【合格体験記】コンサルタントとして独立開業後に独学で合格!サトさん
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どうも、どらごんです。
コンサルタントの語源は「膝をつき合わせて話し合う」らしいです。
本日も皆さまからお寄せいただいた受験体験記をご紹介します。
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さて本日1人目は、コンサルタントとして独立開業後に独学で見事合格!サトさんです。
サトさんはウェブコンサルタントとして独立開業後、中小企業診断士に挑戦されました。実務経験がある中で如何にして合格まで辿り着いたのかを余すことなく記して頂きました。
それでは、どうぞ!
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受験生情報
サト 年代:60代(東京都)
職業:ITシステムのコンサルティング・開発等を44年
自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
独学マイペース
診断士に挑戦した理由・きっかけ
ウェブコンサルタントとして独立開業してから、中小企業診断士の方と会う機会が増えました。そこで、私も箔をつけるために取得しようかと考えました。
試験科目を調べると知っていることばかりでした。2次試験についても、100文字程度の文章で助言する問題は、以前取得した情報処理プロジェクトマネージャ試験にもあり、そんなに難しくはないだろうと考えていました。
そこで、資格取得について数人から意見を聞いてみました。
資格を持っていない方は「資格なんかとっても意味がない」という方が多かったです。中小企業診断士の方は「取るといいと思うよ」という感じでした。
私と同じように独立開業してから中小企業診断士の資格を取得した人からは、「診断士の資格を取ったら、周りの人の対応が全然違う」と言われました。そこで、私も取得しようと考えました。
さらに、ターゲット顧客を中小企業に広げてからは、中小企業診断協会に入会することで、協業する中小企業診断士を増やすことも目的となりました。
学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
保有資格
・情報処理技術者プロジェクトマネージャ
得意科目
1次試験:情報
2次試験:無し
不得意科目
1次試験:法務
2次試験:事例Ⅱ
学習スタイルとなぜその学習方法を選んだのか?
合格までの学習法
1次試験、2次試験ともに独学
なぜその学習方法を選んだのか?
過去問をひととおりやってみて独学で合格できると考えました。また、合格まで数年かかったとしても、全体の勉強時間を最小にしたいと思いました。
試験勉強をするよりは、お客様の対応をしたいためです。自分の不足しているところだけを自分のペースで学習するために独学を選びました。
合格までの受験回数、学習時間
学習開始時期
2017年7月だったと思います。
学習時間
1次試験学習時間:500時間(きちんと記録していないので誤差が大きいかもしれません)
2次試験学習時間:1000時間(こちらも誤差が大きいかもしれません)
受験回数
1次試験:4回
2次試験:4回
学習時・受験時のエピソードおよびこれから合格を目指す方へのアドバイス
【1年目】2017年7~8月
5月に試験を申し込みましたが、勉強を始めたのは7月になってからだったと思います。
2016年の問題を解き、知らないところを「スピードテキスト」を購入し、勉強しました。
中小は「スピード問題集」を買って解きました。
1次試験の結果は370点ぐらいで、情報と財務は科目合格でした。
もう少し勉強すれば合格できると考えました。
【2年目】2018年5~8月
2年目も試験勉強を始めたのは試験を申し込んでからでした。
2016年と2017年の問題でわからないところを「スピードテキスト」で学びました。
全科目受験し、結果は417点でした。運営、経済、情報、中小が科目合格でした。
【3年目】2019年5月~10月
残っている科目は、経営と法務でした。
情報は、何も勉強しなくても、1年目も2年目も80点前後取れました。
そこで、経営と法務の他に、平均点を引き上げるために情報も受験することにしました。
次のテキストと問題集で経営と法務を勉強しました。
「みんなが欲しかった!中小企業診断士の教科書」
「みんなが欲しかった!中小企業診断士の問題集」
「スピード問題集」
「第1次試験過去問題集(TAC)」
この時の失敗は、1次試験が終わるまで、2次試験の勉強をまったくしなかったことです。
特に財務は基本的なことも忘れてしまいました。
1次試験後、すぐに2次の勉強を始めました。
事例Ⅳは「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」をひととおり解いただけでした。
事例Ⅰ~Ⅲは「30日でマスターできる中小企業診断士第2次試験解き方の手順」で手順を学び、2018年の問題で、時間内で解答するペースをつかむぐらいが精一杯でした。
2次の結果は、DCCCで総得点もCでした。
【4年目】 2020年8月~2020年10月
この年の勉強法はあまり覚えていません。
事例Ⅳは、次の問題集をやりました。
