【合格体験記】~自分の弱点と深く向き合い克服する~ byしんさん
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受験生情報
ハンドルネーム・年代
- HN:しん
- 年代:30代
勉強スタイル
自身の弱点から目を背けず、深く向き合い克服するスタイル
受験回数
- 1次:1回
- 2次:2回
勉強時間
- 1次:300時間
- 2次:500時間(200時間+300時間)
学習開始時期
2021年12月
得意科目・不得意科目
- 1次
- 得意科目:運営管理
- 不得意科目:法務
- 2次
- 得意科目:事例Ⅲ
- 不得意科目:事例Ⅱ
職務経験・保有資格
職務経験:SE、設備保全、管理(生産管理、購買、貿易実務)、工場オペレーター
保有資格:応用情報技術者、TOEIC810、第一種衛生管理者、溶接管理技術者2級、甲種危険物取扱者、クレーン運転士、他
診断士に挑戦した理由・きっかけ
お世話になった町工場で働く方々に恩返しをしたいと思ったため
合格までの学習法
1次 独学・通信
2次 独学・通信
■1次試験
※1次試験の学習法について、後述の振り返りにて触れますが、反省点が多々あります。
教材は、STUDYing、まとめシート、過去問マスターを活用しました。
学習方法としては、まずSTUDYingで7科目すべての知識をインプットした後に、過去問マスターでアウトプットを繰り返しました。まとめシートについては全期間を通して、分からない問題があった際に辞書的な用途で活用していました。
結果としては、過去問演習が不十分な状態であったものの、初回受験で7科目合格することができました。
1次試験の振り返りとして、以下の反省点を挙げたいと思います。
・過去問を解く時期
本格的に取り組み始めたのが、2022年7月(1次試験1ヶ月前)からであり、過去問演習により見つかった課題を1次試験当日までに解消することができませんでした。1発合格を目指す場合は、4~6月頃から過去問演習メインの学習をすべきだと感じています。また、そもそも学習を始めた時点で一度すべての過去問を解き、ゴールを知るべきだったと痛感しています。今思い返してみると、頂上がどのくらいの高さか分からずに登山をするかのような学習方法でした。
・過去問への取り組み方
過去門マスターの構成のように、同じカテゴリーの問題を続けて解くべきでした。同じカテゴリーの問題を続けて解くことで、当時苦手意識のあった財務会計を中心に、理解が飛躍的に深まりました。
■2次試験1回目(2022年)
1次試験直後(自己採点で合格と分かった後)に一発合格道場の存在を知り、2次試験は独学で臨むことを決めると共に、一発合格道場で勧められていた以下の参考書を買いそろえました。
・[同友館]ふぞろい(15年分)
・[同友館]全知識
・[同友館]全ノウハウ
・[同友館]事例Ⅳ全知全ノウ
・[同友館]30日完成事例Ⅳ
・[TAC]第2次試験事例Ⅳの解き方
学習方法は、事例Ⅰ~Ⅲについては、
過去問演習→ふぞろい採点→全知識でインプット
をひたすら繰り返していました。
※過去問は過去6年間分、計60事例程解きました。
事例Ⅳについては、最初に全知全ノウにトライしたものの、まったく解けず、まず上述の、「30日完成事例Ⅳ」と「TAC第2次試験事例Ⅳの解き方」を1ヶ月程かけてすべて解き、基礎固めを行いました。その後、本番直前まで全知全ノウを1日1問目安で解き、2022年10月からは、同時に過去問を通しで解いていました。
本試験の結果としては、事例Ⅰが大きく足を引っ張り(足切り寸前の点数)、不合格となりました。
■2次試験2回目(2023年)
教材は、2次試験初回受験時に購入した参考書と通信講座のテキストを主に活用しました。
※事例Ⅳについては、基礎をより強固にして確実な得点源とするために、財務三表の作成方法やそれぞれの処理の意味等を様々な書籍で読み漁りました。その際に、特に参考になったのが、「財務3表一体理解法」という書籍でした。
学習方法は通信講座のカリキュラムに沿ったものでしたが、自学の際に以下の点を強く意識しました。
・点と点の知識を結び付けて線とすることで、体系的な知識を身に着けること
・マクロの視点とミクロの視点を使い分けること
・因果関係が明確な解答を書くこと
・多面的な解答を書くこと
・解答に一貫性を持たせること
※上記の内容を机に向かって学習する時間以外(仕事中等)においても極力意識するようにしていました。
活用した参考書は、事例Ⅰ~Ⅲについては、1回目の受験時と変わらず、ふぞろいがメインでしたが、採点は行わず、合格答案の解答の因果関係や多面的な内容に着目し、参考にしていました。
また、1回目受験時に続き、一発合格道場の記事には大変お世話になりました。通勤時や、机に向かっての学習の合間等に拝見することで、モチベーションを維持することができました。
結果として、2回目の2次試験で合格を掴むことができました。初回受験後に洗い出した問題点に対して客観的な指摘もいただきつつ、じっくりと向き合い改善できたことが合格につながったと感じています。
なぜその学習方法を選んだのか?
1次:通勤等の隙間時間を有効活用したかったため
2次:自身の問題点に対して、客観的な指摘をいただき、改善したかったため
学習時・受験時のエピソード
まず、受験時のエピソードとして、1回目の2次試験が不合格となった時のことを強く記憶しています。
しばらく現実を受け入れられない日々が続きましたが、一発合格道場13代目まんさんが紹介されていた、10代目makinoさんの記事にあった、「今の自分に必要な結果がでる」というフレーズを思い出すことで、ようやく前を向くことができました。
その後、じっくりと時間をかけて、自身の良かった点、悪かった点を洗い出し、悪かった点(弱点)に向き合ったのですが、それが当時の自分に必要なことだったのだと、今は感じています。
次に、アドバイスとして、1次試験については自身の反省点として上述しました通り、
・最初に過去問に取り組みゴールを知ること
・できる限り早い時期からアウトプット(過去問演習)に取り組むこと
を意識することをお勧めします。自身、1次試験後に一発合格道場を知りましたが、1次試験は正解がある選択問題であり、努力が成果に直結すると思いますので、道場の記事等を参考に、自身に合う学習方法を見つけていただけたらと思います。
2次試験については、まず「自身の癖や個性、弱点を分析すること」を強くお勧めします。2次試験は、中小企業診断士としての模範解答が求められる試験であり、自身の癖や個性ある解答がプラスになる可能性が低いと感じるためです。
加えて、「ミスを減らす仕組みを確立すること」をお勧めします。試験の性質上、運の要素も絡むものと思いますが、ミスを極力減らすことが、運に左右されずに合格するための要素であると感じるためです。特に、事例Ⅳの計算過程を求められない設問については、1つのミスが大きな失点に繋がりますので、自身にあった仕組みを確立していただけたらと思います。
おわりに
合格おめでとうございます!
しんさんは一度あきらめかけたものの、そこから自分に向き合う姿勢を取れたことは素晴らしいです。
また、2次試験でポイントを押さえた記述を心掛けること、ミスを減らす仕組みを取ることも大変参考になると思いました。
企業だけでなく、個人でも弱みは必ずあります。その弱みから逃げないことが重要ということを改めて認識しました。
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