2次ベテにならないための教訓シリーズ① by サトシ
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みなさん、こんにちは。
超絶ベテラン受験生でした「サトシ」です。
今日から「2次ベテ(超多年度生)にならないための教訓」シリーズを、私の受験歴も紹介しながら4回に渡ってお送りします。
私の自己紹介はこちら。
まずはこちら、春セミナーのお知らせです。
残席わずかになりました。バスや電車の指定席の表示で言うと△の状況になっています。私は鉄道ファン(乗り鉄)ということで、せっかくなのでこのようなものを作ってみました。まるで駅の券売機の上にあるモニターみたいですね(笑)
春セミナーは1次パートと2次パートに分かれていますが、2次パートについては、2次試験のプロセスのことや道具のこと、受験生が陥りがちな悩み事(+その処方箋)についてを扱う予定です。ただいま道場メンバーが全力で準備を進めております。
もしかすると、申し込もうか悩んでいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫ですよ。無料ですし、不安を感じる必要はありません。道場メンバーはみなさんすごい方ばかりなので、後悔をすることはないと思います
みなさまのお申し込み、お待ちしております。
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前置きが長くなりすぎましたね。それでは、本題に入りましょう。
記事が長くなっていますので、結論だけ知りたい方は以下にある「教訓&ストラテジー〇」のところだけ見ていただければと思います。
それでは、今回もよろしくお願いします。
2次ベテの定義・受験生別のこのシリーズの捉え方
まず、2次ベテの定義と、受験生別のこのシリーズの捉え方について説明いたします。
2次ベテとは
2次試験の受験の有無に関わらず、2次対策経験年数が3年超の人。超多年度生のイメージ。
このシリーズの捉え方
● 現在ストレートの受験生(初学者)、上級1年目の受験生(前年度ストレート生の方)
→「こうやると何年もかかっちゃうよ」という情報=2次ベテにならないための教訓
● 現在上級2年目の受験生、2次ベテ(超多年度生)
→「何年もかかっている人はこういうことをすれば合格に近づくよ」という情報、合格するためのカギ=2次ベテ勝利のストラテジー
私は2015年度から中小企業診断士の勉強を始め、合格まで8年(途中充電期間を入れると9年)かかりました。私の長い受験歴を振り返りつつ、反面教師的な情報や、2次ベテ(超多年度生)が受かるための情報をお伝えいたします。今回は2015~2017年について振り返ります。
2015年度(1年目)
2015年度の結果
1次対策:TAC梅田校のストレートクラスを受講。企業経営理論、財務、情報を受験し、企業経営理論、財務が科目合格
2次対策:ストレートクラスの2次対策部分(1次試験後)
はい、すでにここからベテラン路線に行く運命でした。7科目をいっぺんに受けるのは負担が大きく私には無理だと勝手に思い、3年かけて科目合格を積み重ねる作戦にしていました。
今思うと、もうこの時点で3年やるのは確定で、自分から自動的にベテランになることを選んだわけですが、当時の私はそれに気づくわけがありませんでした。
1次試験は7科目あって大変だけど、7科目いっぺんに受けたほうが絶対いいよ
いやいや、そんなの無理だよ
7科目受ければリスク分散もできるから、一気に受けちゃってや!
そんなの、先生みたいに頭が良い人しかできないよ…
私も今なら「1次試験は7科目いっぺんに受けたほうがはるかに合格しやすい」と言えますし、TACの講師や過去の合格者も口を揃えて「7科目いっぺんに受けよう」と言ってました。
しかし、当時の私は「いや、それは頭の良い人や才能のある人だからできることであって、凡人の私には無理だ」と勝手に思っていました。
なるほど。サトシさんが超多年度生になったのはここがきっかけだったのか
みなさん、ここで2次ベテにならないための教訓を2つご紹介します。教訓だけ紹介しても無責任になってしまいますので、改善策である「2次ベテ勝利のストラテジー」もセットでご紹介します。
教訓&ストラテジー 1・2
2次ベテ勝利のストラテジー 1
1次の科目合格積み重ね作戦は2年まで。3年計画はやめましょう!
2次ベテ勝利のストラテジー 2
ネガティブな思考・発言は診断士の試験や勉強においてはしないように意識していきましょう!意識していれば徐々に減っていきます。
予備校の講師や過去の合格者が口を揃えて言っていることは、「私にはできない」とか「俺は違うぜ」と思わず素直に実践しましょう!
解説
1つ目の教訓は主にストレートの受験生(初学者)向けの内容です。
こちらの「2年まで」というのは、①いわゆる1.5年本科生の場合、②前年の科目合格者の場合、③先代の「さや」のように事情があって2年計画にした場合を指しています。こういうケースもあるので、2年計画で受けることは否定しません。ただ、このようなケースでなければ一気に7科目受けてしまいましょう!
