【合格体験記】過去問アウトプット至上主義のストイック&マイペース孤独学で合格!どらごんさん

こんにちは!にのみです!

本日4本目は、どらごんさんです。

私事ですが、どらごんさんはアウトプット+過去問を中心に勉強されてこられたということで、私と重なる部分があり、非常に親近感が湧きました!

2じ試験は80事例をこなされたと言うことで、当然質も大事ですが、質は量の上に成り立つモノですので、どらごんさんの勉強法と合致する方は是非ご参考にしてみて下さいね!

では合格体験記をどうぞ!

受験生情報 

ハンドルネーム:どらごん

年齢:40代

性別:男

住まい:福岡県

職業:

システムエンジニアです。これまで会計管理・人事管理・販売管理・生産管理などの業務システム構築に従事しました。中でも会計管理システムの経験が長く、そのため財務・会計に若干のアドバンテージがありました。

ただ職業柄、ご多分に漏れず徹夜や夜間呼出しが不定期に発生し、安定的な学習時間の確保に苦労しました。(システムは眠らない)

なおIT業界に身を置いてはいるものの最新IT技術の動向には疎く、3年くらい前までガラケーを使っていたようなアナログ人間のレイトマジョリティです。

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

過去問アウトプット至上主義のストイック&マイペース孤独学

診断士に挑戦した理由・きっかけ

年2回実施される情報処理技術者試験(全13区分)を毎回受験し、全区分制覇を目指していたのですが、2019年に6区分目のITストラテジストを取得した時点で燃え尽きてしまいました。

その後、入会した日本ITストラテジスト協会の勉強会で、ITストラテジスと診断士のダブルライセンスで活動されている方が何人かいらしており、いろいろと話を聞くうちに診断士に魅力を感じ挑戦しようと思ったことがきっかけです。

またここ数年、会社内での異動を考えていたのですが、自分自身スキルアップして箔をつけた上で異動願いを出したかったことも理由のひとつです。

恥ずかしながら受験時は「中小企業支援」「地方創生」「独立開業」「ITとのシナジー」といった高尚な理由はなかったです。(今は違います)

学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

保有資格

情報処理技術者試験(ITストラテジスト他)、簿記2級、剣道3段

得意科目

1次

・経営情報システム、財務・会計

2次

・事例Ⅳ

不得意科目

1次

・経営法務、企業経営理論の組織論

2次

・事例Ⅰ

学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル

独学。(理由は後述)

また奥手な上に情報収集不足だったので、模試やセミナー、勉強会などは利用しませんでした。(初めてオンラインで参加したのは道場の事例Ⅴでした)

メリット

・基本的にテキスト代だけなので低コスト

・自分の得意・不得意科目に合わせてテキストの購入ウエイトを変えられる

・自分の好きな時に好きな場所で好きな(必要な)科目の学習ができる

デメリット

・自分の学習の方向性や計画が正しいのか不安になる

・良質なテキストや情報に出会うまでに時間と手間がかかる

・モチベーション管理が難しく、低コスト故に挫折の誘惑がある

合格までの受験回数、学習時間とその作り方

受験回数

1次試験2回、2次試験1回。

1回目の1次試験は合計420点を超えたものの、経営法務が36点で涙をのみました。(調整や没問による復活もなかった…)

ただ、この挫折が背水の陣となり、翌年2次試験のやる気と決意に繋がったと思っています。

学習時間

合計の学習期間・・・1年5か月

1次学習時間・・・1回目:400時間、2回目:300時間

情報処理の受験時代から朝5時に起きて学習するクセが身についていたのでそのまま踏襲しました。

慣れるまでは大変ですが、朝は誘惑も少なく周りも静かで学習時間も管理しやすかったです。

また暗記科目はテキストの内容をイメージで記憶し、いつでもそのイメージを脳内で取り出せるように練習しました。

そして暇な会議中や食事中、サウナ中など物理的にテキストを出せない環境下でも脳内でイメージをめくって反芻し、記憶を定着させました。

2次学習時間・・・350時間

道場の合格体験記で合格者の学習時間を確認したところ、平均280時間だったのでそれ以上やれば合格できるだろうと安直に考え、目標時間を350時間と設定しました。

平日は朝5時から事例Ⅳを1時間30分学習し、帰宅後に事例Ⅰ~Ⅲを1事例だけ2時間30分学習しました。

休日は家族サービスをしつつ、事例Ⅰ~Ⅲを2事例、残りを事例Ⅳに充てて合計8時間くらい学習しました。

なお2次試験からはスマホアプリのStudyplusを活用して徹底した時間管理を行い、目標時間の達成に向けてモチベーションを維持しました。

合格までの学習法

【1次試験】

全科目、同友館社の「過去問完全マスター」を使用し、アウトプットからインプットのプロセスで学習の効率化を図りました。

まずは何も知識がない状態で企業経営理論の1ページ目から問題を解き始めました。当然に分からない問題が多く、しっかりと解説を読み込みマーキングや書き込みをして知識をインプットしていきました。

