【運営管理】料理の段取りを生産管理に見立ててみた! byアストロ

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アストロ

おつかれーらいす🍛アストロ家の朝食担当アストロです。

生産管理って製造業に遠いとイメージしにくいですよね。

勉強しても理解があまりできていなかった僕ですが、試験後いつものように朝食を準備しようとしていた時に、妻からのリクエストと予定していたメニューを子供が嫌やと言い出したのをきっかけに複数の品を朝の限られた時間に作る羽目になり、ふと思いました・・。

あれ?これ、多品種少量生産じゃね?

と。

そして、特に段取り作業に理解が低かった僕は、その時初めて食パンを焼きながらフライパンを洗うなど外段取りが生産リードタイムを短くする重要性を理解しました。笑

そこで、今回は実体験のある身近なものやと理解しやすいのではないかと思い、料理を作る過程という身近な題材をとりあげ、そこに製造業の生産管理の考え方を当てはめてみます

料理という日常的な作業に、生産管理の視点から眺めることで、生産管理の基本的な概念や論理をイメージしやすくなることを目的に、料理の段取りや工程を、生産管理の用語や概念でどのように表現できるかをわかる範囲で例示してみます。

ヒアウィーゴー!

料理を作る過程と生産管理の共通点

料理を作るという日常的な活動には、意外と製造業の生産活動に通じる部分が多くあります!

(1)食材調達は部品調達

料理を作るにあたって、まず必要な食材を揃える作業があります。

スーパーで買い出しをしたり、冷蔵庫の在庫をチェックしたりしますよね。

この食材の調達プロセスは、製造業における部品や資材の調達に相当するのではないでしょうか。

製品を作るための部品がそろっていないと、製造工程に入ることができません。

(2)レシピ通りに調理は製造手順通り

食材を揃えた後は、レシピに沿って調理していきます。

材料を切ったり混ぜたりと、レシピに記載された手順通りに料理を製造していきます。

これは製造業において、製造手順書や工程表に沿って部品を組み立てていく流れと同様です。

(3)味見は品質チェック

料理を作り上げた後は、味見をして完成度をチェックします。

味はもちろんのこと、料理の見た目や食感も確認し、必要に応じて味付けや火加減、盛り付けを調整します。

これは製造業における品質管理工程と同等の意味合いがあります。

(と、思います・・)

このように、料理を作る一連の流れは、製造業のプロセスと重なる部分が多数あります。

この類似性に着目することで、生産活動への理解を深めていきましょう!

多品種少量生産と少品種大量生産

生産管理の分野でよく使われる概念に、「多品種少量生産」と「少品種大量生産」があります。

前者は品目数は多いが1品当たりの製造数は少ない生産形態、後者は品目数は少ないが1品当たりの製造数が多い生産形態を指します。

(1)多品種少量生産の例

多品種少量生産の代表例として、家族それぞれの好みの違うメニューを別々に作る場合があげられます。

父は牛丼、母はカレー、子どもはオムライスという具合に、品目数は多いものの1品当たりの量は少量になります。

これは製造業の多品種少量生産と同様の形態です。

ズバリ!ある日のアストロ家の朝食作りがまさにこんな形だったのでしょう。

(2)少品種大量生産の例

一方で、少品種大量生産の例として、大量のカレーを1品だけ作るケースが考えられます。

例えば100人分のカレーを作る場合、カレー以外の料理はなく、製造する品目数は1品種だけですが、1品当たりの製造量は多量となります。

これは製造業でいうところの少品種大量生産です。

このように料理の製造形態を、生産管理の概念に当てはめることができます。

内段取りと外段取り

生産管理でよく使われる「内段取り」と「外段取り」という概念も、料理の世界で例えることができます。

(1)内段取りの例

内段取りとは、一連の製造工程が終わった後に後処理をまとめて行うことをいいます。

料理でいうならば、一連の調理が終わってからまとめて食器洗いを行うことが内段取りに該当します。

調理に集中できるため効率的です。

一方で、別で後処理の時間がかかるため全体の時間が長くなります。

(2)外段取りの例

外段取りは、製造工程の合間に後処理をしていくという方式です。

料理でいうならば、調理しながら使い終わった調理器具を即座に洗っていくことが外段取りです。

時間の短縮、場所を取らないなどのメリットがあります。

このように、生産現場の段取りの概念を、調理という身近な作業に置き換えることができます。

製造のボトルネック

生産管理上の課題の一つとして、「ボトルネック」があります。

製造工程の中で一番工程時間がかかる工程のことをボトルネックといい、この工程によって全体の生産効率が左右されるのです。

では、料理におけるボトルネックの例としてどのようなことが考えられるでしょうか。

(1)コンロの数

同時に仕込むことができる鍋やフライパンの数が制限されるコンロの数が、ボトルネックになります。

複数の調理工程を並行で進めたい場合に、コンロの数が妨げとなります。

(2)ゆっくり調理の工程

煮込み料理やグラタン、ロースト肉など、ゆっくりと時間をかける調理工程がボトルネックになります。

こうした工程に待ち時間が生じ、全体の調理時間を引き延ばすことになります。

生産性向上のためには、なるべくボトルネックを無くす工夫が必要です。

下ごしらえをしておくことやコンロの数を増やすことも対策の一つです。

終わりに

以上、多品種少量生産、少品種大量生産、内段取り、外段取り、ボトルネックなど、生産管理でよく用いられるキーワードを料理に置き換えて解説してみました。

今回の記事により皆さんの生産管理への理解が深まることで、製造業未経験の方にも生産管理の基本的フレームワークをつかんでいただければ幸いです。

明日はひろしです!お楽しみに。

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