【合格体験記】~多年計画と取捨選択~ byいまちゃんさん

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

X(旧Twitter)もよろしくお願いします

受験生情報

ハンドルネーム・年代

  • HN:いまちゃん
  • 年代:30代

勉強スタイル

多年計画と取捨選択

受験回数

  • 1次:1回
  • 2次:1回

勉強時間

  • 1次:100時間
  • 2次:150時間

得意科目・不得意科目

  • 得意科目
    • 特になし
  • 不得意科目
    • 特になし

学習開始時期

2023年5月

職務経験

素材メーカー

保有資格

  • TOEIC910
  • エネルギー管理士
  • 公害防止管理者

診断士に挑戦した理由・きっかけ

4月に海外駐在から帰国し、本社勤務となったことで、拠点を支援するコンサルの勉強をしたかったから。

合格までの学習法

1次(独学)

タイでの5年間の海外駐在を終え2023年4月に帰国し、5月の友人との飲み会で、彼がMBAを取得し次は中小企業診断士の資格を取りたいと言っており、そこで初めて資格の存在を意識する。内容を調べてみると難関資格である一方で、1次は科目合格制ということで、これは適当にでも受験していくつか受かったら儲けものではと思い、受験することを決めた。マーク式なのである程度運がらみもあると思い、どの科目も平均的に時間を割いて勉強することにした。スピ問をまず1周し、参考書(みんなが欲しかった~)で知識を補完してからもう1周した。3教科くらい通れば上等と思っていたが、経済学の点数の上振れ(88点)が全体を引っ張り、426点でまさかの1次合格。

2次(独学・通信)

自己採点ではギリ合格だったものの、実際は落ちているかもという懸念&1次追い込みの燃え尽き、で1次合格通知が来る9/6まで何もできず。通知を見て再度モチベーションが湧きあがってきたので二次試験について調査を始め、ここで初めて二次試験の概要について知り、その掴みどころのなさ、勉強の進め方のイメージの持てなさに愕然とする。急いで、評判の良いらしい『ふぞろい』を購入するが、読んで一層霧が深まる思いがした。とにかく正解が不明というのが厄介なので、2年分チャンスが与えられているのであれば、ちゃんと1年目に改善サイクルが回せるくらいのレベルで試験に挑まなければとんでもないことになると感じ、2次での目標を、今回の試験は『1年に1回の公式模試』と位置づけて、落ちる前提でその後しっかりと原因解析ができるレベルまで仕上げること、に決定。

とにかく時間がないので、まずは過去5年分の過去問を1冊のA4ノートに纏め、左側に問題文(A4 1枚に纏めて糊で張り付け)、右側にネットに落ちている高得点回答をびっしりと写経していった。その後問題解析を進めていくと、問題回答に必要な要素は①診断士としての基礎知識の理解②筆記2次に通奏低音で流れる思想・考え方の理解③与件解釈とそれに対する解答の型の理解④事例Ⅳ計算力⑤実戦力(整文力、時間管理力)であると感じた

そのなかで時間の制約上⑤は完全に捨てた。具体的には、〇字に収めるための練習、時間を測って一定時間でペース配分を意識して解ききる練習、初見の過去問を実戦と思って解いてみる練習、は一切しなかった。もちろん動き出しが遅かったため模試も一つも受けていない。理由は、家とかカフェとかではどうしたって本番の環境は再現できないし、本番のアドレナリンで良くも悪くも影響が出るので、練習で実戦練習することの優先度は低いと思い、ひたすら二次試験の性質の理解と、解答を構成するための武器を少しずつ身に着けていった。本番でそれらを融合させて時間内にアウトプットするのは当日の自分に丸投げした。

