【お土産つき】解答パターン集(事例Ⅲ)を作る by くま
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
お知らせ
祝福のお知らせにまいりましたー!
迷える受験生の皆さんにむけて、2次試験対策セミナー第三弾を実施します。
何か学習のヒントが得られたり、少なくとも気分転換にはなるので是非ご参加下さい。
日時は2022/09/04 14:00開演、場所はZoom会議となっております。
申し込みは下記です。奮ってご参加ください!
はじまり はじまり
どーも、僕です
2次試験まで、残り2か月弱となり、受験勉強も中盤に差し掛かっています。
引き続き頑張っていきましょう!
去年の自分を振り返ってみると、今時期は「とにかく過去問を解く」に注力していた気がします。
そんなこんなで演習を進めるていると、「毎年同じようなことを聞かれ、同じようなことを解答しているな」と感じはじめてました。
ということは、過去の解答パターンを覚えて、そのまま書けば受かるんじゃね?
気づいたのも、この頃。
その後は、「たくさん解いて」、「たくさん解答パターンを覚えて」、無事合格しましたとさ。
めでたし、めでたし
というわけで、本日は私の解答パターン(とりあえず事例Ⅲだけ)の整理方法についてご紹介させていただきます。
事例Ⅲとは
まず、事例Ⅲの前提から
事例Ⅲでは「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」が出題されます。
なので、対象企業(C社)は製造メーカーとなります。
与件文では、強み、弱みがわかりやすく書いてあるので、深読みせずに素直に受け取ることが重要かなと思います。
「強み、弱み」は、ざっくり分類「①生産管理面」と「②それ以外」です。
「①生産管理面」でよくあるパターンとしては、
・商品の品質や技術力には自信がある
・けど、生産計画がずさんで、生産統制もできてない
みたいなケースが多いです。
「②それ以外」としては「営業面」「設計面」「開発面」などの切り口があります。
ちなみに、大体のC社は営業部門がないので、事業拡大には営業力の強化が必要だったりします。
与件文を読むと、
問題点ばっかりじゃん
という感想を持つことが多いです。「とっても改善のしがいのある企業!」がC社です。
解答の方向性
続いて解答の方向性です。
全事例共通の考え方として「強みを活かしながら、問題点をつぶしていく」提案するのが診断士試験です。事例Ⅲもこの考え方に沿って解答していきます。
事例Ⅲ独自の特徴としては、
大体、『生産性改善、短納期化、品質向上』といった方向性で答えることが多いです。
逆に、「大量生産して価格で勝負」といったコスト戦略は ほぼないです。
やはり「中小企業はコスト戦略をとるべきではない」と中小企業診断士協会も考えているからでしょうね。
ちなみに「中小企業はコスト戦略をとるべきではない」というのは、他の事例も一緒なので頭に入れておくとよいと思います。
与件文に「コスト戦略と取るべきである」旨が書いてない限りは 避けた方がベターです。(そんなの見たことないですけど)
事例Ⅲの分析
さて、問題だらけのC社ですが、発生している問題の種類はそんなに多くありません。
前述の通り、毎年同じような問題を抱えているC社が現れます。
なので、過去問を分析して、「問題点に対する対策とそれによる効果」を用意しておくと、解答時に役立つこと間違いなしです。
例えば、去年の私はこんな感じで覚えていました。
事例文・設問文のヒント (特徴・現状・問題) | 対策 | 効果 |
---|---|---|
技術情報が属人化 | ・OJT・研修の実施 ・作業内容の標準化、マニュアル化 ・多能工化 | ・技術力の向上 ・作業能力の均一化 ・柔軟な生産体制の確保 →生産性向上 |
生産計画見直し間隔が長い | ・生産計画の見直し頻度を増やす (最低でも週次・できれば日時) | ・生産計画の精度向上 ・稼働率の改善 |
レイアウトが非効率 | ・SLPで作業スペースの最適化 ・5Sの徹底 | ・作業効率の向上 ・生産性向上 |
… | … | … |
解く
それでは実際に、解答パターンを使って、解いてみたいと思います。
要は、生産性を高めるための、課題と対応策が求められているみたいです。
解答の型を使って、「課題は①~、②~。対応策は①~②~。以上で生産性向上を図る」みたいな感じ解答することにします。※解答の型についてはこちらをご参照ください。
生産性の向上に対する問題点としては、上の表のとおり「技術情報が属人化」であったり「レイアウトが非効率」などがあるので、そのあたりを意識しながら与件文を読んでいきます。
すると
との記載がありました。
これは「担当している機械のほかは操作できない作業者が多い → 技術情報が属人化」と言えそうです。
さらに、ご丁寧にも「工程が標準化もマニュアル化もされていない」ことが記載されています。
というわけで、解答パターンをそのまま使って、こんな感じにしましょう。
課題:機械の専任担当制の是正
対応策:作業内容の標準化、マニュアル化行い、OJT・研修の実施により従業員の多能工化
これで、課題と対応策を1つずつ書くことができました。
型を考えたときに、課題と対応策は2つずつ書くことにしていたので、もう一つも同様に、与件から課題を見つけて作業し、解答とすればよさそうです。
オリジナルの解答パターン集をつくる
実際の活用方法が確認できたところで、皆さんもオリジナルの解答パターン集を作ってみてください。
作成するタイミングとしては、一年分解き終わったタイミング都度、追記していくのがよいかと思います。
作るときのコツとしては、事例文・設問文のヒントはなるべく抽象化することです。
そうすることによって汎用性が高まるので、他の年度及び本番にも活用しやすくなります。
また、作ったら、繰り返し過去問演習を行って、解答パターンを骨身にしみこませましょう。
目安としては、設問文や与件文を読んだ段階で、
あの解答パターンが使えそうだな!
といったように、自動的に解答パターンが思いつくぐらいになれると、本番も安心です。
とはいうものの、皆さんお忙しいですよね。。。
過去問を解く時間の確保だけで精一杯という方もいらっしゃると思います。
そんな皆様のために今回、
なんと
なんとなんと
R2~H28までの5年分を整理したものを、
お土産として用意しました。
パチパチ~
抜け漏れがあったり、分類分けがいまいちだったりする部分は多々あると思いますが、整理のヒントとしてご利用下さい。
できれば、ご自身でカスタマイズした方が記憶に定着しやすいと思います。
おわります
本日はここまで。
いやー、解答パターン集を作りながら、「なんで去年作らなかったんだろう」という気持ちでいっぱいになりました。
今回作った解答パターン集は、
「残念ながら私の役には立ってくれないので、せめて皆さんのお役に立ってほしい!」
という思いで、診断士業界の海へ放流することとしました。
少しでの皆さんの勉強時間の時短になればと思います。
ではでは、また次回。
明日はどらごんです。
☆☆☆☆☆
いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)
くまさん、ありがとうございます!
ちょうど過去問をしていて、
「あれ、いつも同じパターン聞かれるし、整理しようかな、でもどのタイミングでやろうかな」
と悩んでいたところだったので、すごく参考になりました。
お土産もダウンロードさせていただきました!
本日のセミナーはLEC模試があるため、残念ながら参加出来ないですが、記事楽しみにしてます。
あやねぇさん、コメントありがとうございます。
同じパターンが出題されているように感じているのは、私はこの試験への理解が深まっているからだと思います。
引き続き頑張ってください、応援しています!
その中で私のお土産が役立てば大変うれしいです。(*´▽`*)
セミナーについては、セミナーレポートもございますので、ご参考ください!
神回ですね。
感謝してます!
コメントありがとうございます。
これからもお役に立てるような記事を掲載していきます!