【合格体験記】2次試験も見据えた計画的な受験対策でストレート合格!ににさん

こんにちは!よがです。


本日3本目は、2次試験も見据えた計画的な受験対策でストレート合格! ににさんです。

社労士として北海道でご活躍をされている にに さん!
既に社労士という難関資格をお持ちでありながら、人事労務面以外にも幅広く知識を身につけたいという高い意識で見事ストレートで試験を突破。1次試験前にも2次試験対策を始めている計画的な受験対策は、特に受験生1年目の方は参考になる点が多いのではないでしょうか?

それでは、どうぞ!

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受験生情報 

にに 年齢:40代 (北海道)

【職務経験】

メーカーの研究職(1年半)

工場での実習を経験していたので、生産管理で出てくる工程や機械のイメージは持ちやすかったです。

小売チェーンの本部で企画職(約10年)

マーケティングや販売管理の言葉にはなじみがあり、効率的に学習できました。

社会保険労務士事務所(2年・現職)

労働法規が得点源になったことと、なにより時間を割かずに済んだのはアドバンテージになりました。

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

全力で一発合格狙い!(性格上、2回目になったら集中力を保てないとわかっていたので)

診断士に挑戦した理由・きっかけ

社労士として働いていて中小企業の経営者と接する機会が多くある中で、人事労務面以外にも幅広く知識を身につけたいと思ったから。また、経営に関する知識を持っておけば、将来の身の振り方の選択肢が増えると思ったから。

学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

保有資格

社会保険労務士・FP2級・日商簿記2級・日本語検定1級

得意科目

1次試験:特にありませんが、強いて言うなら経営情報システム。もともと興味があって知識があった分野だったので。

2次試験:ありません。ほんとにありません。

不得意科目

1次試験:中小企業経営・政策。記憶力には自信がないので、知っているかどうかが問われる科目は苦手でした。

2次試験:どの事例もけっして得意ではなかったですが、中でも事例Ⅰは苦手意識がありました。

学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル

1次:通信

2次:独学

メリット

時間の融通が利く。予備校通学に比べて安価。

デメリット

費用面の続けていくのに鉄の意志が必要。自分がどれくらいの位置にいるのかがわからない。寂しい。

合格までの受験回数、学習時間とその作り方

合計の学習期間

1年3か月

受験回数

1次試験1回、2次試験1回

学習時間

1次試験:1,000時間

平日は仕事から帰宅後2時間程度、土日祝は午前中3時間程度、夜に2時間程度。このペースを2次試験の前日までずっと維持しました。

2次試験:350時間

日ごとの時間は1次のときと同じです。

これまでの学習法

①1次

(1)2020年8月~2021年1月
まずは出題範囲の全体像を知るため、中小企業経営・政策以外の6科目を、章ごとに細かく分けてテキスト・講義動画→過去問のサイクルで1周しました。その後は過去問→定着していないところをテキストで確認、の流れをひたすら繰り返しました。財務・会計だけは、通信講座の過去問問題集だけでは量が足りないと感じたので、市販の「集中特訓 財務・会計 計算問題集」(TAC)を買って一通りやりました。

(2)2021年4月~5月
このころテキストが届いた中小企業経営・政策を上記と同じサイクルでやりつつ、他6科目の繰り返しをやり続けていました。またこの時期に、大手予備校の会場模試を2回受験しました。その結果によって6月以降の時間の使い方を考えようと思っていましたが、割と大丈夫そうな感じだったので、6月から2次試験対策を本格的に始めることにしました。

(3)2021年7月~8月21日
直前期ということで2次試験対策はお休みして、再度1次試験モード。やり方は変えず、過去問とテキストのサイクルを愚直に繰り返しました。最終的には、各科目の過去問問題集を5周しました。

