二次試験の受験スタイル

こんにちは!まっすーです。
2次試験まであと5週間あまりとなりました。
今週末はLECやMMCの模擬試験が行われますね。

私はLEC、TAC、MMCの模擬試験を受けたのですが、試験中にちらちらと周り受験生の観察もしていました。
その理由は通信受講だったこともあり、どういうスタイルで二次試験を受験するかよくわかっていなかったためです。

試験開始と同時に問題用紙を分解し出したりカラフルなラインマーカーを引いていく方を見て、そんな方法があったのか!と結構な衝撃を受けていたのを思い出します。

そのときに見た方法で、よさそうなものについてはその後の事例演習のときに試しにやってみて、自分に合う合わないを判断していました。

今回は、そんな二次試験の受験のスタイルについて取り上げてみたいと思います。

                  

スタイル1:問題用紙の分解
分解するメリット①:常に与件文と設問文を並べて見ることができる
設問の題意に忠実に解答しなければならないのですから、何を聞かれているかを横目で見ながら与件文を読み進めることができれば、与件文の解釈ミスのリスクは小さくなります。

分解するメリット②:解答骨子をまとめるためのメモ用紙ができる
解答用紙を切り離した紙には白紙が何枚かありますので、解答骨子をまとめる用紙として活用するとすっきりとまとめられます。

分解するデメリット①:問題用紙がバラバラになるため、順番等に気を遣う必要がある
冊子になった問題用紙をいちいちめくる必要がないのはいいですが、一方で用紙を表にしたり裏にしたり、忙しくなります。
場合によっては用紙をかきわけて必要な部分を探すようなことも。

分解するデメリット②:問題用紙が広がり解答用紙が見にくくなるため、解答欄を誤る可能性が高くなる
私はこのミスをMMCの模試でやらかしてしまいました。
解答骨子を作成して、いざ解答を書き進めていると 解答欄が足りない。
見なおしてみると、解答用紙の左下の解答欄を一つ飛ばして書いていました。
慌てて書き直すもタイムオーバー。
本試験でこれをやってしまうとかなりきついです。
その意味では、これを模擬試験で経験できた私はラッキーだったと思いました。

検討結論:私の場合、設問文を頭に入れたまま与件文を読み進めるのを苦手に感じたため、結果的に切り離す方法で挑みました。

スタイル2:ラインマーカーでの色分け
ラインマーカーを使うメリット :与件文の視認性が高まる。
単色よりも圧倒的に見やすく必要な要素(例えば強みや弱み)をすぐに探せます。
80分という短い時間の中、解答骨子を作成する際にはいかに素早く与件文の要素をまとめるかが重要になりますので、視認性を高める効果はかなり大きいです。

ラインマーカーを使うデメリット:線を引くのに時間がかかる
慣れの問題もあるかもしれませんが、何本ものラインマーカーを使用するため、持ち替えて線を引くのに時間がかかります。
また、一旦引いてしまうと消せないor消すのに時間がかかるため、誤ってラインを 引いてしまった時の対応が大変になります。

検討結果:私の場合、ラインマーカーを試したものの、途中から文章を読むよりもラインマーカーを引くことが目的になってしまったような気がして、 与件文が頭に入らなくなってしまいました。そのため、ラインマーカーは使わずに、シャープペンシル一本で挑むことにしました。

スタイル3:与件文を読む時のライン引き&印づけ
①SWOT分け
設問にはそのものズバリ強みや弱みを聞いてくるものもあります。
もちろんそうでない問題の方が多いですが、事例企業のSWOT分けができている方が解答骨子を作りやすい気がします。

②関係すると思われる設問番号の記載
設問番号を書いていくのは、与件文には無駄な箇所はほとんどないはずであり、使われていない部分があれば、それは解答に使っていないと判断ができます。
katsuこの記事で平成24年度の事例IIの解法を書いていますが、与件文の中で解答に使われていないパートを探していく方法でも、解答にたどり着くことができたかもしれません。

検討結果:私の場合は両方やることにしました。シャープペンシル一本なので、SWOT分けは下線を引いた最後の部分にSWOTのいずれかの文字を書き、設問番号は段落の右側に番号(第2問設問1ならば2-1のように)書いていました。

スタイル4:使用する文房具
① シャープペンシル
シャープペンシルの選定にはとても気を遣いました。
きょくしんこの記事で書いていますが、自分に合ったシャープペンシルを使用すると、書くスピードが明らかに変わってきます。
書くスピードが遅いと思っている方は、ぜひ、いろいろなシャープペンシルを試してみてください。
ちなみに私の場合は、PILOT Dr.Grip→三菱鉛筆クルトガ(スタンダード)→クルトガ(Uni α gel搭載)と変えて行きました。

②シャープペンシルの芯
B・HB・Fと三種類試しました。
手に汗を書いてしまう私は答案用紙が汚くなってしまうのが困りましたが、それでも書くスピードを速めるために筆圧を弱くしても濃く書けるBを使用していました。

③消しゴム
これもいろいろ試し、最終的にコクヨのミリケシとトンボ鉛筆 MONO消しゴムが残りました。
ピンポイントで消すときのミリケシ、一気に消すときのMONO消しゴムという分担です。

上記の他にも、試験時間80分の時間割を作るとか、電卓を左手で打つとか、試験開始前(解答用紙配布から結構待ち時間があります)の集中方法とか、色々なスタイルにこだわることが考えられます。

細かいことですが、
1年に1度しかない本試験ですから、自分のベストパフォーマンスを出せるスタイルで 挑みたいものです。

なお、私の場合、として書いたものはあくまでも私に合うと思った方法です。
いろいろ試して、是非自分に合った方法を是非見つけてみてください!

それでは今日も頑張りましょう!
以上、まっすーでした。

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二次試験の受験スタイル”へ4件のコメント

  1. 香川の人 より:

    まっすーさん、ひろいんさん
    ありがとうございます。
    あと1ヶ月頑張りたいと思います。

  2. ひろいん より:

    香川の人様

    まっすーの補足をさせてください。

    模範解答を入手する方法としては、模範解答解説集が年度別に、LECから販売されています。有料で購入することになりますが、平成13年度から昨年度まで揃っています。LECのHPから探してみてください。

    また、AASのサイトでは、合格体験記と合わせて、再現解答が掲載されています。合格者の再現答案ですので、参考になるのではないかと思います。

    まっすーが返信している通り、5年以上前の模範解答を公開している受験指導校は、見当たらないですね。
    そのものズバリではないですが、まっすーの情報と合わせて、役立てていただければ幸いです。

  3. 香川の人 より:

    こんにちは。
    一つ質問なんですが、2次試験の19年以前の問題をやろうと思うんですが、模範解答を公開しているサイトはございますか?
    協会のHPには問題はあっても解答がないもので教えて頂ければ幸いです。

    1. まっすー より:

      香川の人様
      ご回答が遅くなりましてすみません。
      まず、5年以上前の模範解答の公開をしているサイトですが、私の認識では受験指導校のサイトにはないようです。やはり、各受験指導校にとって、数年以上前の模範解答はノウハウであり、受講者以外には公開しないというスタンスなのだと思います。
      それを前提に、ということになりますが一般の方の解答であればgoogleで検索することで出てくることもあるようです。
      例えば「平成19年度 中小企業診断士 二次試験 解答」のようなキーワードで検索するといくつか出てくると思います。
      ですが、この場合は解答の信憑性があるかどうかはわかりません。
      ちなみに、平成19年度については、書籍の「ふぞろいな答案分析」「ふぞろいな再現答案」でも確認可能ですので、書店で確認してみることをおすすめします。

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