【合格体験記】PDCA勉強で合格!Chikumiさん

こんにちは!にのみです!

本日5本目は、PDCA勉強で合格を果たしたChikumiさんです。

よく巷ではPDCAを回せ!と言われますが、その具体的な方法はなかなか見つからないことは多いと思います。

今回Chikumiさんにはその具体的な方法にまで言及いただきました!

1次2次共に非常に役立つ合格体験記となっておりますので、是非ご覧ください!!

受験生情報 

ハンドルネーム:Chikumi

年齢:30代

性別:男

住まい:東京都

職業:エネルギー系企業の会社員。生産技術職。

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

PDCA勉強。全体の勉強計画をたて、スタディーサプリで勉強時間も実測しながら勉強

診断士に挑戦した理由・きっかけ

技術系の仕事をしていますが、会社で新規事業の企画推進業務に関わる中で、ビジネス知識・スキルが不足しており高めた方が良いと考え、中小企業診断士で体系的に勉強できそうと考えた為です。

また、資格取得によって副業も出来たらと考えていました。

学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

保有資格

高圧ガス甲種化学、エネルギー管理士、1級ボイラー技士、公害防止管理者(大気1種/水質1種)、危険物取扱甲種、簿記3級。

資格ではないですが、大学院卒で化学を専攻。

得意科目

1次

企業経営理論、運営管理(生産管理)、仕事で多少関わりもあった為。また計算問題や理解系の問題は得意。

2次

事例Ⅳ、計算問題が得意で、文章問題もシンプル。

不得意科目

1次

中小企業経営・政策、経営情報システム、仕事で馴染みもなく、暗記系の問題が苦手な為。

2次

国語力が弱いので事例Ⅰ~Ⅲは同じレベルですが、強いていえば事例Ⅱ。

学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル

1次は通信TBCと過去問による独学。

2次は独学

メリット

・自分のペース、計画で勉強できる

・費用負担が通学に比べれば安い

デメリット

・通信TBCは教材とテストが送られるだけであとはカリキュラムもなく自己学習だったので、実質的には独学とあまり変わらなかった。

・モチベーションの維持が難しい。

・情報不足に成り易い(2次試験における解答記入に関する細かなルール(英字は2文字まで1マスに書ける、等)は2次試験ぎりぎりになって知りました)

合格までの受験回数、学習時間とその作り方

受験回数

1次試験1回、2次試験1回

学習時間

合計の学習期間・・・2021年5月から勉強開始

1次学習時間・・・170時間

2次学習時間・・・145時間

合格までの学習法

【1次試験】

勉強を開始したのが遅かったので、当初は今年度合格するつもりではなく、2次試験にあまり関係なく、なじみが薄い経営法務、情報システム、中小企業経営の3科目を科目合格する事を目標に今年度は勉強を開始しました。おおむね下記①~③の順番で勉強実施。

①通信の各科目教材を通読

②通信の問題集をテキストや解答もみながら解く

③過去問を解く

①は全テキストの合計ぺージを確認し、1時間あたり何ページ読むか見積り完了するまでの時間、時期を計画して勉強しました。

同様に②も計画をたて勉強を実施。①②を全科目完了したのが、だいたい7月下旬ごろ。この頃に、過去問を1年分解いて自己採点すると376点でした。

残り3週間は科目合格をしたいと考えていた3科目を中心に過去問や問題集を使ったアウトプット中心に勉強するようにしました。

問題集や過去問を解いて覚えていなかった単語は、エクセルでリストを作るなどして覚えるようにしました。他の4科目は、1次試験直前に全体的な復習をざっと行う程度にしました。

1次試験は自己採点430点くらいでぎりぎり合格しましたが運が良かったと思います。

【2次試験】

使用した教材は、1次試験で使ったTBCテキスト、全知識、30日完成事例Ⅳ、ふぞろい、まとめシート流!ゼロから始める2次対策、です。

1次試験終了後から勉強開始し、2次試験がどういうものかあまり分かっていなかったので情報収集から開始しました。

2次試験の過去問をみて、自己採点も難しいし、どう勉強したものかと困りましたが、ここで一発合格道場のブログに出会い、執筆陣の記事や合格・未合格体験記がとても参考になりました。

特に、だいまつさんときゃっしいさんの記事を重宝させてもらいましたが、他にも「渾身シリーズ他」や「二次試験」のタブに入っている2次試験関連の記事はかなり読みました。

1次試験後の10日間程度は情報収集をして、どういう教材でどう勉強をするか計画を建てる事をしていました。

事例Ⅰ~Ⅲは平日は全知識で知識習得や道場ブログ等で解法勉強、休日に過去問による演習とふぞろいで採点や道場ブログ記事を参考に振り返りし、事例Ⅳは「30日間~」で演習中心に勉強して休日に過去問を解くという感じでおこないました。

過去問は、最初はWordで解答を作ったり時間も80分にこだわらず実施して、時間制約なく取り組んで解答ができるか確認していました。

模試を9月下旬に大原で1度だけ受け、事例Ⅰ~Ⅲは全て40点未満でしたが、事例Ⅳは92点で手ごたえを感じました。

事例Ⅳは記述問題も複雑ではないし、計算問題もだいたいできると思ったので、以後はあまり時間をかけなかったです。

事例Ⅳは過去問を6年分と「30日間演習」を1周する程度の勉強量でした。結果的に短時間合格できのは、事例Ⅳにあまり時間をかける事なく対応できたのが大きかったと思います。(ただし、実際の2次試験では大問2を勘違いして解いてしまい部分点くらいしか取れなかったですが・・・)

