勉強は楽しい?—苦手意識防止策(前編)
こんばんは、ZonEです。
唐突ですが、診断士試験勉強、楽しんでますか?
改めて言うことではありませんが、社会人にとって身につけておきたい知識を幅広く学習できる診断士試験の勉強は、非常に面白いです。
しかし、人には得手不得手があって当然。幅広い科目を学習できる反面、苦手な科目という壁にぶち当たる可能性が高いのも事実。
多くの診断士受験生が興味・関心を持つ企業経営理論から始まったカリキュラムも、そろそろ取っ付きにくい科目が出てくる時期。特に財務会計と経済学では、躓く受験生が続出するようです。
ちなみに、教室講義の第一回懇親会で、私と同じテーブルに座った受験生8名のうち、本試験まで完走出来たのは私を含めてたった2名でした…。
仕事が忙しい社会人にとって、勉強を辞める言い訳なんて、いくらでも考えつきます。
そんな負の誘惑に打ち勝つためにも、苦手科目と上手に付き合いたい…いやいや、苦手科目は作らないようにしたいですよね。
そもそも、どうして苦手科目は出来てしまうのでしょうか?
主な理由として考えられるのは、
- 先入観
- 必要性を感じない
- 理解できない
- 記憶できない
- 正解が導き出せない
- 面倒臭い
…といったところでしょうか?
では1つずつ対策を考えていきましょう。
先入観
財務会計や経済学などを苦手とする方がよく口にする理由の中に、
私は文系だから
という言い訳がありますが、これは先入観による苦手意識の典型的な例だと思います。
財務会計に出てくる計算はせいぜい加減乗除だし、経済学に出てくる微分積分も基礎中の基礎で、手順さえマスターしてしまえば何ら難しいことはありません。
そもそも、人生における文系理系の分岐なんて、高校1〜2年の時に下したちょっとした判断なんじゃないですか?(文系としてやりたい事があって、真剣に熟考して進路を決めた方はゴメンなさい…)
診断士試験に、理系も文系も関係ありません。有能なビジネスパーソンたるもの、文系だってロジカルシンキングが出来て当たり前の時代です。
自分は文系だから数字は苦手…とかいうくだらない先入観は捨てちゃいましょう。
必要性を感じない
経済学を苦手とする方が口にする言い訳に
こんなの机上の空論じゃん
という類のものがあります。経済学の試験範囲には、モデルを単純化してある事もあり、確かに実経済に適合しているとは言い難い(ツッコミを入れたくなる)部分も多少あります。そんな時、私は次のように考えるようにしていました。
机上の空論なのは、基礎だから。でも基礎がしっかりできなければ、応用には進めない。
まぁ、よくよく考えれば、複雑過ぎる問題が出るより、よっぽどマシですよね。机上の空論レベルでラッキーと思った方が得だと思うのですがいかがでしょうか?
より踏み込んだ経済学を勉強したければ、合格後に本腰を入れて勉強すればいいだけです。
理解できない
これは分かりやすいですよね。講義を聴いても理解できない→難しいから?自分には向いていないから?→苦手意識醸成…というありがちなパターンです。
時間の余裕がある今だからこそ、じっくり時間をかけてでも、きちんと理解できるまで粘り強く対峙すべきだと思います。予備校に通っている方は、せっかくなので、とことん講師に質問しちゃいましょう。
前提知識を積み上げていかないと、後半の分野が理解できない科目もありますので、分からない分野をそのままにせず、しっかり復習して土台を固めていくことは大切です。
ただ、何事も完璧主義過ぎるのは危ないと思います。診断士試験の学習範囲は膨大なので、全てを完全に理解できないことで苦手意識を持つくらいなら、ある種の割り切りも必要です。
特に時期的に試験が迫ってきたら、出題可能性が低い分野は諦めるという選択肢も有効ですよ。
ちょっと長くなってしまったので、続きは次回(来週)書きたいと思います。
by ZonE