問題を解く際は本番を意識して“1問にかける時間は2分”と決めて取り組みました。

各科目の1週目が終わるごとにインプット量が足りないと感じた科目は、追加でTAC社の「スピードテキスト」等のテキストを購入し、他の科目のアウトプットと並行して読み込みました。(経済学・経済政策、企業経営理論、経営法務、中小企業経営)

問題に対する個々の解答は「〇:選択肢を含め全部理解できた」「△:なんとなく答えは分かる」「×:答えが分からない」に分類し、Excelで記録・管理しました。

全科目1週目が終わった後、2週目、3週目と解いていくのですが、2回連続「〇」だった問題は次週目からは対象外として「△」「×」のみを解いていきました。

逆に3回連続「×」だった問題は自分の中で難問・奇問と認定し、次週目からは対象外として段階的に問題を絞り込んでいきました。

イメージとしては「重点的に理解が必要な問題を絞り込む作業」です。

なお1次試験1回目で赤点だった経営法務は、翌年にTAC社の「スピード問題集」をプラスαで使用し、弱点克服に努めました。

【2次試験】

まずWebで学習法や解法、作法を調査・分析しました。

学習法は基本的にアウトプット重視です。

事例Ⅰ~Ⅲは、とにかく80分間で解いて「ふぞろい」で自己採点する、を繰り返しました。

最初は1文字も書けなかった設問や、採点結果が20点の問題もありましたが、数をこなすうちに2次試験の雰囲気や事例ごとの空気感が分かるようになり、地道に点数を伸ばしていきました。

自己採点後は設問ごとに反省点や良かった点、使えるキーワードを日記のように書き出して、弱みを克服し強みを活かそうと心掛けました。

また解法もWebの情報をもとに試行錯誤を繰り返し、自分に最もフィットした解法を育てていきました。

事例Ⅳは、まず同友館社の「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」を2周してから年度別の問題に取り組みました。

またセルフ模試として、試験日の前週と前々週の土曜日に、1年前と2年前の事例Ⅰ~Ⅳの過去問を解いて本番の雰囲気を疑似体験しました。

結果、過去12年分を1~3回転し、全80事例を解いて本番に臨みました。

再現答案の作成有無

試験終了後、試験会場の休憩スペースで再現答案を作りました。

(会場の最寄り駅が受験生であふれていたので)

しばらくすると係員に「帰ってくれ」と言われました。

学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

【エピソード】

中学3年生の息子がいて難関高校を目指して進学塾に通っていたので、我が家の文部科学的予算が私まで回ってこなかったのが、悲しかな、独学となった理由です。

ただ、日々頑張る息子に触発されたことも事実であり、互いに切磋琢磨して父子で合格できたことは何よりの財産となりました。妻にも感謝です。

【アドバイス】

診断士の学習法や2次試験の解法に絶対はない、と思います。

人それぞれ、得意・不得意の分野が違いますし、記憶力や文章力、論理的思考力、情報処理能力、現場対応力が違います。

一方で、診断士試験で問われる分野はバラエティに富んでいます。問われる能力も多岐にわたります。

よって、学習法や解法は画一的にはできないと思います。

自身の能力や得意・不得意を把握して、他人が推奨する様々な学習法・解法を分析し、それをパクって、折衷して改善して自分オリジナルのベストな学習法・解法を確立する。

これが学習を進める上で重要な作業であると思います。

そして、そのための情報源として道場の記事は大変有用でした。ありがとうございました。

診断士をはじめとした国家資格は、その分野のスペシャリストになるために必要な基礎的知識を体系的に効率よく習得できます。

それは資格取得に至る教育カリキュラムがその道の専門家によって磨き上げられたものだからです。

長い歴史を通して育まれてきた国家資格は、それこそが一つの完成された学問だと思います。

ただ資格取得で得た知識はあくまで基礎的なものであり、その分野のスタートラインに立ったに過ぎません。

私自身もこれから積極的に診断士資格を活用し、より深い知識・経験・スキルを習得していきたいと思います。

いかがでしたでしょうか。

診断士の学習法や2次試験の解法には絶対はない、と言う点は本当にその通りだと私自身も感じています。

だからこそ自分に合った解き方を身につけることが重要で、様々な情報に触れていくことが必要だと感じています。

そして合格後も常に勉強の毎日ですので、ここからがスタートだと言う思いも診断士になる上で重要なマインドセットですね!

どらごんさん、合格おめでとうございます。ご寄稿どうもありがとうございました。
今後も積極的な知識・経験・スキルの獲得を頑張ってください!

以上、にのみでした。

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