【合格体験記】~取捨選択とiPad・スマホの隙間時間活用で短期合格を目指す!~ byごりさん
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受験生情報
ハンドルネーム・年代
- HN:ごり
- 年代:30代
勉強スタイル
勉強内容の取捨選択とiPad・スマホでの隙間時間勉強による短期合格を目指す!
受験回数
- 1次:1回
- 2次:1回
勉強時間
- 1次:250時間
- 2次:150時間
学習開始時期
2023年5月~
得意科目・不得意科目
- 得意
1次:経営理論、法務 2次:事例Ⅰ - 不得意
1次:運営管理 2次:事例Ⅲ、Ⅳ
職務経験・保有資格
簿記2級(大学生の時に取得)、基本情報技術者試験合格
診断士に挑戦した理由・きっかけ
①人生100年時代と言われる中で明確なスキルがない状況に漠然と不安を持っていたこと
2023年のはじめに「LIFESHIFT~100年時代の人生戦略~」という本を読み、平均寿命が100歳を超える!、今のキャリアのままで退職後の生活はどうなる?、今の会社を辞めたら自分に何が残る?のようなことを考えてしまい、漠然と不安を抱えていました。
②30代になった今ならではの勉強の「楽しさ」を覚える
そのような状況で仕事で多少社内ITインフラ整備の仕事にもかかわっていたので(ただしIT専門家ではありません)、まずはIT資格をとろうということでITパスポートや基本情報技術者試験の勉強を始めました。とはいえあまりお金もかけたくなく、時間も効率的に最短で合格したいと考え、いろいろ調べるなかで、YoutubeでiPadとGoodnoteというアプリを用いた勉強法を紹介している動画に出会いました。そこで我が家にあった子供の動画観賞専用機となっていたiPadを持ち出して勉強をしてみると、これが自分にすごくマッチしており、比較的短期間で様々なIT資格を取得でき、かつ久しぶりの勉強が「楽しい」という状態になっていました。
③中小企業診断士の存在を知る→挑戦したい
IT資格の試験が一通り終わった2023年4月末、次はどんな勉強がしたいか、どうせなら今のキャリアにも関係のあるもので自分の知識や経験が活かせる資格と考えた結果、中小企業診断士に行きつき、5月からのスタートで間に合うか不安もありましたが、チャレンジしよう!と気持ちを奮い立たせて勉強をスタートしました。
合格までの学習法
<1次 独学>
5月(GW明け~) STUDYingの「テキスト」を7教科一読→過去問1年分解いてみた(2017年)
金銭面と時間面の制約から、メルカリで STUDYingのテキスト7科目セットを購入しました。それをiPadに入れて、通勤中の電車や昼休みなど隙間時間を中心に2週間で一通り読みました。
一通り読んだ後に2017年の過去問を全教科解いてみました(平均40点弱くらい)。ちなみに基本的に過去問は「過去問ドットコム」でスマホやiPadで隙間時間に解いていました。
6月 過去問⇔テキストの繰り返し→模試
7月TAC模試で全教科50点以上を獲得することを目標に学習をしました。
学習方法は、「過去問ドットコム」で科目毎に1年分解く→誤答をテキストなどで復習、を繰り返していました。
一日のスケジュールとしては、以下のとおりです。
朝出社前|前日の過去問(誤答等)の復習とフラッシュカードづくり(GoodNote5の学習セット機能を使用)
通勤・昼休み|フラッシュカードでインプット
通勤(帰り)・帰宅後|過去問1年分解く
TAC模試の結果は、運営管理 58、中小企業政策 59、経済学 44、財務会計 60、企業経営理論 54、経営法務 52、情報システム 52でした。
点数は勉強開始時から上がりましたが、自信なく解答し偶然正答した問題も多く、このままの勉強でよいか不安になった模試でした。
7月 まとめシートとの出会い、そして本番へ
