【合格体験記】ストレート合格を果たした「4つの工夫」~マイスターさんの場合

みなさんこんにちは、コニケンです。

まずは、先日の最終合格発表で見事「合格」を勝ち取ったみなさん、本当におめでとうございます!そしておつかれさまでした。。

長い道のりだったと思いますが、得られたものはみなさんそれぞれものすごく大きいことでしょう。

そして、これから実際に診断士として現場で活動することで得られるものはもっと大きいはずです。まずは実務補習を楽しみにしていてください(先日の記事の通り、きちんと受講計画を立ててくださいね)

さて、2012年も今日を入れて残りあと4日。みなさんいかがでしたか?ストレート生のみなさんも、未知の世界に飛び込んでから、数カ月。あっという間だったのではないでしょうか?いよいよ来年が勝負の年です!大きな目標に向かって、いい形で本年を締めくくりつつ、是非2013年も最高のスタートダッシュが切れるように心の準備をしておきましょう。

今日はそんな時期にふさわしい、受験生のみなさんにとってはきっと大きく刺激を受けるであろう合格体験記をお送りします。見事一発合格を果たしたマイスターさんからの投稿です。

合格の秘訣として、学習の「4つの工夫」はもちろんそうですが、マイスターさんの場合、最後の一文にすべて集約されていると思いました。是非ヒントになる部分は吸収して、自分の学習方法・マインドを見直すきっかけにしてみてください

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初めまして。マイスターと申します。有りがたいことに2012年度中小企業診断士試験を1回目の受験で一発合格を果たすことができました。道場にはとてもお世話になりました。

-診断士取得のきっかけ-

私は2年半前に営業畑であった私は社内の企画部門に配属になり、自分のスキルの無さ、経営知識の無さに衝撃を受けたことをきっかけに、ビジネススクールに通い始めました。

ビジネススクールのマーケティングや財務等の講座を受けていましたが。とはいえ、結構お金がかかるので「もっと安く、継続的に学習ができるもの」を考えた時に中小企業診断士が浮かび上がってきました。そこで受験校(L○C)に受講を申込み、勉強を開始しました。

-学習上のこだわり・工夫-

最初の動機は緩かったものの、次第に本気で資格取得したいと思うようになりました

とはいえ資格試験の勉強経験がなく、他の受験生と同じ水準で学習を行えるのかが不安でした。そのような背景から、「勉強の質はどうせ低いから、量だけは最低限維持しよう」と決めました。

具体的には通勤移動時間を除いて、毎週最低20時間の勉強を必須とするルールを課しました。(結局、このルールは学習期間中に破られることなく、平均25時間程度は学習時間を維持できました。)

その1、徹底した1次の予習復習は “暗記4種の神器”で

  • 週に2回の受験校の授業の前には必ずテキストを一読しました。
  • 授業後には音声でダウンロードした講座をipodでずっと聞き、耳に焼き付けました。
  • テキストの重要論点は全て”暗記カード”に書き込み、通勤中に読み込みました。
  • 1次の各授業期間終了後の答練できちんと得点が確保できる状態になるように、”スピ問と過去問”に取り組み、授業期間内での可能な限りのアウトプットに努めました。

とにかく苦手科目を作らないように意識して、特に法務・情報・経済・生産管理などの苦手意識を持ちがちな科目は、暗記4種の神器(ipod・暗記カード・スピ問・過去問)を中心にインプットとアウトプットを繰り返しました

その2、早めの2次試験対策

3月に受験校の授業の無い期間が1か月ありましたので、早めに2次対策に着手しました。事例Ⅰ~事例Ⅳまで過去問を5年分ずつくらいまずは解いてみましたが、当時は効果的な勉強方法がわからず、「ひとまず雰囲気を掴んだ」程度でした。

