【実務補習】もうすぐ診断士

みなさん、こんにちはうちあーのです。

平成25年合格目標の受験対策を進めている方々。TACスト本科生のスケジュールだとそろそろ運営管理の養成答練ですね。
みなさんの「俺様学習法」は見つかりましたか?暗記と理解を自分なりに仕分けしてみると学習に弾みがつきそうですね。
2次試験にも繋がるこの大物科目を積み残しなく、無借金で次に進めると今後の展開がかなり優位に進められますのでがんばってください。

平成24年合格を果たされた方々。次なるステージ、中小企業診断士登録に向けてのプランは決まりましたでしょうか?
今月末(東京以外の地区は2/1)からスタートする実務補習に申込み済みの方も多いかと思われます。

そこで今日の本題はそんな「もうすぐ診断士」の方々向けに実務補習のお話しです。
はじめて受講する実務補習のイメージや目的意識を持って頂ければと思います。

 

◆実務補習って面白い◆

実務補習に対する評価はポジティブ派とネガティブ派の双方あるようですが、私は圧倒的にポジティブ派です。
その主な理由は次の3つ。

①企業診断・コンサルティングの流れが分かった

過去記事で使ったチャートですが、再掲します。

私自身、企業コンサルティングは全くの未経験だったので、実務補習を通じて実企業の貴重な情報とお時間を頂き、企業診断・コンサルティングの流れを一から実践的に学ぶことができたのでとても有意義な体験でした。
偶然の組み合わせで集まった6人あるいは5人がチームワークを発揮しながら、「診断先の役に立つ診断報告」というゴールに向かって作業することは貴重な機会と言えます。
また、診断士試験が1次、2次筆記・口述、実務補習と段階を追ってスキルと姿勢を学ばせるプロセスであることを実感し、なんとも言えない達成感を得ることもできました。

②プロコン指導員直伝の指導を受けられた

私は2人の指導員先生に師事しました。いずれも先生も前評判では「めちゃくちゃ厳しい先生」とのことでしたが、心配するに及ばず。
お二方とも、人間味溢れる個性的な先生で楽しい時間を過ごさせてもらったと感謝しています。
1人目の先生は営業が上手で、我々の提言を気に入ってくれた経営者に対して売り込みを行い、継続支援のお仕事を取り付けてくれました。
また2人目の先生からは、診断士として、あるいは実務補習指導員として長年のご経験で培われた「企業診断メモ」を実務補習期間中の要所要所で頂きました。診断士としてのエッセンスが詰まった数々のメモは今でも私の大切な宝物になっています。

③良き仲間と巡り合えた

私にとっては、これが何よりも大きな収穫でした。
こぐまもこの記事で指摘している通り、実務補習で同じ班になった人たちは苦労しながら同じ釜の飯を食った仲間。
私の場合、2月実施の実務補習メンバーとは、今でも診断士活動を継続しています。
上記の実務補習延長戦のみならず、チームメンバーが関与している企業の研修業務なども受託するようになりました。
このチームは、実務補習で凝縮した時間を過ごした結果、お互いの良さを理解し、気心が知れるようになり、チームとしてうまく機能していることが大きな強みに繋がっているのだと感じており、今後も一緒に診断士業務を行っていくつもりです。

 

◆データで見る実務補習◆

今年の実務補習案内に記載されている募集定員を合格者数との比較、さらに去年の募集定員との比較をしてみました。
東京・名古屋・大阪以外の地区については、定員不定なので、ここでの考察データからは除外します。


東名阪3地区での募集定員合計(15日間+5日間)は755名で、昨年の595名と比較すると160名増となりました。
(ご参考まで、去年の東京地区は募集定員420名に対し、班別名簿の記載された実際の受講者数は430名でした)
ただ同地区の合格者数は平成23年度719名に対して、平成24年度1,084名と365名の大幅増ですから、募集定員増分は合格者数増分を十分にカバーしたとは言えません。
2月実施の15日間コース受講者の大多数が当年合格者(つまり過年度合格者は少数派)と仮定すると、去年は当年合格者の約4割が4月登録をしたのに対して、今年はそれが約3割になります。
そうすると必然的に以降の実務補習での需給バランスにおいて、供給不足の懸念が出てきますよね。

 

◆ちょっとした裏技◆

上記データからの懸念を少しでも解消するために、私が実際に行ったちょっとした裏技を披露致します。

私の場合、当初2月実施で5日間コースを選択しましたが、同じ班の私以外のメンバーはみんな15日間コースでした。
メンバーはみんなとてもいい人たちで、またバックグランドも多様性に富んでいるため刺激的で、楽しく実務補習に取り組んでいました。
そんな中で、メンバーから「15日間コースに変更して一緒に続けましょうよ」と誘ってくれました。
2月下旬にどうしても休みが取れない環境でしたが、3月にある15日間コースの3社目ならスケジュール的にも可能だったので、「2社目パスで3社目に復帰させてもらえるならば」と身勝手なことを言っていたら、指導員先生が診断協会と話を付けてくれちゃいました。
つまり、変則10日間コース。これに加えて9月に5日間コースを修了して、10月登録することができました。
診断協会って融通が利かなそうな感じがあるけど、結構フレキシブルに対応してくれます。

今回5日間コースを選択している方、もし条件が揃えばこういうネゴも通じるかも、ということを頭に入れておくとよいですよ。
うまくいけば受講者は登録要件の自由度が増し、他のメンバーは負担増を回避でき、協会は潤う。 これぞまさしく三方よし(企業経営理論H21第9問参照)

 

◆まとめ◆

診断協会の宣伝をするつもりは毛頭ありませんが、上記でも述べた通り、実務補習ってうまくできた制度だなぁって思います。
実務補習の受講料は決して安くはないので実務従事って方法もあるし、また、メンバーや指導員を選べないので中には合わない人もいるかもしれません。

でも自分の取り組み如何では、診断士試験制度の一貫性を踏まえながらのよい勉強の機会になるし、場合によっては今後の診断士活動の基盤になる体験や出会いがあるかもしれません。
是非とも積極的にチャレンジしてみてください。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

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