残り1か月、自省した結果、従前は間違えた問題を復習しただけで、1次試験における各科目の論点別に重要度に応じた体系的な勉強ができていませんでした。そこで各科目で60点を取れれば合格する試験、ということを強く意識し、「最重要論点」が明確にわかり、かつそれがコンパクトにまとまっている教材を探し、「一発合格まとめシート」と出逢いました。書籍を購入しましたが、特典のまとめシートPDFバージョン、論点別問題集、優先順位一覧表の電子ファイル版が最高の教材でした。
その後、自信のなかった運営管理、経済学、財務会計について、
①最重要論点(まとめシート的にいうと重要度が「超重要」、頻度が「A」の論点)に絞って、その論点のまとめシートを一読、
②その論点別問題集を超重要またはA論点だけ解く、
③間違った箇所の知識をフラッシュカードに追加(GoodNoteの学習セットなら画像もフラッシュカードに加えられるのでまとめシートのわかりやすいイラストをそのままフラッシュカードに入れていました)、
④隙間時間(通勤時間等)にフラッシュカードでインプット
を行い、7月中旬くらいまで続けました。なお、重要度や頻度が低いとされている論点はほとんど勉強しませんでした。
7月中旬から8月初旬の試験までは、上記3科目以外の科目も同様に勉強を行っていました。
8月 1次試験本番結果
自己採点の結果は以下のとおりでした。
運営管理 53、中小企業政策 73、経済学 72、財務会計 84、企業経営理論 78、経営法務 72、情報システム 92
<2次 独学>
8月中旬~ 事例Ⅰ~Ⅲは過去問を1年分解いた、事例Ⅳは全知全ノウを1日1問ペースで解き始める
1次試験後10日程度は2次試験の勉強内容や手段をリサーチする期間にしました。
そこで事例Ⅰ~Ⅲ対策は、「「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策」の解答方法を熟読し、過去問を複数解く方針にし、事例Ⅳについては、「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」を1日1問ペースで解くように方針を立てました。
9月 中だるみの季節
と8月に方針を立てたはよいものの、事例Ⅰ~Ⅲを1年分解いたところで、回答例(ふぞろいなど)をみて、「こんなの本番に思いつかない」、「本番で60点以上取れる自信はない」という感想をもちました。答えがない事例Ⅰ~Ⅲの勉強は雲をつかむようなもので、「何を勉強すればよいかわからない」という日々が続きました。
今思うと、与件文の読み取り→○○○○→ふぞろいなどの高得点解答、の「○○○○」の部分が自分ではわからず、悩んでいた時期だと思います。
10月 一発合格道場との出逢い
9月に勉強内容がうまく定まらずもやもやしていた私は、改めて情報収集を始めました。そこで一発合格道場のブログに出逢いました。
14代目の皆様でいえば、ベストさんの渾身パカパカ記事やさやさんの「どうする対策」シリーズ、先代でいえばだいまつさんの極意シリーズ、まよさんのお作法シリーズを読み漁り、「○○○○」はここにあった!と確信しました。
そこからは、道場ブログ記事の解法や型、お作法をフラッシュカード形式にしてなるべく早く覚え、そのうえで並行して過去問を解き続けました。全事例6年分くらいを演習し、ふぞろいでの自己採点的には60点前後が多かったですが、型やお作法をベースにした根拠のある解答ができるようになったことにより、「60点以上はきっととれる」と謎の自信をつけるに至りました。
なお、事例Ⅳは、結局10月に入り「30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集」を3周させて(1周目はすべて、2周目は間違えたものだけ、3周目はさらに間違えたものだけ)本番を迎えました。
なぜその学習方法を選んだのか?
