そのフォーム、あなたにあってます?

 

なごです。
桜の季節が終わり、葉桜をはじめ新緑がきれいな季節となりました。暖かい日が続く中、たまに気温の下がる日もあり、ちょっとした気のゆるみが体調不良を起こします。これからの時期、体調管理には気を配ってくださいね。

 

さて、ストレート合格を目指す方は1次試験の各科目に取り組んで見えることと思います。そろそろ1週目のゴールも遠目に見え始めており、日々努力に余念がない、そんな時期ですよね。まずは頑張って目の前の科目をクリアしてください。この時期、まずは一歩ずつ前進すること、それが合格への一番の近道です。

 

 

そんな中、今日は昨年、残念な結果に終わり、今年に勝負を賭けている方たちへのメッセージです。

 

 

1次試験終了後、8月から10月まで必死に2次試験を勉強したと思います。そしてその結果として出た判定結果。皆さん自身の実感は如何だったでしょうか。予想通りの結果でした?

 

ちなみに私は一年目「ACCA」でした。

 

試験後の私と言えば、後悔ばかりが先に立ち、2次の問題を見ることにずっと拒絶反応。4月ごろまで勉強するのも自分の受けた年の過去問が載っていない1年前の問題集を使っていたくらいでした。

とは言っても自分自身の現実逃避というのは分かっていましたので、まずはC判定だった事例Ⅱ、事例Ⅲを必死にやったのですが、これがどうもうまく行かない。この時期はずっと試行錯誤を繰りかえす日々。

 

 

で、ふと思ったんです。

 

 

「そもそも俺の解き方って、これでいいんだろうか?」

 

 

それまで問題文だけ最初にさっと目を通し、あとは与件文から回答に該当すると思われる文字をピックアップし、回答を構成していくスタイル。予備校で教わった解き方を忠実に守っていました。

 

 

でも何度解いても、模範解答と見比べるとキーワードの漏れはたくさん、回答根拠も使うところがバラバラ。はっきり言って、回答の精度がまったく定まっていないことは自分自身が一番分かっていました。

 

 

でも、あと一年もあるんだから、そのうち打率も上がるだろうと現実を直視していなかったのが現実。でも自分の中でこのままではいけないだろうということは、うすうす気が付いていたと思います。でも予備校の解き方から離れるのが怖かった。

 

 

でもこの時期、もう一度、自分の中での≪回答作成のプロセス≫を、ゼロから作り直してみようと思ったのです。

正確に言えば、予備校の先生に言われたことのまねをするのではなく、自分自身の回答方法を考えてみよう、と。

昨年8月から構築した自分なりの回答のお作法をいったん捨てました。

 

 

 

そのうえで、まず越えなくてはいけない自分の不得手な部分は2か所。

 

  •  分かりやすい文章が書けない(文脈に飛躍がある)
  • キーワードの抜き出しが下手

 

そのため問題文を最初に読み、与件文を読む前に回答文の構成を想像、文章の骨組みだけを先に組み立てるという、解き方の作法を変えてみたのです。また構成を頭で考えるだけでなく、具体的に余白に四角いマスを何個か書き、その上に例えば

 

「誰に対して」

「どんなことが起こり」

「何が変化したため」

「どうなったか」

 

のように、具体的な起承転結の文章項目を、与件文を読む前に枠組みだけ作ってしまい、そのあとから与件文を読んでキーワードを探しに行く形に変えました。

こうするとキーワードの抜出漏れが少なくなることはもちろん、私自身の弱点であった文章としての抜け、理論の飛躍などによる迷文(?)が無くなり、意味不明な文章構成が格段に減りました

 

皆さんに私自身の解き方が合うとは到底思いません。

 

 

 

でも一つだけ言えるとすれば、

「今の解き方で本当に大丈夫か?」

と自問してみることも、今の時期なら必要なんじゃないかと思うのです

 

 

野球で言えば、1次試験終了後、とりあえず固めた打撃フォームで、オープン戦(予備校模試)もそこそこに、いきなりの実践でヒット(合格答案)を打てるストレート生も確かにいます。

 

でも、それが出来なかったのなら、今こそ打撃フォームを再度見直し、最も自分に合ったフォーム(解答手段)を手に入れてほしいと思うのです。それがあと半年ある多年度生の最高の強みでもあります

 

 

先日の日経新聞にも王貞治選手の記事が連載されていました。3年目にしてやっと見つけた一本足打法。開眼した瞬間、ボールが急に飛ぶようになったとの内容。

 

 

まさに今、今年の2次試験に向けて努力している皆さんと同じ状況なのではと思っています。

 

 

私が打撃フォーム(回答方法)を改良したのは正確に言うと6月でした。そのあと練習を重ね、自分なりに納得がいくスタイルが確立できたのが9月末。

 

もうすでに模試などは終わり、試せる場は本番の1回のみでした。多くの方が2次対策で1年は長すぎると言われていますが、私にとってはむしろ短すぎるくらい。それくらい中身の濃い1年間の学びだったと思っています。
今の勉強、もし迷いがあるなら、一から見直してみるのも良いと思いますよ。今なら解き方のプロセスを作り直して、いろいろ試行錯誤して、自分のものになったころ、ようやく8月くらいでしょうからね。

 

 

自分にとって最良のフォームを、皆さん自身で見つけてください。

 

その努力は必ず報いられると信じています。

 

 

「今日も努力の貯金をしていますか」

なごでした。

 

 

 

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