【合格体験記】~諸先輩を参考に孤独に試行錯誤~ byとらさん
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
受験生情報
ハンドルネーム・年代
- HN:とら
- 年代:30代
勉強スタイル
諸先輩を参考に孤独に試行錯誤
受験回数
- 1次:1回
- 2次:1回
勉強時間
- 1次:160時間
- 2次:180時間
学習開始時期
2023年4月
得意科目・不得意科目
- 1次
得意科目 :経済学 (理屈が分かれば解けるため)
不得意科目 :中小政策 (記憶系な上、覚える範囲が膨大) - 2次
得意科目 :事例Ⅰ(スタイルが確立できて比較的安定)
不得意科目 :事例Ⅲ(自業務に近いからか、現実考えて施策をためらう・・・)
職務経験・保有資格
職務経験:設計・生産技術開発(工学修士)
保有資格:危険物甲種、統計検定2級
診断士に挑戦した理由・きっかけ
ぼんやりとずっと、自分の所属する事業を改善するために経営を体系的に勉強したい・・・でも家庭も仕事もあるし・・・とグズグズしていました。でも4月の昇進シーズンに、同僚の昇進やMBA入学などを知り、決心。
本業と育児でMBAに通うのは難しかったので、自分のペースでできる診断士を選びました。
合格までの学習法
1次
勉強編(通信:スタディング)
まとめ
・スタディングは携帯でも勉強できる点が便利。でもテキストが古く、情報や中小に対応しきれていない点は注意。
・1.5年計画の人は、難易度や出題傾向に振れ幅のある中小→法務→情報の順をお勧めします。
4月
スタディングを購入し1日1章を目標に進めるが、4月末に「これ最後までやりきるのは無理では?」と挫折。
YouTubeで1.5年計画を知り、23年は情報・経済・法務・中小に絞って科目合格を目指しました。
5~7月
6月で4科目分、テキスト読了+スマート問題+過去問セレクト1回分がようやく終了。
勉強法は テキスト読む→自分なりの学習マップ作製→問題解く、という流れで、通勤やちょっとした隙間時間でも携帯で問題演習をちょこちょこ進めていました。自分で作った学習マップは、書いて作る作業で記憶の定着にも役立ちますし、iPadで作成したので携帯でも見られて便利でした。
7月からは週末に通しで4科目分だけ過去問解く→平日に復習。スタディングのAI復習で、間違えたところを繰り返し復習し、簡単な問題の正答率を上げることを心がけていました。
科目別のポイント ※計470点 (160h)
経営戦略:73点 (18h)
財務会計:56点 (14h)
運営管理:60点 (00h)
運で点数取れて合格したものの、どれも二次で苦しむことに・・・
経済:92点 (25h)
覚えるより理屈を腹落ちすることを大切にして、テキストでわからない時は、理解できるまでネットで調べていました。
情報:44点 (26h)
独学・通信の方は要注意。 他の科目と違い技術進歩があるので、出題範囲が更新されています。
なので、最新のテキストを購入するなどの対策必要。
私は過去問で常に60点以上でしたが、本番で撃沈しました。。。
法務:76点 (43h)
スタディングが一番うまく使える科目でした。
ただ、直前でも安定して60点取れなかったため、新しいことを覚えるよりも、記憶の定着を優先しました。
難易度が変化しやすいとも聞くので、取れるところを確実に取れる実力が大切です。
中小:69点 (35h)
出題は指標系と政策系で半々で、政策系はテキストで十分対応できますが、指標系はテキスト・過去問では全然参考になりません。
最後に中小白書にヤマを張り、そこに出ている指標に絞って暗記して結構当たりました。
2次
勉強編(独学)
まとめ
・時間内で解き切る、自分に合ったスタイルを確立するのが大事です。
・1次の知識はなくても、何とかなります。なりました。
前述の通り、経営戦略・財務・運営のメイン3科目をまともに勉強していないので、他の合格者から比べてマイナススタートでした。何をしていいかわからないので、いくつかブログ記事を見て回り、作戦を立てました。
事例Ⅰ~Ⅲ ※計100h
