運営管理(販売マーケティングおさらい)計算問題も添えて byかます
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アツい毎日が続きますので、体調には気を付けていきましょう
昨年直前に詰め込んだ計算問題など、「運営管理の販売&マーケティング分野」をおさらいします!
1次試験び受験票・写真票 ~早めのご準備を!~
ようやく1次試験の受験票を手にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会場案内と写真票がありますので、まだの方は早めに確認&準備されると良いかと思います。
(私は昨年写真サイズを間違い、前日に慌てて写真を印刷しました…)
写真票について
①写真サイズはやや大きめの縦4.5cm×横3.5cm
②最近6ヵ月以内に撮影したもの
③脱帽正面向き、背景が無地で胸から上を撮影した明瞭なもの
④写真の裏面に受験地区・氏名を記載が必要
⑤写真をのり付けし、さらに上下を透明なセロハンテープで貼る
受験前に時間が無い中ひと手間ではありますが、当日忘れると大変なので、時間を見つけてご準備ください。
プロに撮影してもらったり街中の証明写真機も勿論OKですが、スマホで撮影してコンビニプリントも、手っ取り早く値段もお手頃でオススメです。
★2次試験も同じ様に必要なので、取っておけば再利用できます
こんぷりん|コンビニのコピー機で証明写真4枚200円から (conprin.com)
試験科目と時間について(受験票に書いてあります)
令和6年8月3日(土)
試験科目
A 経済学・経済政策(60分) B 財務・会計(60分)
C 企業経営理論(90分) D 運営管理(90分)
時間
開始 9時50分(8時50分から入室可能)
終了 PM17時10分(途中退室可)
令和6年8月4日(日)
試験科目
E 経営法務(60分) F 経営情報システム(60分)
G 中小企業経営・中小企業政策(90分)
時間
開始 AM9時50分(8時50分から入室可能)
終了 PM15時(途中退室可)
その他留意事項(抜粋)
・各試験開始後30分迄は入室可能
・各試験の間隔は40分で、1日目BとC、2日目FとGの間は1時間
・飲み物は700ml以内のふた付きペットボトルは足下に置いておき飲用可能
※水筒や缶は試験中に出しておくことはNGなのでお気を付けください
・電卓は試験中使用不可
今回記事について
経理人事総務を兼務している私ですが、食品製造会社にて、営業経験が一番長いです。
スーパーのバイヤーの方と話す機会も多く親しみのある分野なかつ、直前期での見直しで、難易度が高いと言われた昨年の運営管理にも立ち向かえました。
(診断士受験前には販売士の資格も取得したこともあり、個人的には落とせない範囲だなというところもありました)
川上企業は辛いよ「ブルウィップ効果」
食品製造業という川上企業にいると、お盆と年末など、皆が集まるイベントでは、一気に注文増を頂きます。
(因みに1次試験時には、絶えない連絡にげっそり、世の中はいつも通り回っているなと一気に現実に引き戻されました。。)
そんなサプライチェーンの変動を大きくするもの、それが、ブルウィップ効果!
ムチの手元(川下)は振れ幅が小さいが、先(川上)に行くほど、振れ幅が大きくなることの例えがこの名前の由来
ブルウィップ効果とは?
サプライチェーンの川上(=受注側)に行くほど、変動の波を大きく受けること
例)
⇒(川下)小売店舗
「お盆での帰省に合わせて2倍位見込んでおこうかな」
⇒(中間)卸①
「欠品したら機会損失だ!通常の3倍は見ておくかな・・」
⇒(中間)卸②
「万一の場合に備えて、4倍は読んでおかなくては」
⇒(川上)製造業
「読み切れないし、5倍は用意しておくかな」
対応策として、リードタイムを短くすること、サプライチェーンを構築することがあります。
出来る限り、川下の小売店舗と関係性構築、連携を図り、より現実的な準備が出来るようにして変動を最小限に抑えながら、欠品しない様に回しています。
ピッキング~種まき方式と摘み取り方式~
種まき方式(トータルピッキング)
商品をまとめてピッキング
→店舗毎に必要な量を補充していく方式
✔少種多量向き ✔作業動線短縮効果
✔自動仕分機活用
郵便物を各家庭のポストに入れていくようなイメージ
→熟練の技が必要
商品を配る!
摘み取り方式(シングルピッキング)
商品がおかれた棚から都度ピッキング
✔多種少量向き ✔注文先多数
スーパーで棚から商品をとってカゴに入れていくイメージ→初心者でもやりやすい
棚から商品を取る!
