中小:カギは「速読反復学習」と「中小対策お勧めブログ」
こんばんは!アックルです。
ようやく暗記3兄弟のラストまでたどり着きましたね。
私はあまり記憶力が良い人間ではないので、これら暗記3兄弟には大変苦労しました。
嘘じゃないですよ。本当に記憶力が悪いです。単語は覚えてもすぐ忘れてしまうし、普段でも人の名前は全く覚えられないし・・・。
それでも合格できるんです!
さて、今週のテーマは中小企業経営・政策の中小政策の方。
この科目も情報・法務と互角、いやそれ以上に大変な科目です。
とにかく覚えることが多いし、しかも細かい!
私は受験時代、養成答練で50点しか取れなかったので、この科目もかなりの苦手意識がありました。
私は苦手科目には特に力を入れた甲斐があって、本試験では69点というなかなかの点数が取れました。
では、私がどのように「中小政策」を学習したか説明します。
■やっぱりスピ問と答練を繰り返す■
この科目は毎年4月頃に発行される「中小企業施策利用ガイドブック」から出題されています(今年は「平成22年度版」)。
ですからこの科目に関しては、過去問を解く意味があまりありません。
一方、スピ問や答練も作成した時点ではガイドブックが発行されていないのですが、それでも作成者は当然、廃止された施策や重要性の低い施策などは除いて
作成 しているので、本試験で出題される可能性が高い問題が揃っています。
他の科目も同じですが、スピ問や答練の設問を解く際には、単に正誤を判断するだけでなく、間違っている部分について
「正しい答えは○△だ」というところまでを一つ一つの選択肢について徹底的に考えて下さい。
この科目はこの学習法が特に伸びます。
例えば、以下の設問。
小規模企業共済制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア.小規模企業共済法に基づく「経営者の退職金共済制度」である。共済金は一括または分割で支払われる。
イ.掛金は、月額1,000円~70,000円の範囲で1,000円刻みである。
ウ.納付掛金は、税法上、最大2分の1まで所得控除できる。
エ.納付掛金総額の範囲内で、一般貸付、傷病災害時貸付、セーフティネット貸付などの貸付が利用できる。
この問題の正解はアです。
では、イ~ウは何が間違っているか?正しい答えが何かを解答を見ずに答えられますか?
イは1,000円刻みではなく、500円刻み。
ウは納付掛金は全額所得控除できる。
エはセーフティネット貸付は小規模企業共済制度ではなく連鎖倒産防止のための貸付ですね。
これら正しい解答をすぐに思いつくことができるようなレベルになるまで繰り返し説いてください。
ちなみに私はスピ問だけでも6回転しました。
■隙間時間に「中小企業政策ガイドブック」を読む■
先ほど申したとおり、スピ問や答練には最新施策が反映されていません。最新施策は、模試や「中小企業施策利用ガイドブック」から知識を得てください。
私はこの本をカバンに入れて持ち歩き、電車の中などで、高速で読んでました。1時間で最後まで読み終えるくらいのスピードです。
所謂、速読に近い読み方ですが、ガイドブックは 1ページをじっくり時間をかけて読むより、高速で何度も何度も読んで記憶の片隅に置く方法をお勧めします。
人間の記憶には4つの段階があります。
1つ目が「Familiar」:親近感はあるのだが、具体的には何か思い出せない段階
2つ目が「Recognition」:見分けられる。つまり試験の4択問題に答えられる段階。
3つ目が「Recall」:再生できる。選択肢がなくても思い出せる段階。
4つ目が「Automaticity」:努力しなくても思い出せる。とっさに思い出せる段階。
ガイドブックのように辞書代わりの冊子の場合は、全て覚えるのは絶対無理なので、「Recognition」の段階まで到達できれば十分です。
この段階まで進むには、高速反復学習を行うことが近道です。さらに高速反復学習を行うことの効用の一つに直勘力が高まるということがあります。
私は本試験では法務があわや足切りでしたが、正解した問題の中には最後は勘に頼った問題が3~4問はありました。
仮に勘が外れていたら私は地獄に落ちたわけです。この試験は勘が冴えていたかで天国か地獄かに分かれるので、直勘力というのは実は非常に重要なんです。
