ある受験生の失敗

こんにちは、を~です。
ロンドンオリンピックも終わり、日本はお盆マッタダナカに突入しました。
オツトメによってはお盆休みなんか関係なく通常業務が続いている人もいらっしゃることと思います。暑い中お疲れさまです。

さて、1次試験が終わってホッとしたのも束の間、ふと日程を考えてみると2次試験本番まであと10週間たらず。
勉強の方法に悩んでいたストレート受験生も、手探りでソロソロと走り始めたころでしょうか。
先週は道場はじめ、いろいろなセミナーがありましたから、その話を参考にして信じる道を見つけた方もいるかもしれません。
とはいえ、どのような勉強をするべきなのか確信が持てず、とまどっている受験生も多いと思います。

というわけで、今回は、1次試験には通ったものの2次筆記試験で不合格となったある受験生の勉強を振り返ってみます。
合格するために何が足りなかったのか、不合格ではあっても参考にできる部分はあるか、ちょっと考えてみてください。
ちなみに、ぼくの分析は次回にご紹介したいと思っています。

 

■ 1次試験直後
1次試験を受けたのは平成22年8月。
試験が終わって次の月曜日に、協会が発表した正答と配点を見て自己採点しました。
結果、足切り科目はなかったもののトータル416点と、1マークに泣きました

道場のブログを見てみると、チョー難しい科目があって泣きの声が多いことや、例年没問があるよというメッセージが載っていました(今年もおんなじ!!)し、某メルマガでは過去の得点嵩上げの例を紹介してあきらめてはいけないという暑いもとい熱いメッセージがありました。

とはいえ、8月の後半は業務多忙となるのが毎年恒例であったことから、わずかな可能性にすがって2次試験の勉強を始めよう・・・とは思えませんでした
また、1次試験は独学でも2次対策には学校を考えていた彼ですが、当然のように申込みもせず、業務に邁進する毎日でした。
そんな中、忘れもしない8月31日(いや、本当は忘れてた)に、なんと経済学の没問得点調整(4点加算)の発表が。
幸運にも両方の恩恵にあずかることができて8点が加算され、一気に合格ラインを超えたのでした。

 

■ 2次試験の勉強開始
というわけで当然ながら慌てます。
学校のガイダンスにも全く出ていなかったため、何をしたら良いのかさっぱりわかりません
学校に入るか?と思っても今更感満載。
最大の受験者数を誇る某T社の模試を検討するも、教室受験の申し込み期日を過ぎていたため、電話でのネゴもむなしく敢え無く断念。

幸いにして行動圏に大きな書店があったため、2次試験対策用の書籍を購入。
知識の整理・インプット用にいわゆる「全●識」、学習の基本は過去問というスタンスだったので過去問集、合格者2人の2次試験対応が詳しく紹介されていた「80分●●法」、とりあえず手に取った「ふぞろい」の4冊です。

模試も、学校法人の[本気になったら]某O校で開催されるものに申し込むことができました。
模試までおよそ10日間、かつその間に会社の合宿研修に送り込まれることが決まっていたので、1週間足らずです。1次試験と同じように通勤中に本を読んで、どんなコトをするのかだけ把握して受験しました。

模試の結果は置いておくとして。直前になって過去問以外にも演習をしたいと考え、某T社の単発講座を受講しました。提出した答案に付けられた点数は予想から乖離していたのですが、解説や模範解答を見て自分の解答と方向性が近いと感じたので、復習には特に力を入れませんでした。
それにしても、この単発講座の事例Ⅱは、平均点が76点もあったんです。
今の時期のストレート生はピンと来ないでしょうが、平均76点の事例演習ってスゴイですよね、いろんな意味で。

 

■ 事例演習(過去問)への取組
さてこの受験生、独学だったので基本的に演習の材料がありません。
往復の通勤時間だけが勉強時間に充てていたので、購入した過去問集(電車の中で開きやすい)が唯一の演習材料です。

電車の中での過去問演習。当然、短時間です。
与件文と各設問を読んでいたらあっというまに降車駅に到着します。
そこで、与件文をざっと読んだら、設問1つだけピックアップして、与件文を読み返しながら解答を構成する要素をたくさん考えることにしました。
要素をどうつなげて最終的な文章に仕上げるかは後回しです。

 

 

過去問集(どれを買ったとはココでは言いません)を購入したときの選択基準は1点。
いろんな学校の講師が解答・解説を担当している」に尽きました。
先週の道場セミナーでくれよんが披露したプレゼンにもありましたが(セミナーに出ていない人ゴメンナサイ)、各校が発表する解答例はバラつきます。
彼はこの事は知っていたので、いろいろな視点に触れてみようと考えたのでした。

ちなみに、財務・会計に自信を持っていた彼は、事例Ⅳをじっくり解いたことがほとんどありませんでした。まるまる一つの事例Ⅳを解いたのは、模試と単発講座だけです。

 

■ 最後に
みなさんどう感じましたか?
ここで紹介した「ある受験生」というのは、おわかりとは思いますがぼくのことです。
果たして、2次試験本番では、【ACBB 総合B】という評価で不合格。
独学ストレート受験生だった当事のぼくに、「コレが良くなかったんだろ」「こうしてみたら?」というアドバイスがあれば、ぜひコメント下さいね。

何が足りなかったのか
自分の持っている知識や能力(スキルと言ったほうがいいかも?)によって自ずと変わってくるはずです。
他の受験生にとっては上記の勉強方法でも充分に合格できたかもしれません。
でも、ぼくには足りなかったようです。

どう勉強するべきか
基本的な考えとしては、足りないモノを埋めることを目的として勉強するということ。
足りないモノが人それぞれ、埋める方法と自分との相性も考えると、万人に共通する絶対的な答えはないと思います。正解が無いという意味では、2次試験そのものと似ていると言えなくもないかもしれないように思ってたりします

今回は、失敗を模擬体験してもらおう、という記事でした。
冒頭で書いたように、ぼくがどう対応した(何にダメ出しして、何を継続し、何を新たに導入したか)のかは、次回の記事でご紹介したいと思います。

以上、を~でした。

 

 

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ある受験生の失敗”へ3件のコメント

  1. を~ より:

    うらさん様
    そうですね。2次用の学習をどうすればよいのか、事前にもう少し調べておくのも良かったですね!
    事例Ⅳは過去記事も豊富ですし、今年のメンバーもこれからいろいろ記事を作ると思います。参考にしてくださいね! ただ、ココで一言だけ言うと、ある程度の数をこなす事がベースになると思います。

    K様
    80分での対応力。その通りですが、どんな事を身に着けるためにどんな訓練をしておけばよかったでしょうね?
    「今年こそ」の思いで頑張ってくださいね!

  2. K より:

    私のストレート時代もそうでしたが、80分での対応力をつける訓練があまりできていなかったようですね。今年はがんばります。

  3. うらさん より:

    1次不合格と思い2次の学習やらなかったのは、しょうがないと思います。
    二次の学習準備不足が反省する所かと思いました。
    偉そうにすいません(−_−;)
    2次の学習始めて1週間、事例4チンプンカンプンで泣けてきます(>_<)

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