【ようやく合格体験記2】 1年目二次 空の色が違って見える日を目指して
こんにちは、3215です。
好評(かどうかは分かりませんが)、【ようやく合格体験記2】です。
(前回分はこちらからどうぞ。)
今回と次回は「人とのめぐり会い」と「物事のとらえ方・考え方」についてフィーチャーしていきたいと思います。
平成22年度 1次試験
7科目合計436点でも、経済が36点で不合格だと判明・・。
ふーっと大きなため息が出ました。
でも、その直後に妙にすがすがしい気持ちになったのをよーく覚えてます。
合否判明前の極度の緊張から解放されただけだったのかもしれません。
しかし、
「あと2カ月という時間に縛られず、二次試験のお勉強がじっくり腰を据えて出来るなんてお得よねー」
と、ヘンにポジティブな発想ができてました。
(よくよく考えると、このあとも「ヘンなポジティブ発想」というのがちょいちょい出てきます)
そこで、翌年の二次試験(!)に向けてスタートダッシュを切るため、周囲のお勉強仲間との勉強会を主催することにしました。
2カ月後に受験する人も含めて参加者10名足らずの名もない勉強会でしたが、優秀な人たちに恵まれて活発な議論や学習をすることができました。
(そこに来てくれていた人たちが今も湘南地区で勉強会を主宰されています。Skypeなども活用して遠隔地の受験生もフォローされてるようですので興味がある方はリンク先へどうぞ。)
試験を控える人たちに負担をかけたくなかったので、日程アレンジやら場所取りやらも、来年組(と言ってもほぼ一人で)でやってました。
一年以上も先にある来年の二次試験を目指しての勉強会なので、脱落する人も出てきます。
そんな時は、
「合格すると空の色が違って見えるらしいよー。ちょっとそんな空見たくない?」
なんて話をしてました。
で、「二ヶ月後に本試験だなんて大変よねー。私はあと一年あるからいいけどー」(美川憲一口調で)なんて軽口を今年受験組に叩いていたら・・。
一次試験合格発表の当日、診断協会から「経済学・経済政策」については、得点水準を勘案し、受験者の得点に4点を加算の発表が・・。
…?? え? えー?
というわけで、めでたく(?)自分も2カ月後に二次試験を受験できることになりましたとさ。
それから、1カ月半、学校や勉強会をフル活用しながら、自分なりに満足のいく二次対策をやっていきました。
ただ、本試験2週間前くらいから、1年くらい前にだいぶ収まったと思っていたディプレッションが強く出るようになり、「このタイミングかよー。参ったなー」とちょっぴりアタマを抱えてました。
二次試験当日、やっぱり少し朦朧としたアタマで試験場に向かいました。
試験会場前では学校から講師の先生方が応援に来てくれています。
そのうちのとてもお世話になった先生の一人が「どうぞ、このシャープペンをお守りに」とご自身が二次試験に合格されたときに使ったシャープペンシルを手渡されました。
「うわー。ありがとうございます・・」という「8割の感激」と「2割のプレッシャー」をがっつりといただき受験教室に向かいます。
が・・・、
・・・平成22年度二次試験、撃沈・・。
ディプレッション特有の「頭グルグル感」もありましたが、なんせ試験中がずっと苦痛で仕方なかった・・。(読めない。書けない。)
かなり打ちひしがれましたが、ずうずうしくも「ひょっとしたら・・」という思いもある。
気を取り直して、試験後の打ち上げに向かいます。
朝とは別の講師の先生と学校のクラス・勉強会で一緒の女性と自分の3人。
そのカノジョが言います。
「今日の試験、すごく楽しかった!合格するかどうかはわからないけど、今日はそれでヨシ!」
・・愕然としました。
(あぁ・・、あっさり合格していく人のメンタルってきっとこんななんだろうなぁ・・。)と。
その日のビールの味はあんまり覚えていません。
で、合格発表。
当然のようにカノジョの番号は掲載され、自分の番号はありませんでした。
のちに、そのカノジョ、「一発合格道場」というブログにakiというハンドルネームで記事を書くようになります。
そして自分はもう一年、診断士受験生として学校に通いながら精進していくことになりました。
で、時は2011年2月。自分の環境にもうひと波乱が起こります。
つづく
3215