【二次試験】とにかく問題要求解釈!(あるいは設問分析とも)

まいど。ひろいんです

 

1次試験から、あっという間に2週間が経ちました。
そうです、11週間のうちの2週間です。2割弱です。
残された80%あまりで、Aランクの合格レベルまで到達できるのか?
特に、スト生の場合、今はまだまだ合格レベルがどんなものか、よく分からないというのが正直なところではないでしょうか。

2次試験へ向けて、計画通りに進んでいますか?
もし計画通りでない場合でも、心配ありません。スケジュールを立て直しましょう。
まだ計画を立てていない人は、今すぐ、2次試験本番までの9週間をどう使うのか、考えてみてくださいね。

◆2次試験のコアスキル

残り9週間で何をすべきか、いろんなアプローチ方法があると思います。
でも、アプローチの仕方に違いはあれど、2次試験に求められるスキルはこれに尽きると言ってもいいんじゃないかな。

 



この図はくれよんのこちらの記事によるもので、「本質的に2次試験で求められていること」とは、要するに「社長さんの相談をきちんと聞いて、適切な知識でもって分析・整理をして、分かり易く伝えられるか?」ってことを明示してくれています。

◆何といってもきちんと聞くことが大事

で、まず初めに固めていきたいのが「社長の話を聞く力」=「読む」スキルです。
2次試験における「読む」スキルとは、作問者が答えて欲しいことを、正しく理解する力のことに他なりません。

きわめて当たり前なんですが、普段の生活やビジネスの中でも、聞かれたことにキチンと答えないと、会話が成立しないし、仕事も前に進んでいきません。
僕自身は当初、この当たり前のことができていなかったんですね。皆さんは、作問者が答えて欲しいことに対して、的確な解答を書けるように早い段階で対応してくださいね

例えば、この問題。

平成24年度事例Ⅰ 第2問
A社は、Y社の要請による海外進出を実現していないが、X社の要請に応じて、2002年に東南アジアの新興国S国に初めて生産拠点を設けている。
Y社の要請によるA社の海外進出が実現しなかったのはなぜか。X社の状況を考慮に入れて、考えられる理由を100字以内で答えよ。

問われているのは「A社の海外進出が実現しなかった」理由です。ただし、「X社の要請に応じて」の海外進出は果たしていて、「Y社の要請による」海外進出が実現しなかった理由です。
制約条件として、「X社の状況を考慮に入れて」とあるので、当然、本文中に書いてあるX社についての記述を使うのでしょう。X社の「状況」って何を意味するのか、ここもしっかりと把握する必要があるかも。
さらにこの時に、Y社の状況も考慮に入れる必要があると気づいて、Y社についての記述も把握しなければなりませんね。
「考えられる理由」を求められているので、ひょっとすると与件文には明示されていないことを、類推して答えるのかもしれないな、
なんて感じで作問者の意図に迫っていきます

僕の場合は、初めに与件文の冒頭に書かれている事例企業の業種を確認した後、その後の記述を読むことをせず、設問文の問題要求の解釈に取り掛かっていました。
このプロセスでは、とにかく一語一語を丁寧に読んで、作問者が何を求めているのかを、自分なりに解釈することに集中していました

ここで作問者の意図が(ある程度)わかると、与件文を読むときに、何を読めばよいのか、言い換えると、何を探せばよいのかがクリアになるんですよね
僕はこの設問分析に、10-15分程度掛けていました

わずか数行しかない設問文ですが、与件文と変わらないくらいに重要な情報が埋め込まれています
じぶんで重要だと思った言葉には、丸で囲ったり、波線を引いたりして、しっかりと頭に焼き付けるようにしていました

「聞く力」=「読むスキル」があってはじめて、与件文に書かれている内容から、問われていることを取り出すことができるのだと思います。

 

もし、今の時点で、2次試験にどう取り組んだらよいのか悩んでいたら、まずは設問文だけを読んで、作問者が何を答えて欲しいのかを読み取る訓練をしてみてはいかがでしょうか

ほな、また

by ひろいん

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