2つ目の教訓はメンタル面のことで、全受験生向けの内容です。
診断士は受験においても合格後の活動においても、素直、謙虚、積極的、ポジティブな人のほうがうまくいきやすいです。(私は置いといて)道場の15代目メンバーも、先代のメンバーもみなさんそのような方々です。
ネガティブ思考やひねくれた解釈はタブーです。いわゆる3D(でも、だって、どうせ)や言い訳は禁句です。また、「俺は特別だから」とか「他の人とは違う」のような、ちっぽけなプライドを押し出した思考もなくしていきましょう。私のことを反面教師にし、講師から言われたことは素直に従っていきましょう。
はい!わかりました。楽しんでやってみます!
でも、そんなこと言ったってオレにも事情が・・・
それだよそれ。「でも」なんて言わず、とりあえずやってみよう!
2016年度(2年目)
2016年度の結果
1次対策: TAC梅田校の1・2次上級クラスを受講。運営、経済、情報、法務を受験し、運営、経済、法務が科目合格。
2次対策:受けないことは確定していたので、ノウハウを仕入れる目的でLECの2次上級合格コース(通信)を受講
はい、また出ました。2次ベテにならないための教訓が!
教訓&ストラテジー 3
2次ベテ勝利のストラテジー 3
自分が「これだ」と思ったやり方・予備校(講師)・問題集を選んだなら、そこに集中して他のものはシャットアウトしましょう。興味本位での浮気はNG!
2次ベテは、ECRSの原則を適用して学習法や80分のプロセス、教材の無駄を省くだけで力を十分に発揮できるようになります。
解説
私は2次対策の予備校を変えています。こちらは2次試験受験のためではなく、「別の予備校のノウハウを知りたい」という興味本位のものでした。
もちろん、LECのノウハウは素晴らしいものです。合格者も多く輩出しています。LECで受講されているみなさんは安心して最後まで突き進んでください。
ただ、予備校をコロコロ変えるのはオススメできません。ノウハウのコレクション癖がつくと、合格することよりも予備校のノウハウを集めることが勉強の目的になってしまいます。これだと合格への執念が弱くなってしまい、2次ベテまっしぐらです。
私の長い受験歴を振り返っても、「昨年はこの予備校、今年はあの予備校、落ちたら来年はそっちの予備校」というように、予備校を転々としている方も毎年何人かいました。
また、同じ予備校内でも校舎や講師をコロコロ変えている方もいました。こちらも様々な講師のノウハウを得ることが目的になってしまうので、あまりオススメできません。
いくら武器をたくさんもっていても、使えなければ意味がありません。知っているけど使えないノウハウをかなり多く持っているのが2次ベテの特徴です。
2次試験は、「武器は少ないけど確実に使える」というスタイルのほうがはるかに合格しやすいです。「選択と集中」をしていきましょう!
でもさ、違う予備校や講師のノウハウを得ると刺激になるんだよな
それじゃ2次ベテだぞー
また、80分のプロセスについても様々な予備校や講師から習っていればごちゃごちゃなものになります。本人としてはプロセスのいいとこ取りをしようとしているのでしょうが、実はそのせいでプロセスに無駄なところ(=ECRSの適用の余地)がたくさん出てしまっています。言い方を変えると、2次ベテはご自身のプロセスに関しては無駄を省くだけでいいとも言えます。
これは、問題集でも同様です。例えば財務や事例Ⅳの対策で簿記検定の問題集や「意思決定会計講義ノート」という問題集(通称イケカコ)まで手をつける方がいらっしゃいます。しかし、こららの問題集は財務にしても事例Ⅳにしても不要です。たくさんの問題集を中途半端に解くくらいなら、1冊の問題集に絞りましょう。私は合格した年はTACの事例Ⅳ特訓でもらえる問題のみに「選択と集中」をしていました。「選択と集中」をせず何冊もやっていると、時間や労力という経営資源の分散になってしまいます。問題集は信頼できる1冊のみを残し、他の問題集は今すぐブックオフかメルカリにて売ってしまいましょう。
問題集のコレクション癖がついてしまうと、集めることが目的になっちゃうよ。
さらに、もう1つ教訓を提示します。
教訓&ストラテジー 4
2次ベテ勝利のストラテジー 4
完璧主義は捨てて、細かい内容や出題可能性の低い内容は思い切って見ないように割り切りましょう!
解説
ノウハウコレクターにありがちなのが、「私は合格したらすぐに戦力になりたいから、十分に実力をつけてから受験します」とか、「合格者はこのくらいの実力があるから、そのくらいになるまで受験はしても意味はないよね」と考えてしまうことです。
プライドが高い方や、完璧主義や細かいところが気になってしまう方を中心に、こう考えてしまう2次ベテもそれなりにいらっしゃいます。
私もそうでした。落ちるとプライドが傷つくので、受験するのが怖かったのです。テキストのすべての内容を頭に入れておかないといけないと思ってしまい、細かい内容や出題可能性の低い内容なども気にしていました。割り切ることや取捨選択ができませんでした。
また、完全無欠でどんな想定外にも心を乱すことなく冷静に対処し、完全勝利をする。こういう状態になることに勝手に憧れていました。
そこで、大谷選手の言葉を少し借りて、2次ベテにならないための教訓をもう1つ提示します。
教訓&ストラテジー 5
2次ベテ勝利のストラテジー 5
合格者の合格体験記を読むことで、現実の対処のレベルを知り、完全無欠キャラじゃなくても合格できる事実をしっかりと認識しましょう!
