【合格体験記】試験1週間前からの怒涛の追い込みで一発合格! by けいてぃさん

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受験生情報
- ハンドルネーム:けいてぃ
- 年代:40代
受験回数
- 1次試験:1回
- 2次試験:1回
学習時間
- 1次試験:340時間
- 2次試験:140時間
学習開始時期
2023年12月
自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
がっつり1周+試験1週間前からの怒涛の追い込み(マネるな危険!)
診断士に挑戦した理由・きっかけ
- 理由①:技術畑で15年以上同一製品の開発に携わり、年齢が30代最後の年に差し掛かった中で、「誰にも負けない自分のスキルは何か?」と考えた時に「これだ!」と言えるものが無い事に気づく。
良く言えば全体最適を導く広い視野を持つと言えるが、見方によっては器用貧乏だった。器用貧乏も極めれば誰にも負けない大きな強みになると考え、ゼネラリストとしてのキャリアを目指したいと考えたため。 - 理由②:会社の業務の中で経営に影響力のある意思決定に関わる機会が増え、何が正しくて何が正しくないのかが分からない状態に陥っていた。経営全般に関わる知識をインプットした上で自分の中で納得できる正しい判断をしていきたいと考えたため。
以上2つの理由より、自分が必要としているスキルが中小企業診断士の試験範囲とマッチしていると感じたため。
職務経験・保有資格
- 職務経験:大手製造業で化成品の開発~生産準備に従事
- 保有資格:危険物取扱者乙類第4種、ECO検定、QC検定3級 ※会社からの取得義務付け資格のみ
得意科目・不得意科目
- 1次試験
得意科目:経済学、運営管理
不得意科目:経営法務、財務会計 - 2次試験
得意科目:事例Ⅲ
不得意科目:事例Ⅰ
合格までの学習法
1次対策
通信+独学
- 学習開始
教材購入:23年7月 学習着手:23年12月 - 活用教材
スタディング
まとめシート
Youtube(はじめよう経済学)
ChatGPT - 活用ツール
スマホ
iPad(GoodNotes6) - 学習の流れ
Step-1(23年12月~24年6月26日)
スタディングの学習フローに従って7科目を1周する
以下①~③を1セットとして繰り返す
1.講義動画視聴
2.スマート問題(練習:1回+本番:満点取れるまで)
3.セレクト問題(練習:1回+本番:満点取れるまで) ※過去問
※特に意識したのは、「正解の選択肢以外も理由を説明できるまで1回理解する」
すぐに忘れてしまいますが、一度自分の中で納得して人にも説明できる状態を目指しました
Step-2(24年6月27日~7月29日)
スタディングの直前講座(各科目3~4時間程度)を1周し、R5過去問を解く
結果:R5過去問7科目で402点
※合格点420点までもう少しと感じるかもしれませんが、直前講座を視聴した直後に解いています
R5過去問をベースにした対策講座でインプットした記憶がフレッシュな状態でも402点で絶望的・・・
試験1週間前の7月末時点で体感としては350点程度の実力だったと思います
Step-3(24年7月30日~8月4日) ※ラスト1週間
R4またはR3の過去問詰め込み
中小は過去問を使えないため、スタディング模試も活用
試験1日目終了後もホテルで2日目の過去問初見&解説確認 (睡眠時間2時間)
3年間の共通論点を探して、頻出問題を1つでも多く取れるよう意識した
以上Step1~3での各科目の合計時間と1次試験点数
企業経営理論:60時間 →79点
財務会計:75時間 →68点
運営管理:35時間 →74点
経済学:50時間 →76点
経営法務:35時間 →52点
経営情報システム:35時間 →64点
中小企業経営政策:20時間 →65点
その他過去問/まとめ:40時間
合計時間:340時間 →合計点:478点
2次対策
独学
- 学習開始
本格的なスタートは1次試験後 ※XやYoutube動画での情報収集は1次前も実施 - 活用教材
ふぞろい10~17+10年データブック
事例Ⅳ攻略マスターガイド
事例Ⅳ過去問マスターガイド
LEC金城先生 過去問総ざらい道場
Youtube動画(EBA、まとめシートなど)
一発合格道場ブログ - 学習の流れ
Step-1 (24年8月5日~9月4日)
2次試験の研究/情報収集
・過去問の出題の趣旨と設問とふぞろい100点回答を横並べして俯瞰
・令和5年事例Ⅰに特化して、各予備校などの回答と解法を横並べ
・社内に一発合格道場メンバーがいる事を雑誌企業診断で発見し、コンタクトを取ってヒアリング
Step-2 各事例の特訓
・事例Ⅳ(24年9月7日~10月20日)
事例Ⅳ攻略マスターガイドの1周目完了 9/7~9/17 約10日で1周目完了
事例Ⅳ過去問マスターガイドは9/18~10/20 約1カ月で1周目完了
・事例Ⅰ~Ⅲ(24年9月18日~10月20日)
解法を模索&確立 色ペンの活用方法やキーワードのメモの方法など
一発合格道場のブログなども参考にしながら自分に合った解法を検討した
事例Ⅰ~Ⅲ:R4~R5(2年分)
・LEC金城先生の過去問総ざらい道場
過去10年分以上の過去問を一気に見ていきながら、回答を作成する上での本文中のヒントなどの解説有り
十分に過去問演習の数を稼げない自分にとっては非常に有意義だった
Step-3 まとめ(24年10月20日~10月27日) ※ラスト1週間
・総ざらい道場の重要なキーワードを全てエクセルで一覧化
回答作成における考え方や重要なキーワードから連想すべき単語を整理した
例「OEM受託→受け身/新規開拓必要」「依存→脱却」「営業→強化」「高齢化→若手へ伝承」など
・ふぞろい過去10年分程度の各設問/回答構成の要素/与件キーワードの関連を一覧化して整理した
細かい単語レベルに分解して俯瞰し、抽象化して重要な論点の絞り込みを意識した
・事例Ⅳについては記述問題の総確認とCVPのミスしやすいポイントをまとめた
※NPVは時間切れで捨てました
以上Step1~3での各科目の合計時間
事例Ⅰ:35時間
事例Ⅱ:20時間
事例Ⅲ:15時間
事例Ⅳ:70時間 合計時間:140時間
何故その学習方法を選んだのか?
