【合格体験記】情報収集・分析・マネで超効率的ストレート合格~お薬ハックさん~

みなさん、こんにちはうちあーのです!

診断士受験生の人気ブログ「目指せ2012中小企業ストレート合格!」のお薬ハックさんから、貴重な合格体験記を寄稿頂きました。

お薬ハックさんは、地方都市在住でほぼ独学という、情報戦の観点からは一見不利に思える環境にもかかわらず、学習開始からおよそ半年余りで驚異のストレート合格を果たされました。

そんな離れ業をどのように実現したのか。その極意をとくとお楽しみください!

===寄稿ここから===

はじめまして、お薬ハックと申します。

この度4月から学習を開始してストレート合格をすることができました。お世話になった一発合格道場の皆様へ合格体験記という形でお返しがしたく投稿させて頂きました。

 ○自己紹介

32歳、薬学部卒の理系。北陸の地方都市に住んでいます。

2012年4月に医療系メーカー営業職から医療系卸営業職へ転職。転職に伴い、スキルアップとして中小企業診断士の取得を目指す事にしました。中小企業診断士に関連する資格は所持していませんが、20年近くPCを使っているため経営情報システムの敷居が比較的低かったです。

学校はLECの「1次2次ストレート合格コース」をDVD講座で受講しましたが、実際にDVDを聴講したのは「1次試験ガイダンス」「企業経営理論」「2次試験ガイダンス」のみで8割近くは見ていません。LECテキストを使ってはいますが、ほぼ独学に近い状況です。

1次試験の結果は440点(62.9%)。勉強時間は(1次)勉強290時間+調査20時間(2次)勉強150時間+調査30時間+ブログ執筆30時間です。

 

○合格に繋がったと考えている5つの理由

自分の行動を振り返ったところ、合格に繋がったと思う要素が5つありました。これらは1次試験、2次試験に共通の要素だったと考えています。

1.今年しかチャンスがない!と強く考えていたこと

1次試験まで4ヶ月しかありませんでしたが、科目合格は一切狙っていませんでした。転職1年目のしか時間がない、2年目以降は仕事が忙しくなり勉強ができなくなる!と考えていたため、『ストレート合格するために何が必要か』と強く意識するようになり、それが様々な行動に繋がりました。

例えば1次試験では、難しくて学習が進まない科目があった際は補助テキストを探して勉強の敷居を低くするなど、限られた時間で効率良い勉強をする方法を常に探していました。また、2次試験ではブログを活用して様々な方からアドバイスを頂いたり、勉強仲間を募って勉強会を行うなど、“仲間がいない”という地方在住のデメリットを跳ね返そうとしていました。

こういった行動が出来たのは、ストレート合格しかない(来年は受験できない)、と考えていたからこそだと思います。

2.成功者の“合格に繋がる行動”を分析して自分の勉強方法を考えたこと

前職は成果主義を導入している会社だったのですが、「繰り返し成果を出す人間には“成果に繋がる行動”がある」「他人の成功事例をマネすることでより早く成果を出すことができる」といったコンピテンシーやナレッジに関する考え方が浸透している会社でした。その経験から、短期間で合格するには合格者が“なぜ合格したか”を分析し、マネできそうなことを取り込んで自分の勉強方法にする事が最短ルートだと考えました。

1次試験ではブログやLEC、TACのHPに掲載された合格体験記から自分と同じ4月スタートの方を探した結果、3人いました。3人とも過去問の学習を重視されていたので、僕もそれをマネして過去問を重視した学習方法にしています。

2次試験ではLEC、TACの合格体験記があまり参考になりませんでしたので、ふぞろい、一発合格道場、タキプロの記事を細かく読み、2次試験突破に必要な事を学びました(素直に考える、与件文から抜く、伝わる文章を書くなど)。他にも模試や勉強会の活用、当日のお作法などLECのDVD講座では学べなかった事を多く学びました。

こうやって集めたノウハウから使えそうなものだけ選び、自分の勉強方法を確立させました。自分自身で考え出した事は何もなく、全て他のいろいろな方のマネをさせて頂いています。

3.周りに惑わされずマイペースだったこと

2と繋がりますが、情報収集をしっかり行った上で自分の勉強方法を確立させたので、「後は勉強するだけ」と開き直って日々を過ごせました。また、試験当日に従来と違うパターンの問題が出ても「みんな解けないから差が付かない⇒気にするだけ無駄」と落ち着いて解くこともできました。このようにマイペースを貫くことができたので、精神的に安定して勉強をしたり試験に臨んだりすることができました。

4.勉強に集中できる環境作りをしたこと

僕は結婚していて0歳の子供が1人います。家族の時間と勉強時間をどうバランス取るか悩んだのですが、妻と相談して平日夜や休日の日中に勉強させてもらう約束をしました。また、自宅で勉強しても集中できないので近所のマクドナルドや図書館を勉強場所に使っていました。自分の生活に合わせて勉強時間や勉強場所を整えたことで、勉強に必要な集中力を出しやすい環境を得ることができ、効率よい勉強に繋がりました。

5.自分の学力の客観視を重視したこと

とにかく時間が足りず、どんなに頑張っても合格ラインに滑り込むのが精一杯と考えていました。だから「合格ラインをギリギリ超える学力の取得」を目指すため、「合格ラインに必要な学力」と「今の自分の学力」を把握し、合格ラインを超えるためにどれ位の勉強が必要か意識しながら学習を進めていました。

1次試験ではテキスト熟読&簡単なノートまとめ⇒過去問⇒ノート改定⇒過去問⇒ノート改定…といった流れを繰り返し、過去問を解くために必要な学力を把握しながらインプットをしています。

2次試験は学力の客観視が難しいですが、TAC模試、LEC答練、自主勉強会を活用して他人に伝わる答案が書けているか必要な要素を与件文から抜き出せているか等、試験突破に必要な能力を身につけられたか判断していました。

○さいごに

なぜ2次試験を突破できたか良く分かっていないのですが、少なくとも勉強を始める前に体験談を分析して勉強方法を考えたのは正解でした。あれが良いこれが良いと迷うリスクと裏腹かもしれませんが、効率よい勉強方法を作り出すためにインターネットを使って、成功者の使えそうな部分だけをマネすると楽できると考えています。長文となりましたが最後までお読みくださりありがとうございました。

===寄稿ここまで===

ご自身のブログ同様、冷静な分析力と歯切れの良い文章で秀逸な体験記ですよね。

「自分自身で考え出した事は何もなく、全て他のいろいろな方のマネをさせて頂いています。」
このフレーズにはしびれました。

最短距離で合格するために「合格者はなぜ合格したのか」をインターネット上で情報収・分析し、使えそうなものを自分の勉強方法としてカスタマイズしていく。これが地方・独学のデメリットを解消しつつ、合計わずか520時間という超効率的なストレート合格を達成した最大の要因であり、今まさに2013年合格を目指している同様の受験生にとってもすごく参考になると思います。

お薬ハックさん、年末の大変お忙しい最中に寄稿頂き、本当にありがとうございました。

by うちあーの

 

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