その後4月からは自分の学習時間は1次に集中しましたが、2次対策の授業には全て出席しました。授業への出席以外の活動は、1次試験後まで何もしませんでした。
2次試験の勉強においては特に学習仲間ができなかったので、黙々と受験校の答練や過去問を解いていきました。結果的に答練12本+模試16本+過去問44本の72本を解きました。
特に事例学習は「設問構造」と「題意」を強く意識しました。ストーリー性を持って診断報告書を作り、問われたこと素直に、口頭で返答するようなイメージを持って書くことを意識しました。

その3、模試では絶対上位に入る

1次模試、2次模試でも常に上位10%をターゲットに置いて取り組みました。1次模試は2社3回、2次模試は3社4回受講しましたが、良い時は上位10%、悪い時でも上位25%はクリアできていたので、心の安定剤になっていました。

その4、ファイナペーパーは「過去問 答練 論点分析」で

1次試験でも、2次試験でも全科目の「過去問 答練 論点分析」一覧表で作成し、論点の再暗記・確認に使いました。1次は過去5年分の過去問+答練・模試で出題された問題をカテゴリー分けして論点をまとめました。2次は過去11年の全ての過去問を整理し、設問・模範解答・重要論点などをまとめました。

なぜこんなものをパワーをかけて作ったか?

結局1年単位で過去問をやっても「論点の整理」と「2次試験を俯瞰的に見ること」が難しくなってしまうと思ったからです。この一覧を使うことで、事例の根底を流れるテーマや押さえるべき論点を自分なりに整理でき、私にとっては有用だったと思いました。

1次も2次も結果的にはこれがファイナルペーパーになり、当日の試験会場でも最後まで見ていました。

-診断士の学習を通して・これから

ストレートで合格まで至れたのは本当に運もあったと思いますが、1年半の間、同僚から誘われる飲み会も断り、仕事も評価を落とさない程度で切り上げ(これは内緒)、休日も朝から晩まで勉強をしてきました。詳細の計算はしていませんが結果的に学習時間は1年で1500時間は超えていたと思います。でも「こんな思いを何年もしたくない」という言葉を胸に、自分に言い訳をせずに必死で努力したのは事実でした。

診断士試験の過程はつらく厳しいものかもしれませんが、自分がこの1年半で確実に変わったのも事実です。仕事に活用できる知識が飛躍的に増え、使える引き出しが増えたことで仕事のアウトプットの質が確実に高まりました(ですので、仕事の時間を短縮できたのかもしれません)。以前より高いレベルでの仕事も任せてもらえる環境も得ることができました。また、今後は診断士として次のフィールドも視野に入れたチャレンジが出来ることを楽しみにしています

コツというよりも「自分に言い訳せずに取り組めたかどうか」だけなのでは?と思っている部分もあるのですが、想いも含めて受験生の皆様のヒントになる部分があれば幸いです。

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みなさんいかがでしたか?マイスターさんの強い「意志」を感じて頂けたでしょうか。一年でも、自分に合った形で学習方法を工夫し、ここまで徹底的に貫けば、得られるものはもちろん大きく、当然結果も付いてきますよね。

「やっぱり自分はまだ甘いな…」と感じた方。まだまだ時間はあります。マイスターさんの言葉をお借りすると、「自分に言い訳せず」、これから全力で取り組んでいきましょう。

さて、最後の最後に大きなプレゼント!上記体験談の「その4」で登場した、マイスターさん作成「過去問 答練 論点分析」一覧表をお届けします。ご提供頂いたマイスターさん、本当にありがとうございます。

<一覧表・一次編>
<一覧表・二次編>

これを見れば、いかに「徹底的に」やったかが一目瞭然でしょう。(私自身も刺激を受けてしまいました!)

受験生のみなさんは、決してこれをただ印刷して丸暗記するのではなく、あくまで自分の手・自分の言葉で作ることが大事です。そこをお忘れなく。。

2013年もこの道場ではたくさんの情報をお届けしますので、お楽しみに。。それではみなさん良いお年を!

byコニケン

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