【ラスト4週】解答プロセスの更なる安定化に向けて

ごぶさたしています。

butaoです

8月に1次試験が終了したばかりの頃に何を書けばいいのかわからない状態だった方々も、
最近では回答が書けるようになりつつある状態ではないでしょうか。

私は昨年の今の時期、おおむね回答は書けるようになりつつあるが、
たまに大事故を起こし、ひどい結果となる状況でした。

そこで課題となったことが、回答の安定化でした。
その課題の克服のために、 自身が大事故やミスを起こす原因を改めて再認識し対策を講じました。

今の時期の皆様に置かれましても更なる回答の安定化のために、
自身の弱みを明確にし、対策を講じることが重要ではないでしょうか。

しかし、自身の弱点の明確化は自分だけでは難しい面が有ります

そこで、今回はよく陥る問題点とその対策を私からチェックリスト形式で提示します
自身が普段漠然と抱えている課題、問題などを思い浮かべて頂き、 チェックリストの中に当てはめてみてください。

皆様の課題がたとえ、チェックリストに当てはまらなかったとしても、
自身の課題をチェックリストで比較することで、自身の課題の明確化が進むでしょう。

なお、チェックリストは、当ブログでよく言われている、
読む力、考える力に沿った形で提示していますのでご留意ください

当てはまらなかった方は、自身の課題をコメント欄に記入頂けますと幸いです。
コメントいただいた悩みに対する対応策を検討させて頂きますし、
次年度以降のチェックリストにも反映をさせて頂きます。

***以下、チェック編***

■1)読む力

1-1)何が問われているかを把握すること
そもそも設問の要求を見落としている場合と、見落としてはいないが、解釈に問題がある場合があります。

CHECK①設問の制約条件を見落としている
採点コメント例:「一般論でなくA社ならではの理由を書きましょう」

CHECK②設問の制約条件を正しく読み取れていない
採点コメント例:「課題ではなく、問題点を答えましょう。」

1-2)問われていることの情報を探すこと
そもそも与件文を見落としている場合と、
見落としてはいないが、設問との対応付けを間違えている場合があります。

CHECK③与件の情報を見落とす
採点コメント例:「XXという情報は拾いましたか?」

CHECK④与件と設問の対応付けを間違える
採点コメント例:「これは第X問で答える内容です」

■2)考える力

2-1)探した情報から言えることを考えること
探してきた情報のただの羅列になっている場合と、
羅列ではないが分類軸に問題がある場合があります。

CHECK⑤与件文からつまり何が言えるかの記述がない
採点コメント例:「つまりA社の強みは○○力、というキーワードがあるといいです」

CHECK⑥切り口が多面的でない
採点コメント例:「プラス面だけでなく、マイナス面の観点は?」

2-2)考えたことを因果で繋ぐこと
因果の繋ぎ方に問題がある場合と、繋いだ因果の中にいれる内容に問題がある場合があります。

CHECK⑦因果の間が不足する(Why?)
採点コメント例:「因果関係が分かりません」「なぜ?」

CHECK⑧因果の先が不足する(So what?)
採点コメント例:「改善策による効果まで答えたい」

CHECK⑨実現性や実効性の低い提言になっている
採点コメント例:「これで課題を解消できますか?」「この企業の資源でできますか?」

CHECK⑩一次知識が不足している
採点コメント例:「XXはそういう意味ではありません」「基礎知識を入れましょう」

***チェック編終了***

いかがでしたでしょうか。 ご自身の問題意識に引っかかる部分はありましたでしょうか。
以下、それぞれの問題点について対応策、参考になる記事を記述します。

***チェック編に対する対策編***

■1)読む力

1-1)何が問われているかを把握すること
CHECK①設問の制約条件を見落としている
⇒注意する表現にマーカーなどで印をつける。
以下の記事が参考になります。
【事例1~3】1年前の自分にアドバイスしたい3つのポイント

CHECK②設問の制約条件を正しく読み取れていない
⇒過去問をざっと眺めてみて、何を聞いているのかわかりづらい設問をピックアップします。
それらについて予備校や合格者はどのように解釈して回答したのかパターン化します。
以下の記事が参考になります。
【2次対策】45分で身につく能力

1-2)問われていることの情報を探すこと

CHECK③与件の情報を見落とす
⇒使用した与件文には色を塗るなどで、使用していない与件文が一目でわかるようにします
以下の記事が参考になります。
【読む力強化】うっかり防止でちゃっかり合格

CHECK④与件と設問の対応付けを間違える
⇒与件分Aは設問1に使える!と決めつけず、1と2に使えるかもしれない!と解釈を広げます。
以下の記事が参考になります。
【二次試験】レシピを選びましょう

■2)考える力

2-1)探した情報から言えることを考えること

CHECK⑤与件文からつまり何が言えるかの記述がない
⇒過去の予備校の回答からキーワードを抜き出しパターン化します。

CHECK⑥切り口が多面的でない
⇒予備校や合格者の回答から、フレームワークを抽出しましょう。
以下の記事が参考になります。
【事例Ⅰ~Ⅲ】各事例の特徴をつかもう!
【二次試験】得点アップのための3ポイント

2-2)考えたことを因果で繋ぐこと

CHECK⑦因果の間が不足する(Why?)
⇒答案を書く前に結論を支える理由、その理由を支える理由をチェックし、
論理が後ろから繋がっているか確認します。
以下の記事が参考になります。
【事例1~3】1年前の自分にアドバイスしたい3つのポイント

CHECK⑧因果の先が不足する(So what?)
⇒回答を書き終わった後に設問文を読み返す時間を作りましょう。設問の答えになっているか分かります。
以下の記事が参考になります。
【事例1~3】1年前の自分にアドバイスしたい3つのポイント

CHECK⑨実現性や実効性の低い提言になっている
⇒設問には、問題に限らない中小企業ならでは、事例ⅠからⅢならではの共通の制約条件が存在します。
それを意識しましょう。
以下の記事が参考になります。
【いざ攻略!事例Ⅲ】”流れ”を掴め!
 【事例Ⅰ~Ⅲ】過去記事使って事例別特徴特集
『中小企業』診断士の試験です。

CHECK⑩一次知識が不足している
⇒1次試験で学んだ知識を2次試験で使用できる形に整理します。
⇒分野軸ではなく、問題軸打ち手軸で知識を整理します。
以下の記事が参考になります。
 【2次試験】考える力を身に付けるとは

*******

いかがでしたでしょうか。

自身の至らない部分を振り返る際には、 上記のようなチェックリストで比較すると明確化しやすくなります。

そこには情報(他にありそうなミス)の比較というプロセスが入るためです。

情報は比較することで、

私の課題はリストAではなさそうだ。
私の課題はリストBではなさそうだ。
では、私の課題は・・・

という風に、思考が深まりやすくなります

私も昨年度のこの時期は、
上記のようにチェックリストに自身の状況を当てはめてみて、
解答プロセスを安定化させました。

以上butaoでした

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