ちなみにスピ問や答練は「Recall」あるいは「Automaticity」の段階まで到達するのが望ましいです。
■中小の「勉強法ブログ」と言えば・・・■
中小企業経営・政策の勉強法で有名なブログといえば「NANAさん」のブログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting
私は受験時代に中小政策の勉強法で悩んで、WEBで「中小企業経営・政策 勉強法」で検索していたら、このブログにたどり着きました。
社労士でもあり、中小企業経営・政策のスペシャリストであるNANAさんの紹介する勉強法は一読に値します。
「中小企業経営・政策」のコーナーを設けてますし、今年のガイドブックのことも書かれていますので是非読んでみてください。
最後にNANAさんのブログでも書かれていましたが、模試は本試験で出る可能性の高い最新施策がたくさん出ます。
ですから、模試や完成答練で失敗しても、 この科目に関しては特に全く気にする必要がありません。
「中小企業施策ガイドブック」などで確認しながら、「骨の髄までしゃぶり尽くす」くらい模試や答練を復習すれば、短期間でも実力はメキメキ向上します。
もう一つ。受験時代に学習法を参考にしていたブログがあります。
★中小企業診断士・ストレート合格記★
http://ameblo.jp/masatoshi-rmc/archive2-200906.html#main
上記、昨年の6月19日に紹介された「串刺し」学習法や「語呂合わせ」は衝撃を受けました。
特に「小規模企業共済の経営者はイーナ(1,000円~70,000円)」は、一度聞いたら多分一生忘れません。
この学習法は、道場でも4月23日の中小企業「政策」 の攻略法で紹介されています。
それでは。
BY アックル
げっちさん、コメントありがとうございます。
私は通信だったので、自分の勉強法が正しいのか?他の人はどのように勉強しているのか?などかなり悩んでいたので、優秀な合格者や受験生のブログはかなり参考になりました。
げっちさんも、いい勉強法などを取り入れて合格目指して頑張ってください!
NANAさん、コメントありがとうございます。
メッセンジャーにブログのタイトルを入れ忘れてて失礼しました。
NANAさんの中小経営政策は、受験時代にとても活用させていただきました。
これからも中小経営政策ネタを他の指揮にしております。
今後ともよろしくお願いします。
アックルさん、はじめまして。NANAさんブログに触れられていたので飛んできました。(^^)
NANAさん、お世話になってます!ヤフーメッセンジャーの件って、アックルさんのことだったんですね。(^^)
中小政策はもう4月以来の悩みの種、涙涙…という感じでしたが、私もNANAさんブログに出会ってからは、NANAさんブログが副読本化してます。
今週はTAC自習室でスピ問回してテキスト復習した後、家に帰ってきてからは毎晩、NANAさんブログと施策ガイドブックでゼロから総復習。実務に即した視点からのアドバイスで、非常に説明が分かりやすく、施策のイメージがつかみやすくて助かってます。しかも最新施策を反映しているのがうれしい限り。
電卓の件とか試験直前の対策とかも参考にさせていただいてます、ブログがんばってください!
(ってここに書くのは変でしたね、すみません)
しかし、著名な方々のブログを訪ねると、アックルさんとかハカセさんとか、皆々様の足跡ばかり…。道場の方々って、ホントにあちこち盛んに情報収集されてたんですね、ビックリです。これからも参考にさせていただきます!(^^)
アックルさん、こんにちは。
ヤフーのメッセンジャーでメッセージをいただき、ありがとうございます。お昼にすぐ返信しようとしたのですが、メッセンジャーでは返信できず、どうお伝えすればいいか悩んでいました(^^ゞ
ご紹介、どうもありがとうございます。ご紹介いただき光栄です。私は受験からかなり離れていますし、受験専門校の講師として教えているわけでもないので、受験ネタの記事を書き続けるのがいいのか迷っていましたが、こうしてお役に立てるのであれば、何よりも嬉しいです。受験される方にとって、中小経営政策が少しでも身近に感じてもらえたらいいなって思います(^^)
記事のシリーズ、再開しなくてはですね。今後ともよろしくお願いしますm(__)m