勉強が進むにつれて、ある種2次試験には事例ガチャ的運要素がかなり大きいということにようやく気付き、今回真剣に勝負して意味ある試行回数を増やさなければなければ来年も受かる保証は全くないと思い至り、ギアをもう一段階上げる。具体的には40%くらいの確率で受かる自己満足レベルまで仕上げて、運の上振れがあれば合格できる、という目標に上方修正し、妻の多大な協力も得て家族の時間を大きく犠牲にしラストスパートをかけた。ここまで完全独学だったが、さすがに左脳的な文章解析一辺倒だとまずいと思っていたところ、LECの金城先生の総浚い道場が知識の体系化、言語化に効くという情報をYoutubeで見て、試験3週間前に購入。最終的に過去問はS19~R4まで設問解答確認をした。試験2週間前にもタイに出張となったが、機内ではずっとDVDを見ていた。事例Ⅳに関しては、サンさんの教材を購入し1周したのち、ちょっと演習量が足りないと感じたため30日完成を2日で完成させた。最後に、道場に投稿されている有益なFPを集めまくって、それらを融合させたFPを作成し、暇があれば眺めるようにしていた。

受験当日の状況や、その他全体の所感は後述する。

この勉強方法を選んだ理由

時間がなかったから。

これから合格を目指す方へのアドバイス

当日の感触

事例Ⅰ 

 結構簡単だったという印象。あまり差がつかないのでは?と感じた。その後いくつか解答を見て、”A社の弱みである調達力をX社との統合で改善する”、という視点を終盤の設問で入れられておらず失点したなと思った。要点としては出題者の意図を感じる重要ポイントだが、設問的に入れづらかったのも確かであり、今思い返すと正解は定かでなはい。

事例Ⅱ

 サブスクの部分まったく出てこず、プライスライニングっぽい提案をした。終了後、周りの人が知り合い同士でサブスクがどうこう言っていたがその時点でも全くぴんと来ず、何を言っているんだ?違う問題解いてたのか?という感じだった。今思えばこの時点で気づいて動揺して、その後の事例に影響が出る、というパターンにならなくてよかった。後で調べ、サブスク実例があるということで盛大に失点したと確信した。

事例Ⅲ

 変化球系で苦しかった。問題点が明確に拾える感じではなく苦戦した。レイアウトがホテル等と一緒になっている→だから何?。商社が計画を見ながら消費期限を合わせこんで供給している→だから何?という感じ。私が製造業なので、製造業っぽい話ではなく今年は外れだな~という第一印象。

事例Ⅳ

 CVP、NPVと出題はオーソドックスだったが、電卓の扱いに十分慣れてなかったため、計算途中の数字が消えたり、M+で出した値が明らかにおかしかったり、単位を1000間違えたりなどして、電卓力で大きく失点した感覚。

ちなみに、誤記の『~によって』は全く日本語として意味不明で理解できなかったので設問ごと飛ばした。誤記を前提に回答可能なので対応は無し、ということだったが、正直言っている意味が分からない。もし落ちていたらこの運営の無責任さに辟易して再受験はしなかったかもしれない。

全体として体感は合格率良くて50%という感じで、自信はなかったので振り返るのも怖く、メモ程度の再現答案だけ作ってその後は完全に封印していた。

点数開示がまだなので、どういうテンションで記載していいかわからなかったが、1/17時点での書き起こしは上記になる。

総括

2次試験の性質の理解と、戦うための武器の要素分解&習得、に限られた時間を割き、あと本番の上振れ、で合格したなという印象。

絶対受かりたいと思って勉強すればするほど本番に過緊張したりしてドツボにはまりそうなので、余程の能力者以外は、ある程度のレベルまで達したと思ったらあとはガチャだと思って、試行回数を稼ぐしかないのではと思った。まぁこのある程度のレベルに達しているかどうかという自己判断が難しいため、結局勉強をやり続けるしかないところが二次試験の厳しさでもあると思う。

おわりに

アストロ
アストロ

超短時間の勉強時間で合格されたいまちゃんさん。

多年計画が運良く上振れしての一発合格とのことですが、まぐれではなく、しっかりと試験を分析して必要なスキルを言語化し、効率よく取得したことが大きいと思います!

限られた環境で効率よく取捨選択できるのは、診断士としての必要なスキルかもしれませんね!今後のご活躍を応援しております!

☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へにほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)

記事へのコメントについて

記事へのご感想やご要望があれば、下部の入力フォームから是非コメントをお寄せください!
執筆メンバーの励みになりますので、よろしくお願いいたします。

※コメント送信後、サイトへ即時反映はされません。反映まで数日要することもあります。
※コメントの内容によっては反映を見送る場合がございますので、予めご了承ください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です