物流センターのTC通過型とDC在庫型
TC通過型(Transfer Center)の特徴
TC(通過)型:倉庫に保管せず、すぐに使用先に流れていく形態。
出荷元が仕分けするベンダー仕分け型と、センターにその日使う必要量を入れて仕分けするセンター仕分け型の2種類がある
メリット:
商品を無駄なく使用出来る(生鮮品にはもってこい)
センター仕分けの手間が省ける
デメリット:
製造元から運ばなければいけないため、リードタイムが長くなる
経験談(出荷元の意見):
ロットではなくバラ発注、店舗毎で仕分けを行うで来るため、作業時は煩雑でミスも起こりやすくなります。
ただ、出荷物全てが即時売上になるメリット、店舗から直で発注が来るため、ブルウィップ効果で一気に跳ね上がり現場がバタバタになることも…
DC在庫型(Distribution Center)の特徴
DC(在庫)型:物流センターに在庫を持っておき、店別やエリア別に仕分けをして配送先に納品する機能を持つ形態。
メリット:
センターから効率よく出荷出来るため、リードタイムが短い
色んなメーカーのものを一緒に配送出来るので、カテゴリ納品にも対応しやすい。
デメリット:
在庫管理が必要
経験談(出荷元の意見):
出荷元で倉庫の在庫管理を行う形もあり、その場合は日々出庫数を追いかけて、倉庫の休みの日の前には数日分を入庫する様に調整、メニュー変更時の変動も読みながら入荷数を決定させます。
また、出庫しないと売上に繋がらないため、在庫過多は避けなくてはならず、逆に欠品リスクもあるので、管理する側の負担は大きいです。倉庫の管理手数料が発生したりもします。
経験談にアツくなってしまいました笑
一括物流システムでも使われる、バーコードによる一元管理システム含めて、復習しておきましょう!
計算問題Ⅰ 商圏分析「ライリー&コンバース、修正ハフモデル」
過去問① ライリー
R4.運営管理 第25問
この四角い枠の中をタッチ(クリック)すると答えと解説が表示されます。
答えは↓
正解:ア
解説:
Ba/Bb = Pa/Pb × (Db/Da)2
=20/5×(6/12)2
=4×(1/2)2
=4×1/4
=1
★考え方
人口比はA市:B市=4:1で、
距離比の2乗ははA市:B市=1:4のため、
これらを掛け合わせると、A市:B市=1:1
ライリーの法則
都市間における買い回り品の顧客の購買力割合を明らかにしたもの
2つの都市A,Bがあるとき、その間に存在する都市Cから吸引する購買額の割合は、2つの都市の人口比に比例し、距離の2乗に反比例する
人口のより大きな都市の方が買い物に行く魅力が大きく、また、距離の近さがより購買力を吸引しやすい、という考え方に基づきます。(距離が遠いのは買い物に行くのが億劫とも言えますね)
公式は以下の通りです。
Ba/Bb = Pa/Pb × (Db/Da)2
Ba = A市が中間のC町から吸引する販売額
Bb = B市が中間のC町から吸引する販売額
Pa = A市の人口
Pb = B市の人口
Da = 中間のC町からA市までの距離
Db = 中間のC町からB市までの距離
人口は比例、距離は中間地点からのそれぞれの2乗反比例
ざっくり表現すると、、人口と分子分母を逆にして2乗!
ちなみに…コンバースの法則
大都市と距離的に近い小都市とがあった場合に、小都市における購買力は、大都市に吸引される購買力と小都市に残る購買力の2つに分かれるというもので、その割合を算出する方法のことです。新小売引力の法則ともよばれます。
過去問② ライリー&コンバース
R2.運営管理 第25問
この四角い枠の中をタッチ(クリック)すると答えと解説が表示されます。
答えは↓
正解:ウ
解説:
Db = Dab(AB間の距離) ÷ 1 + √Pa ÷ Pb
B市から見た商圏分岐点(Db)
= 15km ÷ (1 + √48万人 ÷ 12万人)
= 15km ÷ (1 + 2)
= 5Km
※問題には失業率が書いてありますが、不要な情報です
※ルートの計算方法おさらい
√48=4√3(4×4×3=4の2乗×3)
√12=2√3(2×2×3=2の2乗×3)
これらを割ると2(√3同士で消せる)
「ライリー&コンバースの法則」
2つの都市の商圏分岐点を算出する方法のこと
★計算問題で良く出るのはこれ!