②2次筆記

(1)2021年3月
1次試験対策を中断して、2次試験対策を始めました。理由は2つあり、①一発合格を目指していたので、1次試験から2次試験までトータルで考えたかったから、②2次試験で使う知識を知っておくことで、1次試験の勉強に戻ったときにそれを効率よく学習することができると考えたから、です。
この時期は主に「企業診断」に掲載されている2次試験の演習問題を解いていましたが、今考えると、演習問題より先に過去問をやっておくべきだったと思います。
企業診断に掲載されている問題も各予備校の先生が作成されていて、勉強になることは間違いないのですが、やはりどうしても本試験の問題とはちょっと違っています。まだ何も知らないこの段階では、実際の問題に触れることを優先するべきだでした。
またこのころ、受験生支援団体やブログのことを知り、受験対策のさまざまな情報を得ることができるようになったのは大きかったです。特に2次試験について、回答の構成のいろいろな方法を知ることができ、自分に合ったものを見つけることができました。

(2)2021年6月
この時期にふぞろい(2019年の「合格答案」、2015~2016・2017~2018の「答案分析」)を買い、2次試験の過去問演習を始めました。
やり方はオーソドックスに、過去問を解く→ふぞろいで採点→書けなかったキーワードについて、どう考えたら書くことができていたかを検討、という流れでした。
過去問を解く際は、どんなにわからなくても80分ですべての回答欄を埋めることを意識していました。結果として、本番でもそうすることができ、それが合格に結びついたのかなと思います。
また、4月に買っておいた全知全ノウを毎日最低1問ずつ解くようにしていました。

(3)2021年8月23日~11月6日
1次試験が終わり、自己採点で十分合格圏内とわかったので、翌日から2次試験モードに切り替えました
1次試験でお世話になった通信講座は2次試験対策もセットで申し込んでいたのですが、教材の送付が遅かった(これは3月から始めていた自分のせいでもありますが)のと、内容が自分には合わないと思ったので使いませんでした。最新のふぞろいも買い、計6年分の過去問を繰り返し解き、最終的には各3回ずつやりました。

③再現答案の作成有無

2次試験本番はうまくいった手ごたえがまったくなく、かなりへこんでいましたが、なんとか自分を奮い立たせて当日の夜に近所のスタバで再現答案を作成しました。思い出したくない自分と思い出さなければならない自分のせめぎあいは辛かったです。

学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

中小企業診断士の受験勉強は、率直に言ってかなりつらかったです。

その理由は、

  • 1次試験の科目がバラエティに富んでいて、あまり気乗りがしない科目があった
  • 2次試験の正答が公表されてないため、自分の学習方法が正しいかどうか不安だった
  • 孤独だった(これは自身の選択のせいですが)

といったところでした。

この中でも2次試験に対する不安がもっとも大きく、2次試験の勉強中はもっぱら、「このつらい時間は1回で終わりにしたい」というネガティブなモチベーションで動いていました。そんな状態でも勉強を続けることができたのは、一発合格道場をはじめとする受験生支援団体が発信してくださっているさまざまな情報に接することで、自分なりに正しいと思う道を見つけ、それを信じることができたからだと思っています。

人それぞれ自身に合う方法は異なりますが、いかにそれを見つけるか、合うものを残して合わないものを捨てるか、という情報収集と取捨選択が合格への一番のポイントになってきます。

つらかった受験勉強も、無事合格することができた今となってはいい思い出です。道しるべとなってくださった先輩合格者のみなさんに感謝するとともに、未来の合格者のみなさんにとって、この合格体験記が少しでもお役に立てば幸いです。

========ここまで========

  いかがでしたでしょうか。

2次試験までをトータルで考える にに さんの計画は非常に参考になると思います!!!

3月頃に2次試験を体感しておくことで1次試験学習の効率性を上げ、模試の結果を踏まえて1次試験前から2次試験対策を行うことで2次試験の勉強時間もしっかり確保でき、まさに「作戦勝ち」といった印象でした。


そして、このような素晴らしい計画が立てられたのはご自身の状況を冷静に見極め、情報を上手く取捨選択した結果かと思います( `ー´)ノ

中小企業診断士の試験対策は絶対の正解がありませんので、ご自身の状況を冷静に見極める”目”と情報を上手く取捨選択する”頭”が必要であることを にに さんの体験記から学べますね。

ににさん、合格おめでとうございます。
大変貴重な体験記をどうもありがとうございました。
社労士との相乗効果で更なる活動の広がりが楽しみですね!

以上、よがでした。

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