独学とiPadによる学習方法という点で、
独学:予算的な問題や時間的制約(勉強開始時期→試験日と勉強時間確保)が前提としてあるなかで、直前に勉強していた基本情報技術者試験もテキスト一読→過去問→間違えたところを復習・フラッシュカード化→繰り返しで比較的短期間で合格することができ、独学で資格取得する方も多くいらっしゃるとわかったため、きっと独学で合格できると信じました。
iPad:書籍ベースだとどうしても腰を据えて勉強する、といったかたちになり、かつ科目が多い中持ち運びもできないため、隙間時間を有効活用できないと考えました。フラッシュカードの作成なども、画像貼り付けなどで効率化でき、覚えられていないカードが自動で優先的に出題されるような機能もあり、直前の基本情報技術者試験もこのスタイルで合格し自分に合うことがわかっていたため選択しました。
学習時・受験時のエピソード
学習時
1次も2次も1か月前にキーとなる教材や情報に出逢い合格できました。それまでの教材や勉強内容を変えるのは勇気がいりましたが、合格点に到達するためには必要と自分に言い聞かせてチャレンジしてよかったです。
受験時
1次 2日目の後半になってくると集中力が切れてきます。すぐに解答が出ない問題に対して投げやりになってきます。なので、よく言われることですが、公開模試や、本番を想定した時間配分で自己模試を行い、どれだけ自分が疲れるか、集中力が途切れるかを知ることは大切だと思います。私は時間が取れずにできませんでした。
2次 事例Ⅳが苦手な場合(私は苦手)、試験の緊張と1日解いてきた疲れと、答えがあるからこその間違えられないプレッシャーで、問題がとても難しく見えますし、実際に私はNPVはほとんど白紙でした。そのような中でも最後まで40点以上は絶対にとる、何が何でもとる、という姿勢で部分点を狙いにいくことが重要だと思いました。
問題には関係ないですが、ひろしさんの「決戦の場は立教大学5号館」でもあったとおり、机がめっっっっっちゃ狭かったです。事前に知らないのと知っているのでは精神状況に大きな違いが出るので、東京会場の方はご注意ください(事前にひろしさんの記事を見ていたので、逆に笑って緊張がほぐれました)。
これから合格を目指す方へのアドバイス
勉強内容や方法に迷われている方は、一度立ち止まって情報収集をされることで良い結果につながるかもしれません。
私の場合は、それが1次の場合にはまとめシートであり、2次の場合には一発合格道場さんでした。
特に2次の事例Ⅰ~Ⅲは、公式の模範解答もなく、何を勉強すれば合格に近づくかわかりにくいと思います。そのようなときに、14代分の経験・知識・ノウハウの蓄積がある一発合格道場さんや、その他の受験者支援団体ブログさんで紹介されている勉強方法、解答方法の中に「これだ!」と思うものがあるかもしれません。そしてその解法から芋づる的に他の参考になる情報もブログに出てきます。同じ受験者で、同じように悩んでいらっしゃった方が書く記事という点も、専門塾や参考書の情報と違った切り口となっていてとてもおすすめいたします。2次試験の勉強開始のときの私のように存在だけ知っている、個別記事は見たことがない、などであれば、この時期から過去の記事を見ていただくことが合格の可能性を上げるかもしれません。
最後になりますが、比較的短期で合格したとはいえ、直前期を中心に勉強の時間を確保するために、家族には大変迷惑をかけました。2次の筆記が終わった時点で妻にはもう当分の間は勉強しないでほしい、と言われました(ちなみに、今夫婦2人で英語を勉強しています。笑)。それでも最後まで応援してくれ、合格を祝ってくれた家族には感謝しかありません。
今後この資格をどう活かしていくかは悩んでいる最中ですが、何か家族にも恩返しできるような活動やキャリア形成ができればいいなと思っています。
おわりに
ごりさん、合格おめでとうございます!
中だるみも経験したのに、1次250時間、2次150時間って凄すぎます。
iPad・スマホで超効率的に勉強している方の割合が徐々に上がっている気がしていて、
デジタルコンボ最強説がまことしやかにささやかれる日も近いかも。
人生100年時代を見据えて診断士×英語。こりゃあ、さらなる飛躍の予感!
ごりさんの益々のLIFESHIFT、応援しています!
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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