本来やりたかったのは、1周目をしっかり考えて自分の中で納得した上で、過去問を周回させながら定着させるような形だった。
しかしながら計画が甘いのか、自分の根性が足りないのか学習時間そのものが不十分で1周目が長期化してしまったため、最後の過去問を周回させて解法を定着させる部分が1週間程度で非常に短時間になってしまった。
学習時・受験時のエピソードおよびこれから合格を目指す方へのアドバイス
一次試験も二次試験も共通して、自分が納得するまで理解する事が重要だと思います。
理解レベルとしては自分の言葉を使って、他の人に伝えられる状態が望ましいです。一度理解するまでは時間がかかりますが、根気強く真摯に問題や解説と向き合う事が近道になると思います。
直前での詰め込みはオススメしませんが、直前になって仕上がっていなくても絶対に諦めないでください。今までやってきたことをベースとして、何が足りないのか?優先順位を考えて貴重な残り時間を使う事で、合格する確率は必ず上がってくると思います。
~受験関連オススメ~
- コワーキングスペースのススメ
最初は自宅で学習していましたが、小さい子供もいるため起こしてしまい、なかなか勉強時間が確保できませんでした。お金はかかりますが、コワーキングスペースを活用する事で時間を確保して集中できます。 - iPadのススメ
iPad+Goodnote6の組み合わせで、大量の本やノートを持ち歩く事無く、いつでもどこでも学習できます。過去のノートを見直す事もできますし、ページの挿入で整理もしやすいので非常におすすめです。
※筆圧不要で書きやすいのも魅力ですが、後述する通りシャープペンで書く訓練は別途必要です。 - YouTube動画のススメ
いろいろなYouTube動画を先輩方が出してくださっています。例えば解説動画では回答の説明だけでなく、そこに至るプロセスや過去問との共通点なども説明がある場合も多く、それら一言一句が宝の山です。全ての動画を真に受けてしまうと情報過多になって混乱してしまうと思うので、自分に合った納得のいく考え方を見つけていくのが大事かと思います。
~受験関連事件簿~
- 1次試験2日目タクシーが迷ってしまう事件
1次試験2日目にホテルからタクシーで会場に向かう際にタクシーが迷ってしまい想定時間より遅れてしまいました。
余裕を持って試験開始時間の60分前に会場に到着するようにタクシーを呼んでいましたが、行先の駅を間違え、そこから正しい駅に向かう時にも何度か道を間違えて想定より30分程度遅れてしまいました。余裕を持って出発していたので開始にはまだまだ時間があったものの、手配があと30分遅れていたら・・・とゾっとしました。
皆さんタクシーを使う時は時間に余裕を持ちましょう - 事例Ⅲの序盤に指がつってしまう事件
事例Ⅲの第1問の回答作成中に、利き手の右手がつってしまいました。ジョジョ立ちの手だけバージョンのような状態になりながら2~3分程度は文字が書けない状態が続き、回答用紙を白紙で提出しないといけないのか・・・と覚悟しました。その後も何度か痙攣しながら全部埋める事はできましたが、極力書く量を減らして指への負荷を減らすようにするなどギリギリの攻防でした。普段はiPadで学習していたので筆圧不要でしたが、シャープペンの筆圧要求量舐めていました。
皆さんシャープペンで大量の文字を書く訓練は怠らないようにしましょう。 - 二次試験合格発表の時に受験表が無い事件
2025年1月15日二次筆記試験の合格発表の時に受験表がありませんでした。当日の試験問題と一緒に二次試験の受験票を入れたと思っていましたが、合格発表当日に見るとそれは一次試験の受験表でした。結局二次試験の受験票は見つからずに1月15日の合否は分からず、翌日に書留で口述試験の案内が来るまではモヤモヤする時間を過ごしました。
皆さん受験票は必ず大切に保管しましょう。
おわりに
ゼネラリストとしてのキャリア形成や、自分の中で納得できる正しい判断をしていきたいと思い、診断士試験に挑戦されたけいてぃさん。
タクシーが道に迷ったり、事例Ⅲで指がつったりなどのハプニングがありながらも、試験時間を乗り切り合格されました。
社内に道場メンバーがいるの、すごいですね! 世間は狭いです笑
けいてぃさんが、これから中小企業診断士として活躍されることをお祈りしています!
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