分かりにくい概念ではないのかな?とかいらんこと思っちゃいます。むちゃくちゃえらっそうなお話なのですが、この二つのリンクで私が申し上げたいことはすべて網羅しているかと。。。

多分予備校とか、財務本では言わないことを書きますが、CVP分析の目的はなにかと申しますと、あくまで和尚なりの解釈ですが

①コスト構造はどうなっているかを分析する

②そのコスト構造を把握した上で、儲けが出る売上高はいかほどかを計算する

というのが目的です。これを書いていないテキストが多すぎるし、某予備校ではこのこともすっとんじゃう、というのが和尚の文句です。そもそも計算式の暗記だけで財務の本質なんてわかりっこないし、ましてやそういう対処法だけでは、財務分野の企業分析なんて到底おぼつかない。

話は大きくなりましたが、こういう「根本のところ」を知っておく効用は事例Ⅳのような応用系の財務問題にはひどく有効ではないか、とそう思うわけです。またわからん問題が出ても相応に対処することは可能であります。第3章につづきます。

 

3.編集後記

和尚がここへ来て、抽象論ばかり申し上げるのには意味があります。これは、事例Ⅳにかかわらず勉強会などを拝見しててロジックやテクニカルなスキルは相当におありになる方々はたくさーんいるのですが、なんだか解答がぶれている感じがあるなと思ったからです。

事例Ⅰ~Ⅲであれば、その根底を貫く思想はなんなのか。

これは某勉強会で申し上げましたが、財務力や人的物的資源に劣る中小企業がどのようにこのパラダイムシフトが連続する時代を乗り越えていくのか?それには手持ちのある「強み」を大いに伸ばして、国内ライバル中小企業&大企業、加えて新興国などと戦っていくしかない、ということを中小企業庁は言いたいのではないか、と実務補習中に中小企業白書を読んでいて思い至りました。遅いんですけど。

白書で取り上げる事例企業はその方向性、というかストーリーは上記の通りで、素人の私が読んでも明らかです。この視点を持ちながら「この企業は一言で言ったらなんなんだろう?」ということを考えつつ、その事例がもつ

「あるべきストーリー」(上記の黄色いところね!)

を当てはめていくことが大事なんではないかと、そう思いました。

では、事例Ⅳはどうなのか?

これは前から申し上げている通り、

 「どうやったら儲かるの?」
の視点をベースに置きつつ、例えばCF計算書ならCF計算書、CVPならCVPの根底に流れる哲学を理解した上で、そのレギュレーションを理解する。(リンク先を是非ご覧ください)

CVPでは変動「費」率と固定費の概念を腹落ちさせねばなりませんし、CFでは何がしたいの?と聞かれれば
「本当に手持ちのお金が増えたのか、ていうことが知りたいんだよ!」
と即答できねばなりません。あくまでその上での営業CFなり、引当金の戻し入れ、ということを理解しないと、計算だけ出来て、財務に関してはなーんの助言も出来ない診断士、ということになっちゃうでしょう。

公認会計士や税理士の試験ではない「財務」を課している診断士試験の意義はなんなのか、それは細かいことを分析する(ことも出来るにこしたことはありませんが)ことではなく、社長とともにいかに儲けられる体質を作っていくか、というのが意義,ではないでしょうか。

 

 

さて、2次試験までの和尚のブログもこれが最終回です。いい足りないことも沢山あります。故に、泣きの1回、おまけ、といっては向こうが怒りますが、ここの10月18日(日)の夕方6時トワイライトファイナンシャルアワーが皆さんに最後のメッセになるんじゃないかなーなんて考えております。

(もしかしたら、名古屋の方は試験当日お目にかかれるかもしれませんが・・・)

逆張りの和尚はこれからの10日間はエンジンのクールダウンの時期だと考えます。

エンジンもレッドゾーンばかりで回しすぎると肝心の本レースでは焼けつきますよ!

和尚は去年結石で勉強が手に付きませんでしたがなんとかここにおります。だから、万一いま体調崩されている方、むしろヒートアップしないからいい!とポジティブに考えて臨みましょう、

その辺のペース配分も考えて貴重な残期間をお過ごしくださいませ。

合掌。

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