【渾身】運営管理の計算問題を得点源にしよう
こんにちは、オーケーです。
受験機関に通学されておられる方は完成答練の真っ只中ですね。
完成答練は本試験同等の難易度に設定されていますので、得点が伸びずに思い悩んでおられる方もいらっしゃるかもしれません
完成答練の得点に一喜一憂するのは得策ではありません。良いも悪いも冷静に分析することを心がけたいですね。
僕の場合は、ゴールデンウィークにしっかりと対策をとった財務・会計の得点がようやく上向いてきたこと、科目ごとの得点の高低はあるものの足切りを回避しつつ全7科目で基準点を「うっすら」超えたことで、大枠の戦略に間違いがないことを確信することができたのが完成答練1周目でした。
直前期で実力はぐっと伸びていきます。冷静に現状と目標との乖離を分析して、自分自身の学習計画を回していきましょう
本日のテーマは【運営管理の計算問題を覚えるコツ】
さて、本日は渾身シリーズから「運営管理」をお届けします。
ふうじんのこの記事でも言及しているように運営管理は暗記の側面が強い科目の一つと言えます。
出題形式を見ても用語を単純に入れ替えただけのような「チープな」問題も一定数存在します。
例えば、5Sの中の清潔と整頓の意味を入れ替えて正誤を判断させるようなものです。このような問題ほど、受験生の多くが「あれー、どっちだったかな」と迷ってしまうものです。
いかにも引っ掛けやすいこのような論点は、答練含めていっぱい間違えておきたいくらいです。
僕は「間違いノート」を作成し、間違えた真因を記録していました。本試験で同じ過ちを繰り返さないためです。
そんな暗記の重要性を感じさせる運営管理ですが、例年2問から3問は計算問題が出題されます。
この計算問題はコツさえつかめば、得点源となるものですから、苦手意識を持たずに攻略してしまいたいところです。
代表的な計算問題は…
- ラインバランス効率
- 余裕率計算 内掛け法と外掛け法
- 商圏分析 ライリーの法則、ライリー&コンバースの法則
- GMROIと交差比率
- 値入高予算 売価値入率と原価値入率
- 在庫高予算 基準在庫法と百分率変異法
などがあげられます。この内、下3つは頻出ですね。
本日は覚えるためのちょっとしたコツを2つご紹介したいと思っています。
①余裕率計算と値入高予算は共通の覚え方で攻略を!
まず、値入高予算からおさえていったほうがわかりやすいと思います。(テキストでは余裕率計算が先に出て来ると思いますが…。)
売価値入率と原価値入率の2つの計算方法がありますね。こちらは「売価『に対する』値入率」「原価『に対する』値入率」と言葉通りの解釈ですぐに計算できます。
こちらを頭に入れた上で、余裕率計算に参ります。
余裕率計算にも外掛け法と内掛け法の2つがあるのですが、先ほどの値入高予算とは異なり、言葉だけではぱっとわからないため混乱してしまいがちです。
そこで「暗記」のためのコツなのですが、”外には原っぱ”と覚えましょう。
「外掛け法は原価値入率と同じ手法」ということです。
このフレーズさえ覚えていたら、あとはボックス図を書いてあげると計算がすぐに出来ますね。
②在庫高予算のポイントは「ブレ」!
在庫高予算の計算問題は、昨年の本試験で百分率変異法が問われました。2年連続出題の可能性も否定できませんが、頻出の基準在庫法の考え方を押さえておきたいところです。
テキストには式の変形バージョン含めて3つほどゴチャゴチャ記載があると思うのですが、以下のように整理してあげたほうがわかりやすいと思います。
月初適正在庫高=年間平均在庫高+当月のブレ
適正な在庫高を年平均に当月のブレ幅を加味して出してあげようというのがこの計算式のキモになります。
当然、ブレ幅は上下があるわけです。
このキモさえ押さえていたら、いろんな数字が与えられても目が泳がずに正答まで漕ぎ着けることができると思います。
いかがでしょうか??
運営管理は、例年大きく出題傾向が変わる科目ではありません。盤石の安定科目に育てていきたいところですね。
それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。