「商圏分岐点」とは「ライリーの法則」において、「Ba/Bb = 1」となる点のことをいいます。
商圏分岐点は以下の公式から求めることが出来ます。
Db = Dab ÷ 1 + √Pa ÷ Pb
Db = B市からみた商圏分岐点
Dab = A市とB市の間の距離
Pa = A市の人口(または、売り場面積、小売販売額)
Pb = B市の人口(または、売り場面積、小売販売額)
過去問③ 修正ハフモデル
R3.運営管理 第25問
この四角い枠の中をタッチ(クリック)すると答えと解説が表示されます。
答えは↓
正解:ウ
解説:
店舗Aの吸引率=
1,000m2 /(1,000m)2 /
<(1,000m2 / (1,000m)2) + (2,000m2 /(2,000m)2>
=1/12/(1/12+ 2/22)
=1/(1+2/4)
=1/(2/2+1/2)
=1/(3/2)
=1×2/3
=2/3
「ハフモデル(修正ハフモデル)
ハフモデルとは消費者がある店舗に買い物に出かける確率を求めるものです。
買い物に出かける確率のことを吸引率と呼びます。
店舗Aに出かける確率を求める式は以下のようになります。
吸引率A=
店舗Aの売場面積 / (店舗Aと消費者Xとの距離)2 /
<店舗Aの売場面積 / (店舗Aと消費者Xとの距離)2 + 店舗Bの売場面積 / (店舗Bと消費者Xとの距離)2>
※距離抵抗計数が2のため各店舗と消費者Xとの距離を2乗します。
→距離拮抗計数は遠くの店まで買い物に行くのが面倒と考えられる指数のこと
食料品や消耗品などの最寄り品では高く、電化製品などの買い回り品では低くなる
※修正ハフモデルでは、距離拮抗計数を2としています
→日本版に修正したモデルで、魅力度を営業時間やブランド力の要素を加味して計算する考え方
【運営管理】感情で覚える公式集〜商圏分析・資材発注〜 byはっしー
運営管理では覚えづらい公式がたくさん出てきますよね。今回はライリーの法則と経済的発注量の公式を感情の面から紐解いていきます。
計算問題Ⅱ マーケットバスケット分析
過去問④ 支持度&信頼度
R4.運営管理 第39問 設問1
この四角い枠の中をタッチ(クリック)すると答えと解説が表示されます。
答えは↓
正解:イ
解説:
それぞれ計算をしていきます
ア:商品aからみた商品bの信頼度
aとb両方買った件数/aを買った件数なので、250件/(350+250)件=5/12
イ:商品aとbを併売したパターンの支持度
aもbも買った件数/全件数なので、250件/1000件=1/4=0.25
ウ:商品aを購買したパターンの支持度
aを買った件数/全件数なので、(350+250)件/1000件=0.6
エ:商品bから見た商品aの信頼度
aとb両方買った件数/bを買った件数なので、250件/(50+250)件=5/6
オ:商品bを購買したパターンの支持度
bを買った件数/全件数なので、(50+250)件/1000件=0.3
公式おさらい
過去問⑤ リフト値
R4.運営管理 第39問 設問2 ※数値は上の設問1参照ください
この四角い枠の中をタッチ(クリック)すると答えと解説が表示されます。
答えは↓
正解:オ
解説:
商品aの信頼度(aもbも購入/aの購入数)/bの購入数/全体なので、
250件/600件/300件/1000件
=25/60/30/100
=5/12/6/20
=25/18
公式おさらい
ごっちゃになりがちなマーケット分析も、ゴロで覚えればあっという間!
最後に:まだまだいける!
1次試験本番に一番良い状態にもっていけばOK
私のこの時期は、過去問5年分を振り返ってはひたすら復習をしていました。
時折、SNS等も気になってしまうこともありましたが、「自分は自分」と言い聞かせ、なるべくメンタルを安定させた状態にすることを心がけました。
また、書きなぐったメモを各科目別に並べて、効率よく、反復して見返せるようにもし、最後の追い込みをかける準備をしたりもしていました。
時折分からない問題に当たって、焦りを感じてしまうこともあるかもしれませんが、「本番でなくて良かった」と言う風に、ラッキーだったと思う様にする等し、気分の落ち込みを緩和するのもおすすめです。
運営管理全体の計算問題演習に有益です↓
【運営管理】記憶が曖昧な計算問題まとめ – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)
味方につけたい運営管理の計算問題制覇シート【1次試験 超直前期】 – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)
次回予告
明日はたいしんのゆる~い記事
2次試験にも繋がる、勉強の合間にはもってこいな内容です♪
息抜きにどうぞ~
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