二次試験の80分間タイムマネジメント

こんにちは!おはともです。
9月も下旬になりましたね。
夏が過ぎ、すっかり秋の気配。。

いよいよやってきますよ
そう、診断士二次試験(筆記)が!

 

8月にこの記事でお伝えしたように、いまは第2期の後半です。
二次試験初学の方は、手探りながらもご自分の勉強方法が固まりつつある時期でしょう。

でも、これから何をしたらいいの?
何をすれば合格できるの?
今の自分に足りないものって何?

そんな疑問とお悩みは尽きないですよね。
ここから本試験までは直前期。
ひとりひとり「自分に何が足りないか」を見極めて、
やるべきことに注力できるかどうかが試験の結果を左右します。

つまり、受験生のやるべきことはひとりひとりみな違うのです。

問題演習も、テキストも、受験校のカリキュラムも、講師のアドバイスも
すべてあなたがその中から取捨選択するための材料にすぎません。

今日私からお伝えするのは「80分間の時間管理」です。

みなさん、すでにお気づきだと思いますが
すべての問題をきちんと解くためには

80分ではやや時間が足りない

ということは、
・何をやるか
・何をやらないか
を取捨選択し、計画的に80分間をマネジメントできるかどうかが成果を左右するということです。

ちょっと話はそれますが、
「7つの習慣」
では「重要事項を優先してスケジューリングする」

ことを勧めています。
7つの習慣では1週間単位で計画を立てることを勧めていますが、
診断士試験では80分間を計画的に使うわけです。

限られた「80分間」という器の中に何を優先して入れるのか。
それを試験開始後、最初の10分で決定してから、処理を開始するのです。

では、具体的にはなにが最優先事項なのでしょうか。
それを判断するためには、皆さんが目指すゴールを確認する必要がありますね。
皆さんが目指すゴールとは、診断士二次試験に合格することです。
言い換えれば、4事例トータルで合格点を確保することです。
決して、満点を取ることではありません!
そもそも満点なんて取れません。取る必要もありません。

そうであるならば、トータルで合格点(60点)を取るために必要なことを最優先に行うべきです。

では合格点を取るために必要なこととは何でしょうか。
それは、一次試験と同様に
難易度A~Bランクを確実に取り、
Cランクを半分取り、
D~Eランクを捨てる

判断をすることです。
80分間で取れる問題を確実に取ることです。

本試験後、各受験校から模範解答が発表されますが、
比較してみると、各校とも解答がほぼ一致している設問と、解答の方向性が割れている設問があります。

つまり、そのような設問は受験指導のプロですら解答の方向性に迷うぐらいですから、受験生の大半が点を落としているはずなのです。

本試験会場では、そのような
「解答の方向性を定めづらい」問題を見分けて、
優先度を下げる
という対応が求められます。

では「解答の方向性を定めづらい」問題とはどんな問題でしょうか。

皆さんが過去問などを研究して発見するのも良いのですが、
それも途方もない時間がかかりますから、
一つ、私が分かっていることをお伝えしますね。

「将来に関し、提案助言させる問題」は難易度の高い問題
すなわち「〇社はこれから何をしたらいいか、提案せよ」系の問題です。
これ、私苦手でした。
おそらく設問と問題本文の中にヒントがあるはずなのですが、
それを見つけるのは容易ではない。

このような問題よりは、
「過去にやってきたことや事実を見つけて書きなさい」系の問題のほうが
解答を特定しやすい傾向にあると思います。

ただし上記どちらも例外はあります。
過去にやってきたことを聞かれているが、本文中に根拠がはっきり書かれていないケースだってあります。そのような場合には難易度が上がります。

でも、やっぱり提案系は総じて難しい問題が多いように感じます。
設問文を読んで、およそどんな解答になりそうか想定・予測が出来る問題のほうが点が取りやすいと思います。

例えば

【平成26年 事例Ⅲ 問2】
C社の切削工程で問題視されている加工不良率の増加について、
その改善を図るために必要な具体的対応策を100字以内で述べよ。

上記の問題であれば、
切削工程に関する記述の中で、
なにか「うまくいっていない」「管理されていない」等
Badなことが書かれているところを発見し、
それを改善する方法を書けばよい

想定できますね。

このような問題はABランクと位置付けて、
優先的かつ確実に片付けるべきでしょう。

これからの直前期
「より良い答案を書こう」「より高い点を取ろう」という気持ちが強くなっていく
と思いますが、
良い点を取るとは、すなわち難問に捕まって時間をロスしないことでもあります。

すべての設問にベストな解答を書こうという意識を捨て、
難易度の高い設問には力をかけすぎないという作戦を取ることで、
一日4事例という長丁場の試験でも、
最後までご自身のパフォーマンスを十分に発揮できるはずです。

それでは今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。

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