解説
ここも大谷選手の言葉を少し借ります。我々は「勝つ=合格する」ために普段も仕事とプライベートの合間を縫って試験勉強をしているわけです。試験の日も合格するために来ているのであって、そんな完全無欠キャラに憧れてしまったら越えられません。試験の日までは、完全無欠キャラへの憧れを捨てて、勝つ事だけを考えていきましょう。さぁ、いこう!
2017年度(3年目)
2017年度の結果
1次対策: TAC梅田校の1・2次上級クラスを受講。情報、中小、財務を受験し、ようやく全科目合格。
2次対策:1・2次上級クラスの2次対策部分。試験の結果はCBCB(総合B)
ここでようやく3年計画の1次試験突破が果たせたわけですが、正直言って1次試験を合格した段階で燃え尽き症候群に陥ってしまい、目標を見失っていました。「1次試験合格」が私の目標になっていたため、2次試験はほぼ「参加することに意義がある」状態でした。「2次試験はまだ無理だ。自分は受からない」と最初から思っていました。
またここで教訓が出てきました。ちなみに、この教訓は次々回の記事で頻発します。
教訓&ストラテジー 6
2次ベテ勝利のストラテジー 6
2次ベテは知識やノウハウを使える状態にして、メンタルトレーニングをすると勇気と自信を出せるようになります。勇気と自信、積極性、ポジティブな雰囲気を全面に押し出し、「戦う顔」をもって受験しよう!
解説
2015年のところでも申しましたように、診断士は受験においても合格後の活動においても、積極的・ポジティブ思考のほうがうまくいきやすいです。最初から「まだ無理だ。受からない」と決めつけていた私のように、消極的・ネガティブ思考でいくと成果は期待できません。
2次試験はいわゆる「戦う顔」をしていないと、それだけで不合格になる可能性が急激に増えます。せっかく合格できる力があっても、メンタルが弱く「戦う顔」ができずに落ちてしまうことも2次ベテの特徴です(ちなみに、「戦う顔」というのは野球ファンならお分かりだと思います)。
そのため、勇気と自信、積極性をもって進めていき、2次試験は「戦う顔」をした状態で受けましょう!これだけで合格率は一気に上がります。多少の実力のハンデくらいならこれでカバーできます。実力が不十分だとしても気にせず、「戦う顔」でいきましょう!
これは最後3年間で私は嫌と言うほど実感しました(次々回の記事で扱います)。私も合格した年は経験を武器にして勇気と自信を全面に押し出し、「戦う顔」をして2次試験を受けていました。しかし、その前の2年はそれが一切できませんでした。
2次ベテの方は、勇気と自信さえ全面に押し出せれば一気に好転します。私のように「戦う顔」で受験できるようになるだけで合格できることもあります。合格するための方法は知っていて、使える状態にしていればノウハウも武器になりますし、何よりこれまでの経験が大きな武器になります。
次回予告
今回はここまでにします。次回は、私の受験に大きな影響を与えた津田先生と2次試験の80分のプロセスとの出会いを中心に、2018年から2020年についての受験歴を振り返りつつ、反面教師的な情報や、2次ベテ(超多年度生)が受かるための情報をお伝えいたします。
明日は「ごり」がお届けします。何やら、私の大の苦手なITのことを話すとか?
タブレット・スマホを使った暗記勉強法を紹介するよ~
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こんにちは!二次発受験組のにっくです。
サトシさんのコメントを聞いていると、過去の自分の人生経験に重なって、身につまされます・・・
諦めず、「戦う顔」で勉強、試験に臨みたいと思います!
ありがとうございます!
にっくさん、コメントありがとうございます。
診断士の2次試験は初受験の方でも、過去に同じような試験や仕事、プライベートで今回の投稿内容と同じような経験をされていることもありますよね。
そうですね。「戦う顔」で受験できればそれだけで有利になります。ポイントは「強気」と「現在に意識をもっていくこと」です。このあたりについては今後の記事でまた紹介しますので、ぜひご覧ください。
サトシさんの心の声にとても身近なものを感じました。等身大の姿はまるで自分自身を見ているようでとても他人とは思えない程です。こうやって自分の気持ちを文字にするとなんだか恥ずかしいですが客観的に分析出来るんだなぁと勉強になります。鉄道ネタ、新幹線予約しているみたいで面白かったです。
たろさん、コメントありがとうございます。
私も書いていて結構恥ずかしかったです(笑)でも確かに客観的に振り返ることはできました。そのような機会をくださったのも道場のおかげなので、感謝の気持ちしかありません。
次回はもっと恥ずかしい(?)内容が出てきますので、楽しみにしていてください。
新幹線予約のあの画面にも気づいてくださり、ありがとうございます。駅の券売機の上にある指定席予約状況のモニター風に作ってみました。
これからもよろしくお願いします。