もし診断士試験にPMを導入したら? ~1次試験 計画篇~ byさろ
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どうも、さろです!
年度末、みなさんどうお過ごしですか?大きな地震があったり、雪が降ってきたり、落ち着かない日々が続きますね。うちの子供たちは、今日から春休みみたいで、一生懸命遊ぶ計画立ててます。何事も一生懸命はいいことですよね!
さて、春セミナーは大盛況につき、応募締め切りとなりました。たくさんのお申し込みありがとうございます。現在、13代道場メンバーで、参加者の皆様がいま必要とする情報は何だろう?と考えをめぐらせて、準備中ですので参加予定の方はお楽しみに。なお、17:30~の懇親会はまだ空きがありますので、参加ご希望の方はこちらよりお申込み下さい!
*『セミナーのキャンセル』『申し込み完了メールが届いていない』などのお問い合わせや不具合がございましたら、『shindanshi.dojyo13@gmail.com』までご連絡いただけますよう、よろしくお願いします。
では、いってみよう!
PM(プロジェクトマネジメント)とは?
今日のテーマはPM(プロジェクトマネジメント/Project Management)についてです。私が働くエンジニアリング業界では「プロジェクト」単位で業務が進められています。「プロジェクト」というのは、決まった製品を作り続けるのではなく、お客さんの求める品質や好み(Q)、予算(C)、納期(D)および地理条件などに合わせて、お客さんが満足するように製品やサービスを変えていく必要(独自性)があるという特徴があると私は認識しています。このプロジェクトを円滑に遂行するために管理をすることを「PM(プロジェクトマネジメント)」といいます。
・・・ってか、診断士試験となんの関係があるん?
あ、、、今日からアシスタント務めてくれる仁王ちゃん(妻)です。素朴な疑問がよい気づきをくれます。
なぜ、PMの話を始めたかというと、診断士試験も受験までの取り組み方は、一人一人違っているので、自分にあったやり方に「パクってカスタマイズ」し、独自のやり方(独自性)を見つける必要があると考えたためです。
では、どうやってPMすればいいのだろうか??
プロジェクトマネジメントの知識体系(コツみたいなもの)が、米国PMI(Project Management Institute:プロジェクトマネジメント協会)の発行する、PMBOK®(ピンボック、Project Management Body of Knowledge)としてまとめられています。これは、5つの「プロセス群」に対して、プロジェクトマネジメント作業ごとに細分化した10個の「知識エリア」とのマトリックスで整理されています。そのマトリックスを次の表に示し、それぞれ何をするかの概要を書いてみます。
ピンボケ?情報がいっぱいで、全然しっくりこんのやけど?
ごめん、そやね。実際に自分が立てていた計画を紹介しながら、頑張って説明してみるよ!
計画書の作成
先ほど示した表で5つの「プロセス群」というのは横軸に示しています。「立ち上げ」「計画」「実行」「監視・コントロール」「終結」の5つです。業務の始まりから終わりまでの流れを示しており、PDCAサイクルみたいなことをイメージしてもらえればよいと思います。もちろん「実行」しなければ、何も成果が生まれないので、「実行」が大事で中心になるのは間違いないのですが、私は「実行」をする前に「計画」を立てることが非常に重要と考えています。「計画」が曖昧な状態で「実行」してしまうと、実行したことが無駄になってしまうこともあるためです。(あまりいい例えが思い浮かばないですが、行き先も見ないで電車に飛び乗っても、目的地には着かないですよね。電車に乗ることが目的ならいいのですけど。)
先ほど示した表で10個の「知識エリア」とは縦軸に示しています。「統合」「スコープ」「スケジュール」「コスト」「品質」「資源」「コミュニケーション」「リスク」「調達」「ステークホルダー」の10つです。なんか、たくさん考えないといけないことがある感じしますよね??どれも大事なことなので、一番というのは上げにくいですが、QCDに関わる要素として「品質(Q)」「コスト(C)」「スケジュール(D)」は特に外せないかなあ、という認識です。
私が1次試験の勉強を始めるとき(12月くらい?)に作成した計画書がこちら↓
私の計画の細かい内容はともかくとして、10個の「知識エリア」に沿って計画を立てると、漏れのない計画が立てることができると思います。先ほど外せないと言ったQ・C・Dに関しては以下のような計画でした;
- 品質(Q)に関して:各試験で合格基準を満たす60点以上を取れる知識量
- コスト(C)に関して:究極はゼロ(お祝い金制度とかで回収)
- スケジュール(D)に関して:通信教育(インプット)と過去問4年分(アウトプット)をTAC公開模試前に1巡終了
もしもまだ「計画」をたてずに勉強を始めている方、今からでも計画をたてることは十分に有効だと思いますよ!
スケジュール表の作成
次にスケジュール表の作成について、話したいと思います。これも私は勉強を始める前に作っていました。私の場合は慣れているMicrosoft Excelでいつも作成しています。
私のスケジュール表は私が使った通信教育(診断士ゼミナールさん)向けになっているのと、細かすぎて伝わらないと思うので、エッセンスだけをお伝えします。
机に向かって仕事か勉強でもしているのかと思いきや、まさかのスケジュール作成。
繰り返しになりますが、目標は通信教育(インプット)と過去問4年分(アウトプット)をTAC公開模試前に1巡終了です。その目標以外にスケジュール表を作ったときに気をつけたことは;
- 橋げた理論(by JCさん):科目ごとにまとめてインプットと、アウトプットを行う
- 成果の見える化:勉強の進捗度から、予想される勉強終了日が表示されるようにしておく
道場理論の1つである「橋げた理論」は、長年道場で引き継がれているだけあって、まさにその通りだなと思いました。勉強したことは忘れて当然。それなら、あれもこれも手をつけて中途半端にするのではなく、期間を決めて1つのことをやりきることが肝心。
勉強したことは忘れて当然。だって人間だもの。
「成果の見える化」も非常に大事です。目標に近づいていってる感がわかるとモチベーションが維持出来ます。私の場合は、勉強の進捗度から予想される勉強終了日が表示されるようにExcelの計算式をいれておいて、それがTAC公開模試とどのくらい乖離があるかが表示されるようにしていました。
私が作成したスケジュールを見やすくガントチャートにまとめたのが下の図です。実際の勉強の進捗も併記しています↓
なんというか、最初の教科から1ヶ月遅れ。。。
最後には二教科同時進行しちゃってて「橋げた理論」はどこいった???
しかも、TAC公開模試までに全部終わってないし、めちゃくちゃ。。。
、、、とツッコミどころ満載な実績です。まあ、正直TAC公開模試から1次試験本番までは3ヶ月もあったので、遅れ気味でしたが、気持ちは全然余裕を持っていましたよ。
・・・TAC公開模試を受けるまでは。。。
さいごに
今回は「もし診断士試験にPMを導入したら?~1次試験 計画篇~」ということで、プロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOK®を参考にした計画立案と、スケジュールの作成について、自分の経験を書いてみました。
次回はもしもPMシリーズ「~1次試験 監視・コントロール篇~」として、昨年5/30・31にTAC公開模試(監視)を受けてみた結果、「あれっ、思ってたのと違う!」となって、計画変更(コントロール)をした経験を書いてみようと思います。もしもPMシリーズ(略して「もしP」?)はいろんな切り口があるので、好評であれば続けてみようとは思っています。
明日はなおです。超真面目記事の宣言してたけど、ほんとかなあ?!
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