編集力で差をつける

みなさん、こんにちはうちあーのです。

4月になりましたね。今年は桜の開花が例年より遅いようですが、関東地方では今週末くらいに満開となるようです。
春の桜は本当にきれいですが、みなさんが夏と秋に咲かせるであろう大輪の花も素晴らしくきれいですよ

 

TACの上級生コースでは2次の実力養成演習が始まりましたね。この時期は、演習ごとに明確な課題を決めて、その課題に対して良かった点反省点をチェックし、反省点を改善するためのアクションプランを策定する、といったプロセスが重要です。一歩一歩確実にスキルアップするためにPDCAをきちんと回すよう心がけてくださいね。

さて、演習を終えてみて、「書きたいことがうまく解答に落とし込めなかった」といった感想を持たれた方もいらっしゃるのではないかと思います。
原因としては、
・与件文でチェックを入れていたのに解答に盛り込めなかった(書き忘れ)
・書こうと思ったが字数制限に入らなかった(冗長な文章)
・適切な表現が見つからなかった(語彙、文章力不足)
・適切なグルーピング、言い換えができなかった(知識不足)
など、様々です。

実際、他人が書いた文章を読み、理解し、それを設問要求に沿って論述する、という一連の作業を、限られた時間内に行うことは容易なことではありません。
しかしながら、このスキル、いうなれば「編集力」が無ければ、どれだけ正確な読解力があり、設問要求の理解力があったとしても、採点者が目にする解答用紙に反映されず、つまり点数に繋がらないことになります。
この編集力は一朝一夕に身につけることは難しいですが、訓練により向上していくことができます。そこで、今回は編集力強化法の一例をご紹介します。

みなさんは、春秋要約をご存知でしょうか?恐らくは道場読者の中でも取り組まれている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
春秋要約とは、日経新聞の第1面に毎日掲載されているコラム「春秋」を40字以内で要約するものです。
目的は、診断士2次試験に必要な読み書き力の鍛えることであり、AAS名古屋・浜松の先生によって発案されたトレーニング方法です。

例えば、3月31日付春秋の要約をしてみると、こんな感じ。
「捜査資料改ざん・隠蔽事件は謎解きばかりで検察の犯罪の本質が見えずスッキリしない。」(40字、20分)

2次試験、特に事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲに対峙する際、人それぞれプロセスの違いはあると思いますが、

①設問を読み、問われている内容を理解する。
②与件文を読み、概要を把握する。
③与件文の中で、設問で問われている箇所を探す。(①と②の対応付け)
④解答を記述する。

というのが、一般的な手順です。

春秋要約では、①の設問は「春秋子(筆者)の主張を40字以内で述べよ。」であり、②~④のスキルを継続的に磨くのです。

私は、受験生2年目が始まったくらいからこの春秋要約を知り、平日に週2~3日ペースで取り組みました。
朝、日経新聞を広げ、春秋を読み進める。日経新聞を取ってない方でも無料WEB版を活用できます。
キーワードや主張をピックアップして、マス目ノートに要約を手書きする。パソコンでのタイプはダメ。必ず手書きすることが重要です。
かける時間は20分程度です。あまり時間をかけるのは実践的ではありません。

実際にやってみて、下記のような成果を感じました。
・始めて間もなく、読み書きに対する躊躇がなくなった
・日々、世間で旬の話題に接することで浦島太郎化せずに済んだ
常に初見の文章を要約する機会を持てた。
・文章を読んで、「つまり何が言いたいか」を読み取る癖がついた。
40字の字数感覚がだんだん身についてきた。
キーワード抽出力を体得できた。
・キーワードに優先順位をつける練習ができた。
圧縮編集技術を体得できた。

特に意識したのが、2次試験の得点に直結する(と考えられる)キーワードの抽出と選択、そして圧縮編集技術でした。くれよんストラックアウト戦術を引き合いに出すならば、限られた字数制限の中で、1つでも2つでも多くの要素を盛り込んだ解答は、それぞれの要素に妥当性があるならば確率論で勝てます
1つでも多くの要素を入れようと思ったら、ぜい肉をそぎ落としたスリムな文章を書く力を身につけるのがよい。春秋の40字って、実際やってみると非常に少ないんです。この中に春秋子の主張を盛り込みながら要約する練習を重ねることで、編集力を強化することができ、2次試験の得点アップが期待できます

なお、春秋要約の難点は正解がないことです。(2次本試験も同じですが)
そこで活用したいのが、ツイッター#sjdisや#sjyouyakuのタグで、受験生が要約を投稿しているので、自分の要約と論点やキーワードの比較できます。また自らも投稿すれば、継続するモチベーションを維持したり、他の受験生からアドバイスがもらえたりするので、一層効果的です。

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私は春秋要約を2年目で始めましたが、短い時間の割に期待効用が高いので、ストレート生でも取り組む価値はあると思います。
朝起き抜け、或いは昼食時などの隙間時間を活用して、一度お試しでやってみてはいかがでしょうか?

では、今日はここまで。
Ciao!
By うちあーの

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編集力で差をつける” に対して2件のコメントがあります。

  1. スーさん より:

    ウッチーさん、こんにちは。

    「春秋要約」は以前より気になっていました。
    実際やってみると思ったより難しいですが、
    楽しくもあります。

    今後も編集力向上と息抜きのために、
    続けていきたいと思います。

    1. うちあーの より:

      スーさん様

      コメントありがとうございます!
      以前より気になっていたこととはいえ、記事を読んで頂き、すぐ試して、取り入れられるのはさすがです。
      スーさん様の仰る通り、春秋要約は良い息抜きにもなります。私も学習の合間に気分転換で春秋要約をやる日もありました。だからこそ、無理なく続けられたのだと思います。
      また、ブログを拝見させて頂きましたが、気になるニュースを自分で簡潔にまとめる試みも面白い新聞の活用法ですね!読むだけではなく、書くことにより知識も整理・深化できると信じます。
      がんばってください(^^)

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