企業内診断士の歩き方 ~ダブルワークのすすめ~

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皆さん、お久しぶりです。10代目のなおさんです。

2次筆記試験が終ってホットする一方で、来年1月12日の結果発表まで落ち着かない、スッキリしない日々を過ごされていることと思います。

私が受験した2019年(平成30年)は、2次筆記試験が10月21日、結果発表が12月7日、口述試験が12月16日、合格発表が12月25日でしたので、年内には全ての結果がわかっていたのですが、さすがに年をまたぐのは嫌ですよね。心中お察しします。

ただ、モヤモヤしてばかりいても仕方ありませんので、今日は診断士4年目、企業内診断士としてマルチな活動を続ける私、10代目なおさんが「企業内診断士の歩き方~ダブルワークのすすめ~」と題して、私の診断士活動の一端をお話ししたいと思います。

特に企業にお勤めの方には、「こんなやり方がある」と参考にしていただければと思います。

合格後は登録を目指そう

試験合格はゴールではありません。試験合格後は、15日間の実務補修/実務従事を経て診断士登録を行うことで、ようやく診断士としての第一歩を踏み出すことができます。

私は、できるだけ早く登録を行いたかったので、2~3月に行なわれる実務補習の15日間コースに参加しました。既に令和5年度の日程が中小企業診断協会のホームページに掲載されていますので、是非、チェックしてみてください。15日間コースは金曜日と月曜日に合計6日間のお休みを取らなければいけませんので、合格後は有休の調整も必要になるでしょう。

中小企業診断協会|実務補習のページ
https://www.j-smeca.jp/contents/005_jitsumuhoshu.html

実務従事のチャンスがある方は、必ずしも実務補習に参加する必要はありませんが、「先輩診断士の診断手法が学べる」「同期の仲間ができる」「(実務ではめったにない)総合診断が経験できる」というメリットがありますので、5日間コースでも良いので1回は参加されることをお勧めします。

15日間の実務補習/実務従事を終えたら中小企業診断協会に申請し、約2か月くらいで官報に掲載され、お手元に登録証が届きます。これで診断士活動のスタートです。

会社の就業規則を確認する

企業内診断士が診断士活動をスタートする際には、必ず会社の就業規則を確認しておきましょう。

2018年の1月に政府が「モデル就業規則」を改訂し、働き方改革の一環として「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」の規定を削除しました。さらに、副業・兼業に関する規定を新設したことで「副業元年」と呼ばれ、副業を認める会社が増えてきました。しかし一方で、長時間労働を助長するのではないか、貴重な人材が流出してしまうのではないか、という懸念から副業を認めていない会社も一定数存在します。

就業規則には、「許可なく他社の役員・従業員になることを禁じる」と書かれていることが多いと思います。

賢明でロジカルな診断士諸氏にはおわかりと思いますが、これは「許可をとればOK」「他社に属さなければOK」ということです。診断士の仕事に多い、講師や執筆、補助金支援や顧問契約は、他社と雇用契約を結びませんので問題ありません。

会社に「副業届」の仕組みがある方は、是非、提出しておきましょう。

開業届/青色申告承認申請書を最寄りの税務署に届け出る

所得(収入-必要経費)が年間20万円未満の場合は、確定申告は必要ありません。現在は収入の目途は立っていないかもしれませんが、個人事業主として開業することをお勧めします。個人事業主として開業するためには、開業届を最寄りの税務署に提出します。

開業届は「freee開業(https://www.freee.co.jp/lp/kaigyou/08/)」で簡単に作成できます。
(無料です!私もこれで開業届を作成しました。)

同時に青色申告承認申請書を提出すれば、確定申告で青色申告控除(電子申請なら65万円)が受けられますので、所得にかかる税金を節約できます。ただし、青色申告には「複式簿記での帳簿記帳」が必要になりますので、弥生オンラインやfreeeなどのクラウド型の会計ソフトも契約しましょう。いずれも年間1万円程度で契約できます。

個人事業主として開業するメリットには以下のようなものがあります。
・青色申告控除で節税できる。
・屋号や屋号付き銀行口座が持てる。
・「〇〇コンサルティング 代表 ××」と名刺に書ける。
・診断士の仕事で「〇年以上の実績があること」という条件が付くことがあるが、それは開業してからの年数になる。

