完成答練期の過ごし方:文字どおり「完成」を意識

こんにちは、アックルです。
これまで他のメンバーが完成答練期を非常に重要な期間であることを説明してきました。

私の場合は、通信生だったこともあり、実は完成答練期が怒涛の7週間であるという意識はなかったんですよね

やはり通学生の場合は、教室に行けば多くの仲間やライバルがいて、この時期は答練の話題で盛り上がるでしょうし、必然的に意識せざるを得なくなるでしょう。
「先週は企業経営理論でライバルに負けたから、今週は絶対負けないように財務を猛特訓した。」とか、今週は勉強仲間と集まって、運営管理の勉強会を行う等々。

しかし通信生だった私は、受験仲間がいないこともあって、マイペースでこなしました。
下表は、私の昨年の完成答練期のスケジュールです。

ご覧のとおり受け方がバラバラだったんですよ。 企業経営理論と財務会計は同じ日に受けたし、中小企業経営・政策は直前講義の前に受けましたし。

怒涛の7週間という意識はなかったのですが、完成答練期は学習スタイルなどは、GW前と大きく意識を変えて行いました。

以下に私の昨年のGW以降の完成答練期の学習スタイルや完成答練をどう受けたかを説明します。
私の学習法が少しでも多くの受験生の助けになれば、と思います。

◎完成答練期以降は「6:4ルール」から「1日3科目学習法」に切り替え

私は以前、ゲストで道場に出演した際に、基本講義のときは「6:4ルール」で学習していたということをお伝えしました。

https://rmc-oden.com/blog/page/12?s=アックル

要約すると、基本養成期間のときには、必ず新しい科目を6割、既習科目を4割学習するスタイルを取っていたということです。
私は記憶力に自信がなかったので、TACの1次試験までの3回転カリキュラムでは、とてもとても7科目の内容を覚えられないといった危機感から編み出しました。
また、大学受験のとき、英単語帳を暗記するときは、前から順番にコツコツ覚えていくより、とにかく一冊の単語帳を始めから最後まで何回も何回も回して読み続けるほうが、
短期間で効率的に覚えられたという経験があったのですが、それをヒントにしたとも言えます。

この「6:4ルール」は基本養成期間の勉強法だったのでGW前の中小企業経営・政策までずっと継続して行っていました。
しかし、GWの2次チェック模試後からは、「1日3科目学習法」に切り替えました。

具体的には3つのルールです。

1.3日間で1次の7科目をこなす。

2.最も苦手な2科目は3日間のうち2日学習する。

3.ローリング・プランで定期的に学習する科目や、その日に学習する科目の見直しをする。

1については、基本的には「6:4ルール」同様、とにかく何回転もこなすという意味では同じです。

2については、私は当時、経営情報システム中小企業経営・政策が苦手だったので、これら苦手な2科目を他の科目より多く学習することで、克服しようと意識してました。

3については、スケジュールをガチガチに固めず、学習する科目の組み合わせや、3日間で2回学習する2科目を1週間単位で見直していました。
苦手科目も多く学習することで、やがて得意科目になるということもあります。
私の場合は、中小企業経営・政策が苦手でしたが、徐々に得意科目に変っていきました。そうすると中小を3日間で2回も学習する必要がなくなる。
むしろ段々、経営法務の方が苦手意識が出てきました。
ですから、ある週からは経営法務を3日間のうち2回学習するように切り替えました。
このように計画を臨機応変に見直すことが非常に効率的でした。

◎完成答練は本試験より厳しい条件で受ける(主に通信生向け)


私は全ての完成答練を自宅で受けました。しかし、ダラダラとやっていたわけではなく、むしろ本試験を意識し、さらにはこの時期に完成させることを目標としました。
本試験までまだ3カ月近くあるこの時期に、完成してしまえば、本番で体調を崩したり予期せぬハプニングが起きたとしても確実に合格できると思ったからです。

そして、完成答練を自宅で受ける際には以下の縛りを自分に課しました。

たとえ時間が余っても、マークシートを全て埋めた時点で試験を終了する。

自宅で受けるとはっきり言って緊張しません。だから、このような縛りを自分に与えることで緊張感が出てくるのでお勧めです。
あと、このやり方だと、見直しをする時間がないので、ケアレスミスが連発してしまう可能性が高いです。
ですが、逆に自分の癖や自分がどんな問題でケアレスミスをするのかが、はっきり分かります。
ケアレスミスは本試験では命取りです。今のうちに自分の癖やミスするパターンを明確にし、本試験で同じミスをしないようにしましょう。

◎完成答練は復習が最も重要

TACの完成答練は結構難しいです。養成答練よりも遥かに多くの応用問題が出ます。
ですから、得点が伸びずに悔しい思いをすることがあると思います。

私は応用問題が解けないということは、基本の理解が十分でないと自分に言い聞かせました。
ですから、 解けなかった問題や分野は、再度養成答練やテキストに戻って徹底的に復習しました。
この時期に自分の弱点を洗い出し、復習すればまだまだ十分逆転できると思います。

以上ダラダラと私の経験を書きましたが、とにかく完成答練期は、文字どおり完成させることを意識しましょう。
得意科目はさらに得意にし、苦手科目は徹底的に克服を図る。
このことを意識しながら、本番に向けて頑張ってください。

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