「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」
「集中特訓財務・会計計算問題集」
「意思決定会計講義ノート」(CVPとNPVの部分)
事例Ⅰ~Ⅲは次の参考書を読んで、どのようなキーワードを入れて書くと高得点をとれるのか、傾向をつかもうとしました。
「ふぞろいな合格答案」
2次試験の結果は、50,51,64,56合計221点でした。
【5年目】2020年12月~2021年10月
1次試験からになりました。
1次試験をどのように勉強するか迷っていたときに「一発合格まとめシート」を見つけました。
1次試験はこれに紹介されている過去問だけをやり、TACの模範解答集で理解を深めました。
1次試験はそれで合格しました。
一発合格道場、ふぞろい、タキプロのブログを読み始めたのも、この年の1次試験終了後ぐらいでした。
2次試験については、事例Ⅰ~Ⅲは高得点が取りにくいため、事例Ⅳで高得点を取ろうと考え、12月から簿記3級のテキストを読み、次の問題集を解きました。
「30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集」
「集中特訓財務・会計計算問題集」
「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」
「意思決定会計講義ノート」
また、この時になって初めて次の2冊を読みました。
「中小企業診断士試験一発合格」
「「まとめシート」流ゼロから始める2次対策」
事例Ⅰ~Ⅲは次の参考書で、解答の書き方を学びました。
「「まとめシート」流!解法実況」
「ふぞろいな合格答案」
2次試験の結果は、61,47,59,46合計213点でした。
この結果は、ショックでした。
事例Ⅳは大失敗したので40点台を覚悟していましたが、他の事例で補って、あわよくば合格と考えていたので、事例Ⅱまで40点台とは思いませんでした。
【6年目】2022年1月~2022年10月
2022年3月にココスタを見つけて、Zoom勉強会に参加するようになりました。
8月ぐらいからは、タキプロのZoom勉強会も参加しました。
Zoom勉強会で学んだのは、2次試験はケーススタディではなく、作問者の設定した答えを見つけ出す問題だということです。
実務経験などを駆使して最適な解答をしようとすると、作問者の意図を外してしまいます。
設問文と与件文と1次知識から、作問者がどのような答えを期待しているかを考えて、それを論理的に答える必要があることにようやく気づきました。
その結果、ようやく2次筆記試験に合格することができました。
◆これから合格を目指す方へのアドバイス◆
次のkindle本は試験の全体を把握するためにお勧めです。
「中小企業診断士試験一発合格」
1次試験は、ベースとなる知識や経験が人により大きく異なりますので、まず過去問を全科目1年分解き、合格点までどのくらい差があるのか把握することをお勧めします。
お勧めするテキスト・問題集は次のものです。
「一発合格まとめシート」(必要な知識をコンパクトにまとめ、論点別に過去問を紹介しています)
「第1次試験過去問題集(TAC)」(丁寧でわかりやすい解説です)
「みんなが欲しかった!中小企業診断士の教科書」
「みんなが欲しかった!中小企業診断士の問題集」
「スピード問題集」
1次試験は、難しい問題を解く必要はありません。
頻出で基本的な問題を確実に解けるようになることで、突破できると思います。
2次試験
事例Ⅳは、これからも過去問にないタイプの問題が出題されると思いますので、幅広く学んでおいた方がいいと思います。
お勧めの問題集は次のものです。
できれば1次試験前からやっておくと、1次試験の財務が簡単に感じるようになります。
「30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集」
「第2次試験事例Ⅳの解き方」
「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」
「集中特訓財務・会計計算問題集」
「意思決定会計講義ノート」(2年目以降で時間に余裕のある方向きです。CVP、NPVの部分だけでも計算力がつきます)
事例Ⅰ~Ⅲは、作問者が設定した答えを設問文と与件文から見つける問題だと考えてください。
また、論理的でわかりやすい文章を書くことが必要です。
実務知識のある方は、実務知識を排除して答えを見つけなければならないので、難しくなります。
参考書は次のものがお勧めです。
「「まとめシート」流ゼロから始める2次対策」
「ふぞろいな合格答案」シリーズ
——————————— ここまで ———————————
いかがでしたでしょうか。
サトさんは特に2次試験で「作問者が設定した答えを設問文と与件文から見つける問題」と見出されたところが印象的でした。
ただ、豊富な実務経験や知識が逆に回答から外れた先入観になったとのこと。それをZoom勉強会などを最大限活用して克服されたのでしょう。
サトさん、合格おめでとうございます。
コンサルタントとして益々のご活躍をお祈り申し上げます。
ご寄稿ありがとうございました。
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