初年度は人脈づくりに全集中

登録も行い、開業届も出した、でもそれだけで仕事の依頼が入ってくるわけではありません。多種多様な診断士の世界、まずは「あなたは何者か」を知ってもらうための人脈づくりが必要です。特に診断士1年目は、色々な場所で歓迎してもらえますので、人脈作りに全集中しましょう。

人脈づくりの場となる代表的なものには以下があります。
・都道府県協会
・マスターコースなど学習の場
・研究会

都道府県協会は、単に協会登録するだけでなく、部会(総務部、会員部、研究会部など)に参加し、都道府県協会の運営に関わることが重要です。先輩診断士と一緒に活動することを通じて、相手を知り、自分を知ってもらうこと。何かあった時に相談できる相手を作ること、声をかけてもらえる信頼感を得ること。これが人脈づくりです。
自分が相談された案件を、良く知らない人、何ができるかわからない人に任せませんよね。

マスターコース(東京協会中央支部での名称、他ではプロコン塾などと称する)や研究会も同じです。ただ参加して、学ぶだけではなく、積極的に行動することが重要です。

良い人脈づくりが形成できると、徐々に仕事の話も来るようになってきますので、焦らず、参加する団体で良い関係を築いていきましょう。

120%のアウトプットでリピートオーダー獲得!

もし、仕事のオファーをもらえたら、その仕事は120%でアウトプットしましょう。

相手の期待どおりが100%なら、期待を20%超える成果を出すように心がけてください。期待通りだと、相手は当たり前と感じ、あまり印象に残りません。

相手の期待を超えて初めて、感情が動き、印象に残るようになります。印象に残れば、次のチャンスにつながりますし、リピートオーダーがもらえれば、徐々に仕事が回るようになってきます。

「120%のアウトプットでリピートオーダー獲得!」、これは仕事の極意だと思い、私も日々実践しています。

ダブルワークのメリット

診断士登録して「独立するぞ!」と計画している方もいらっしゃるでしょう。それは素晴らしい志ですし、応援したいと思います。

ただ、ビビりな私としては(将来的には独立するにしても)まずはダブルワークをお勧めしたいと思います。

ダブルワークであれば、生活基盤は本業の給与収入が支えてくれます。ですので、診断士活動は、自分や好きなこと、興味のあること、挑戦したいことだけにフォーカスして仕事をすることができます。自分の限られた時間を、進みたい方向だけに集中投下できますので、そのジャンルの習得効率から考えても良いのではないかと思うのです。将来に向けての準備期間としても有効な考え方だと思います。

一方で独立した場合には、自身や家族の生活基盤を確保するために、望まない仕事をしたり、自身の営業活動を行なわなければいけない場面もあるかもしれません。

で、なおさん、どれくらい稼いでいるの?

活字で残るので、あまり生々しい話はできませんが、、、

1年目は、インプットと人脈づくりが中心でしたので、頂いた仕事は執筆などを中心に20万円ほどでした。実務補習の参加費、協会の入会金・年会費、マスターコースの受講料などもありましたので完全に赤字でしたね。コロナ前でしたので、イベントの度に行なわれる懇親会の参加費もかなりの金額になっていたと思います。

2年目には地域診断士会に入会したこともあり、商工会議所の相談員など、徐々に診断士らしい仕事が増えてきました。開業届を出したのも2年目に入ったタイミングです。研究会の幹事になったり、マスターコースの講師としてデビューしたり、所属する団体で少しずつ運営側として貢献できるようにもなってきました。売上も1年目よりは増えて黒字化(全ての経費を払っても少し残る)を果たしました。

3年目以降は、補助金審査員、研修講師、顧問契約のお仕事もいただき、かなり忙しくなってきました。

ダブルワークで働いていると公私の区別が無くなり、気が付くと締切に合わせて土日も稼働することになっていました。そこで、「日曜日は仕事をしない!」というマイルールをつくり、日曜日はスポーツをしたり家族と一緒にすごすようにしています。あと、家族に副業を応援してもらえるように、積極的に還元するようにしています。

おかげざまで最近はかなり充実した毎日を送っています。ダブルワークを支えるのは、体力、気力、家族の応援だと思います。家族との時間、好きなバドミントンやゴルフ(開業するとゴルフ代は経費!)を楽しみながら、引き続きダブルワークをエンジョイしていきたいと思います。

皆さんにも素敵な診断士ライフが訪れることを願ってやみません。応援しています。

どこかで一緒に活動できる日が来ることを楽しみにしております。(^^)/

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