[2011年合格目標]診断士学習を迷っている皆さまへ
こんばんはアックルです。
診断士の勉強を始めようか迷っている皆さんは、「学習内容が難しい」とか「2次試験がハードルが高い」などきっと色んな不安をお持ちだと思います。
実は私自信も勉強を始める前は、不安でした。
何をかくそう私が「中小企業診断士」という資格に興味を持ってから学習を決意するまでは、4年という歳月を要したのですから。
本日は私自信が持っていた不安と、実際はどうだったのかということを述べたいと思います。
■学習内容が難しい
中小企業診断士はたしかに難関資格です。ストレートの合格率は4%位で非常に狭き門です。
しかし、難しいとは言いつつも、超難関資格である「公認会計士」や「司法試験」などと比べた場合、そこまでのレベルではないのが事実です。
というのは公認会計士や司法試験の受験生の大半は一日のうちかなりの時間を勉強に割くことができる学生及び無職ですが、
中小企業診断士試験の受験生の大半は忙しい社会人です。
つまり診断士試験は働きながらでも努力すれば取れる資格です。
また診断士は7科目もあって大変だ!と思う方も多いと思います。
私もそうでした。私は平成16年に診断士に興味を持ちました。まずはどんな試験なのか本屋に行って1次試験の過去問や市販テキストをパラッパラッと眺めました。
そのときの感想はこうでした。
「こんなのできるわけがない」
大学受験のときは私立を目指していたので英語・数学・国語の3科目しか勉強しなかった私が仕事をしながら7科目もできるはずがないと判断し、そそくさと帰り、
勉強を断念しました。
あのときの私はこうでしたが、よくよく考えると7科目もある1次試験はマークシートの選択問題です。
4~5択の選択問題の6割が取れれば良いわけです。
そう考えると、7科目とは言えハードルが下がりませんか?
ところで二次試験はかなり難しい試験です。
記述式であり、つかみどころのないような問題です。
しかし、二次試験はコツが分かれば実力が急上昇する試験です。
逆に記述試験とは言え、 法律を暗記する必要があるとか、会計法規集を暗記しなければならない類の試験ではなく、
コツさえつかめれば必ず解けるようになるのです。そのためには努力と根性が必要ですが、 諦めずに愚直に学習すれば、きっと合格できます。
■グループ学習しないと合格できない?
私は孤独な通信生だったのですが、学習を始めてから暫くして受験生ブログを拝見しているうちに多くの受験生が勉強会等のグループ学習に参加しているという事実を知って不安になりました。
特に2次学習はグループででディスカッションをしたり、 互いの答案を交換することで、多くの人の考え方や解き方を学ぶことができ、視野が広がったり、できる仲間のやり方を身につけることができるので、グループ学習が有利ということも知りました。
私は「なぜ教室講座を選ばなかったんだ!!!!」と後悔しました。
しかし、結果的にグループ学習をしなくても合格できました。
たしかにグループ学習は有利かもしれません。しかし、独学や通信生の方でもそのハンデを埋めることが可能なツールはあります。
それは「ふぞろいの合格答案」や「受験生最後の日」(今年は『事例80分料理法』というタイトル)などの書籍です。
これらの書籍には合格者の再現答案がたくさん記載されています。これらの書籍を熟読し、また自分の答案と比較したり、どうすれば合格者の思考プロセスを学ぶことで
同様に視野が広がり、実力が向上するはずです。
また、TACでは、答練や演習等で優秀な答案 をWEB上に載せるので、これらの答案も活用すれば同様に大きな効果を得ることができます。
ですから、孤独な戦いをしている全国の通信生OR独学の皆さん!グループ学習をしなくても合格できます。
■資格取得後に更新が大変
中小企業診断士の登録有効期間は5年間で5年ごとに更新が必要なのですが、登録を更新するためには、5年間の有効期間内に
(1)「知識の補充要件」(5年間で5回以上受講等)と
(2)「実務の従事要件」(5年間で30点以上獲得)
の両方の要件を満たさなければならないのですが、私は実は合格前、いや学習を決意する前から、このことが悩みの種でした。
「実務従事30点なんて、普通に会社勤めしているサラリーマンがどうやって診断先を見つけるんだ?!」
「仮に合格したとしても更新要件が厳しすぎるので、更新できず5年後に診断士を名乗れなくなってしまう。」
「努力が水の泡になってしまう。」
「合格したとしても、登録を3年間ギリギリに遅らせた方がいいんじゃないか?そうすれば実務従事が先延ばしできる」
な~んてことを考えていましたが、杞憂に終わりました。
要は合格後に研究会や支会などに積極的に入ればいいんです。診断案件の話はちょこちょこ出てきます。
とにかくこの資格は合格後に、多くの知り合いを作るのが大事。
私は先日3社目の診断を終え、いよいよ診断士登録ができますが、この3社目の診断も一発道場のメンバーが見つけて下さったもの。
また、他に参加している研究会でも診断案件があり、秋頃に行う予定です。
私自身もTAKEばかりでなく、自分で診断先を見つけてくるなどGIVEしなきゃなんないな~と思っていますが、おそらく今後も積極的に活動することで
必ず診断先企業は見つかるはず。
学習を迷っている皆さん、まずは一歩踏み出してみませんか?
この資格を取ることで本当に人生が変わります。 素晴らしい仲間や素晴らしい(診断先の)社長など多くの出会いが待ってます。
私ども一発道場も皆さんとの出会いをお待ちしております。
それでは、明日は5時に起きて、香港に行くので今日はもう寝ます。
BY アックル
アックルさん、「グループ学習の要否」についての鋭い指摘、私も全く同感です。
最近ちょっと気になるのは、「2次対策のために、どこかの学習グループに入らないと・・」と考える方が少なくないこと。グループ学習には有利な点もありながら、デメリットも伴います。合格体験記ってのはいいことしか書かないから、鵜呑みはキ・ケ・ン。
その点で「グループ学習はストレート合格の必要条件ではない」という指摘は非常に心強いです!
この件に関して私も見解があるので、後日UPしまーす。