【合格体験記】 Pilotfishさんからの寄稿

こんにちは。ハカセです。

Pilotfishさんから「合格体験記」を寄稿頂きました。

Pilotfish さんは、昨年2011年の一次試験に無事合格も、二次試験では残念ながら涙を飲みました・・・。その際、道場に「未合格」体験記を寄稿して頂いています。https://rmc-oden.com/blog/archives/13449

そして、今年2012年の二次試験で見事に合格されました

では、Pilotfishさんの劇画仕立ての合格体験記、お楽しみください。少々難解ですが・・・

(なお、下記は寄稿者の個人的なご意見であり、一発合格道場全体の意見・意思を表すものではありません

=======寄稿ここから=======

こんにちは。Pilotfishといいます。

下記は、2011年(去年)の6月頃、つまり一次試験合格前の妄想です。診断士の知り合いはいないし、情報が予備校等を通じた二次情報が主でしたので、妄想を膨らませて一人楽しんでいました。需要側の顧客、診断協会が欲する人物ってどんなんだろう、その疑問に少し邪推を加えると下記のようなストーリーになりました。

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毎日降る嫌な雨、受験生Pは空を見ながら考えていた。

『この試験は何を目的にしているんだろう? 理不尽、いや不条理とも言える試験で、本当に能力の有無が判断できるのか?』

科目合格は、その科目の能力を担保してくれるものではない。能力担保してくれるなら、期間限定有効にする必要はない。平均点60点さえとれば合格ってのも、おかしな話だ。多少能力がたりない分野があっても、仕事に全然支障がないってことだな。』

そもそも診断士協会は、優秀な診断士を増やして、仕事を増やし、存在価値を社会に認めさせたいはずだ。企業内診断士を大量生産する目的、メリットは何だ? 優秀な企業内診断士に広告塔になってもらうのか? 企業内診断士にとってのメリットは? 診断士協会から優秀だとお墨付きをもらうことか。なるほど、皆の目的は集約できるってわけだな。』

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同じ頃、東京の某大手予備校で談笑する男たちの姿があった。

予備校の講師らしき男がこう言った。

「いやあ、さすが先生です。先生の筋書き通りですよ。」

初老の老人はうなずきながら思った。

『すべては、診断協会がわしの提案通りの試験制度を採用したお陰だよ。取り組みやすい選択式試験、60点の手ごろな合格ライン、科目合格の有効性。この3つを謳えば手ごろ感を与えられる。受験生は増えるだろう。』

『診断協会は、わしの提案にのったおかげで、診断士という資格の認知度をあげることができたわけだ。予備校も、勘違いした多くの受験生をリピーター顧客にできるわけだけどな。』

『多くの社会人が受験するようになった。確かにいいことだ。わしは、純粋な思いで予備校の提案を受け入れ、診断協会に提案した。だが、これは本当に正しいことだっただろうか?』

初老の老人は自問していた。

『受験生は合格者が増えたメリットは確かに享受している。ただし、診断士の質は上がっているのか? それは誰が、どうやって判断するのだ。』

『小手先だけの技術で合格できるようなシステムであれば、改善しなくてはいけない。診断士全体の継続的な繁栄のためには、診断士個人個人の質の向上と仕事獲得が基礎になる。予備校の口車にのって受験システムを作ってきたが、わしが誘導しているのか、誘導されているのかわからなくなってきたな。』

『マークシート60点合格は、効率的な勉強方法を戦略構築できるかと、協会から受験生への問いかけだったはずだ。解けない問題を混ぜるのも、手に負えるのかどうかを、短時間で判断させる状況判断テストだった。』

『科目合格は、能力が少し足りない努力家に根性があれば合格させてやるよとのわしからの熱いメッセージだ。診断士は一般知識と良識さえあればいい。難しいことは税理士、弁護士に任せればいいのだから。』

『だが、今これらの意味合いが不明瞭になってきたようだ。予備校が余計な情報を出すせいで、どんどん本来の意味合いをなくしていく。受験生はわしの思いを気づいてくれるだろうか?』

『いや考えるのはよそう。必要あればいつでも変更すればいいことだ。大局的な情況判断と機動的な対応は自分たちの得意とするところだから。』

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【補足】

勉強方法も補足しておきます。

一次試験対策は、同友館のこれ短

二次試験対策では、一回目だった昨年は、過去問の模範解答を集め、キイワード抜粋、使える表現方法抜粋。使える表現を増やしていきました。(本質からずれているのは知っていました。)

二次試験二回目の挑戦となった今年は、とにかくたくさん演習問題を読んで、人が読んで納得できる内容にしようと考えていました。広島市内勉強会に参加させてもらったのも効果が大きかったです。 自分の立ち位置がわかりました。

ちなみに、LEC添削では真ん中よりやや下でした。

本試験事例4では計算問題を相当間違えました。試験後検討で、仲間より『ああやっちゃったね』という目で見られたのが、辛かったです。計算プロセスを丁寧に書くことで、助けられたと想像します。

 =======寄稿ここまで=======

Pilotfishさん、寄稿ありがとうございました。

現在の試験制度が本当に上記の経緯で成り立っているのかは知る由もありませんが、優しいのか厳しいのか分からない試験制度・試験内容に一石を投じる意味も含まれているのかもしれませんね。

表面的・小手先の技術で点を取って合格証を入手することだけを目指すのか、コンサルタントの本質を追究して真の合格を目指すのか。意見が分かれるところですね。

ところで、最後の「予備校が出す余計な情報」とか、「わしの思い」って一体何なんでしょうね。。

by ハカセ

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