【渾身】企業経営理論 得意分野を作りましょう

こんにちは。ハーンです。

 

5月ももうすぐ終わり。早いものですね。これから徐々に暑くなります。私の場合、寒さには比較的強いのですが、暑いのはとにかく苦手で一次試験は、暑さで苦労しました。

 

幸い、エアコン風には強いので、座席がエアコンの吹出口に近いといいなぁ、などと他の受験生と全く違うことを考えていました。

 

いずれにせよ、心地よい春から夏に向けて体調を整えるのが大変になってきます。まずは体調第一で頑張りましょう!

 

さて、今回の渾身シリーズは「企業経営理論」です。

企業経営理論は二次試験にも直結する科目であるということで、この科目を苦手にしたくないという受験生の方は多いと思います。

なお、合格後の実務補習においてもこの科目で学んだ「SWOT分析」「アンゾフの成長ベクトル」などの知識が使えました。

 

こうしたことから、「企業経営理論」を頑張って勉強しなくては!となるのですが、私もこちらの記事にあるように、一次試験と二次試験ではずいぶん質が違うという印象を持っています。(一次試験、二次試験、実務補習での違いについては、またどこかで記事にしたいと思います)

 

ということで、私の思う企業経営理論について記します。

 

◆一次試験について◆

 

中小企業診断士の受験を決めて最初に「企業経営理論」という言葉を聞いたとき、経営戦略に関することかな、と思いました。

しかし、この科目の勉強を進めていくにつれて、非常に幅広であると理解しました。

そして、この科目は大きく分けて3つに大別されます。

 

・経営戦略

・組織

・マーケティング

 

私の場合、一次試験においてこの科目と法務はなぜだか分かりませんが、60点を微妙に超える水準で安定していました。

一方で、高得点を取って貯金ができるという感覚もありませんでした。

この科目に関しては、以下のプラス要素とマイナス要素が混在していると状況だったと思います。

 

【プラス要素】

・経営戦略と組織は、自分の仕事のキャリアから親和性を感じていた。

・問題文をしっかり読めば、知識がない(分からない)問題でも2択までは絞りやすい。

 

【マイナス要素】

・マーケティングは戦略や組織と比べ苦手意識があった。

・2択まで絞った後、絶対こっちという確証が持てない問題が多かった。

・問題の文章が長く分かりにくいため、ひっかけ問題がありそうな気がしてならなかった。

(ひっかけ問題の多寡で難易度調整可ということがこの記事のように推測されてますね)

 

こうした要素が掛け合わさって、それなりに得点できるが高得点は難しいということになっていたのではないかと思っています。

 

ということで、私の場合は、こちらの記事にもあるように、一次試験の企業経営理論を質より量ととらえて、広く浅くとい意識で勉強しました。今、昨年を振り返ってみて2点留意してたら良かったと思う点を以下に記します。

 

◆2次試験との関連◆

 

「あくまで私個人の感覚」かもしれませんが、一次試験の科目と二次試験の事例Ⅰ~Ⅲについては、以下のイメージです。

 

 

黄色が「企業経営理論」に該当する部分です。

一次試験を通過した後、二次試験対策を始めたのですが、財務・会計の延長線上にある事例Ⅳは除く事例Ⅰ~Ⅲについて、取り付きやすかったのは事例Ⅰ、逆に取り付きにくかったのは事例Ⅲでした。

 

これは、一次試験における得意・不得意が、組織>流通・マーケティング>生産の順だったことが反映されています。

 

そして、これが企業経営理論の一つのポイントではないかと思っています。「戦略」「組織」「マーケティング」の3分野のうち、「どれか得意分野を作っておく」ことが重要だと思います。

そうすることで、安定した得点源を作り出すとともに、大崩れしない状況が作りやすくなると考えます。また得意分野に関連した二次試験の事例については、スムーズに学習に入りやすいメリットもあると思います。

ちなみに、この図からすると、「戦略」を得意にする=二次試験の事例Ⅰ~Ⅲで全て活用可能?に見えますが、二次試験で問われる戦略の部分は、範囲が限定される印象です。

 

裏を返せば、戦略・組織・マーケティングをバランスよく理解できれば、事例Ⅰ、Ⅱについて優位に立てたのではないかと思っています。(反省を込めてそう思います)

 

◆集中力の持続について◆

 

あと、この科目は1日目の午後一番からの試験で90分に及びます。

多年度生の方はご承知済だと思いますが、初学者にとってはこれが非常に曲者で、

・真夏の暑い時期の試験

・昼食を終えて、お腹一杯で眠くなる

・読みにくく長い文章を90分間読んで答えを考える

 

という、集中力が保ちにくい状況がそろっています。

私は、模試は1度だけ受験したものの、本試験ではあまり深く考えず、昼食をお腹一杯思いっきり食べたいものを食べました。(笑)

結果、眠さと向き合うことになりましたが、一方で空腹でなかったので、90分間耐えられた気もしています。

 

人それぞれ集中力を維持する方策はあると思いますが、初学者の方は何らかの対策を事前に考えた方がベターだと思います。

 

なお、「長く読みづらい文章」については、月並みですが「数をこなして慣れる」ことで、「脳のスタミナ」をつけておけば良かったと思っています。

 

◆今日の要旨◆

戦略、組織、マーケティングのうち、まずは得意(好きな)分野を作ること。それが一次試験で大崩しないことにつながる可能性があるだけでなく、二次試験対策で取り付きやすい事例が存在することにもつながる。

・過去問などを解いて長文になれるとともに、試験当日は体調を万全にして集中力を維持するための対策を行うべき。

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。ハーンでした。

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