まず、スタディングは全く役に立たないと判断し、買えるだけふぞろいを購入。そして一次試験の知識補充は諦めて、とにかく事例を解いて慣れる作戦にしました。過去問を解く→模範解答との差を反省→次回の解き方を考える、のPDCAを回して、自分なりのスタイルを作り上げるのが大切だと思います。
ご参考までに、以下が自分の解き方でした。
1.時間配分
①与件文読むのに10分。ポイントとなる部分を一色のマーカーでマーク。
② 分析に15分。私は5問分も覚えてられないので、ここまで設問分は読まない。
③解くのに1問10分。 7分過ぎたら絶対に書き直さない。
2.与件文の分析手法
まず初めに軸となる主課題を、大きく書く。ここを忘れると、解答全体がバラバラになると思ったためです。
そして与件文を以下のように整理していました。
事例Ⅰ:横に時系列、縦に「戦略/組織/行動/文化」の表で整理(ふぞろいR1参考)
事例Ⅱ:横に顧客、縦に「何を/どうやって/効果」の表で整理(だなどこ)
事例Ⅲ:モノ・コトの動きを流れ図で作成して、課題を書き込んでいく
3.解答の作成手法
- 何よりも「設問分に沿うこと」。
- ふぞろいのキーワード採点を信じて、強み/弱みやいい面/悪い面も、多面的に盛り込む
- その上で、文章体裁を守る(課題は前向きに書く、最後は効果で締める、つながりを意識するなど)
解いた量はH26~H28とR4を1回ずつ、H29~R2を2回ずつでした。毎週末に1年分解いて、平日はファイナルペーパー作りや全知識を読む程度で、主には事例Ⅳに充てました。
事例Ⅳ ※80h
30日完成を購入し基礎を固めた後、全知全ノウを繰り返し解いて計算慣れしました。
10月に入って初めて過去問を通しで解き、以下の時間配分と順序に決めました。
①財務分析:20分。差があることよりも、与件文に書いてあることを優先してチョイス。
②収益分析:20分。「変動費は変動するんだぞ。」何度も間違えていました。ここが合否のカギと思います。
③助言問題:15分。財務面だけではなく、組織や販売面含め多面的に解答することを意識しました。
④NPV :残り時間。上3つで60点は取れるので、部分点でも加点だと割り切っていました。
本番でも同じように解きましたが、手ごたえがなく・・・当日は落ちたと思いました。2次試験は正解がなく難しいです。
なぜその学習方法を選んだのか?
誰とも交流をしなかったので、試行錯誤の中でこうなりました。
そんな中で一定の方向性を教えてくれた、先輩方の情報発信に感謝です。
学習時・受験時のエピソード
社会人の方や家庭がある方は、勉強時間を確保するのが難しいと思います。私も一時的に業務負荷が高すぎて、心配した妻から「今は勉強はやめなさい」通達を出されました。きちんとセーブしてくれた妻に感謝です。皆さんも本業や家庭など大切にしたいことはしっかり保ちつつ、自分のペースで勉強を続けていってください。
あともしもう一回勉強するなら、もっと交流を持てばよかったと思います。合格して真剣に資格の活かし方を考えて初めて、診断士って人とのつながりが大切だと実感しています。
1次は広範で大変ですが、その知識だけでは実際の仕事は回らなくて多くの専門家・士業の方の助けが必要と分かります。2次で求められるのは斬新な助言よりも、まずは社長の気持ちに寄り添うことが大切です。そして合格すると実務実習で、実際に人と関わることになります。まったく交流を持たなかった私が言うのも説得力ないですが、診断士のスキルの一つと考えて、受験生の今から積極的に交流を持つことを考えてはいかがでしょうか。
~おまけ~
◇試験 当日編
・長袖の羽織るものはオススメです。特に1次は夏ですが、会場が寒くて持って行ってよかったです。
・会場まで一時間以上かかる方は、泊まりをおすすめします。やっぱり試験は疲れるので、余裕を持てました。
おわりに
2次試験攻略のステップが詳細に紹介されていて、勉強になった方も多いのではないでしょうか。
そして、1次試験攻略に通信のスタディングを活用、理屈を腹落ちさせることを大切にする勉強スタイルと、わたしと共通点が多くて勝手に親近感を持っています^^
「本業や家庭など大切にしたいことはしっかり保ちつつ」というところも共感しかありません。
とらさんのご活躍、応援しています!
☆☆☆☆☆
いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)