事例Ⅰ~Ⅲは10月に入ってからは時間を測りながら過去問に取り組み、ふぞろいを使って自己採点もしながら勉強進めましたが、頓珍漢な回答をしていたり、キーとなる点に着目できていない、時間も足りなかったりして、伸び悩んでいました。

また、1次試験を短時間で合格してしまったこともあり知識の定着が弱く、できない理由や問題の所在が分からず、どう対策をうって勉強するのが良いのか分からなくなっていました。(知識が不足しているのか、解法に不慣れor適切でないのか、国語力が不足しているのか、等。この試験の難しさは、問題の所在が分かり難く、対策が打ちにくい事にあるように思います。)

この時点で10月20日前後で試験まで2~3週間程度しかない状況でしたが、思い切って事例Ⅲのみに特化して勉強する事にしました。

知識習得、習熟や解法の研究を事例Ⅲに特化して実施し、そうする事で事例Ⅲにおいては知識不足や解法への不慣れを極力無いようにして問題の所在を絞り込んだ上で過去問に取り組み、どういう解法が良いか試行錯誤しました。

問題の読み方、線の引き方、時間配分、解答の骨子やメモの作成方法、解答紙への記入方法、ボールペン選びまで、色々な方法を試しながら自分にあった解法スタイルの確立に努め、自分が不足している点の見極めとその補強をしていきました。

修正した解法については、古い過去問で解答骨子を作るまでで試し、しっくりくれば取り入れ違っていれば修正という感じで勉強していました。

あと、この時にまとめシート流を読んで、取り入れれる要素がないかを程度をざっと確認して、解答紙への記入に関する細かなルールがある事を知る事ができました。(ちなみに、まとめシートはAmazon Unliitedで無料で読め、Unlimitedは無料加入が一時的にできたのでそれで購入しました)

事例Ⅲにおいて、自分にあった解法をある程度見いだせたところで、事例Ⅰ、Ⅱの過去問に再度取り組み始めたのが試験1週間前。祝日と有給1日も使って集中的に勉強をして、試験3日前にして少し開眼したかなと思える手応えを感じることが出来ました。

それでも合格当落線上にのる事が出来たというレベルで、結果的に合格できたのは運が良かったと思います。

再現答案をL〇Cに採点してもらいましだが、BCBBだったので正直不合格だと思っていました。

なので、筆記試験の合格発表で自分の番号を見つけた時は目を疑い、何度も確認しました。

あと、他の方が良く作っているファイナルペーパーは作らず、道場でダウンロードできるものを借用しました。

試験日の直前まで解法を試行錯誤していたので、ファイナルペーパーを作るより過去問演習に時間を割いた方が良いと考えた為です。

ただ、ファイナルペーパーーとして改めて整理してまとめることしなかったですが、過去問を解いた際の気付きや使えるワード、解答の型、押さえておくべき主な知識等はエクセルに都度書き込んでいたので、そのエクセルが自分にとってのファイナルペーパーではあったかもしれません。

再現答案の作成有無

有り。ただ、テスト中にすべての問題の骨子やメモを作ってから解答を記載するスタイルではないので、再現度は高くないかもしれません。

学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

2次試験は、解法については色々な方法がネットや書籍で説明されていますが、自分の能力、特性(読解力と文章力どちらが得意か、等)に合った解法を見つけることが、合格するための1つのキーではないかと思います。

私は最初はきゃっしいさんの解法を主に採用して実施していたのですが、文章力、特にスピードが遅い自分にはあわないと思い、設問解釈や読解の時間を短くして、各設問の切り分けや方向性を決めることまでを30分で行い、残り50分を解答作成の時間に充てるようにしました。

それでも解答作成で骨子やメモを作って字数を想定した上で答案へ記入できていたのは5問中3問くらいで、難しいと判断して後回しにした問題はいきなり答案に解答記入する部分点狙いにしていました。

その塩梅は事例の難しさに依って変わりますが、方針はそういう感じにしていました。

私は上記のように解法研究に時間を割きましたが、人によっては塾で推奨されているやり方をそのまま取り入れ、習熟させる方が良い事もあると思います。

ただ、反省や自己分析をもとに的確な対策を打って勉強をする事が合格の近道ではないかと思いますし、そうしないと場合によってはいくら勉強しても合格出来ないという事にもなりかねない試験だと思います。

なので、特に伸び悩んでいると感じるときは、どこに課題があるかストップルックして対策をするのが良いと思います。

ちなみに、私は今回の試験で落ちたら時間もあるので国語力を強化しようと考えていました。

また、運よく短時間で合格できた為、知識の抜けも早いと感じており、これから1次試験を復習しようと思っています。

やはり勉強を開始するのは1年くらい前の冬頃から始めるのが良いと思います。

以上、これから勉強する皆さんの参考になれば幸いです。

いかがでしたでしょうか。

どこに課題があるか常に認識するということは、自分の弱みと向き合うことで辛いことかもしれません。

しかし、Chikumiさんのように、課題に向き合うことで確実に前に進むことができますので、頑張りましょう!

Chikumiさん、合格おめでとうございます。ご寄稿どうもありがとうございました。
診断士になってもPDCAを回し続けて、診断士として大活躍してください!

以上、にのみでした。

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