【合格体験記】情報の取捨選択で効率と学習量を両立してストレート合格! くまさん

どうも、のきです。

本日2本目は、くまさんです。

くまさんはご自身のこれまでの経験が診断士試験の学習に生かせると考えてチャレンジされ、効率的な学習を探求しながら見事ストレート合格を達成されました。

それでは、どうぞ!

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受験生情報 

ハンドルネーム:くま

年齢:30代

住まい:東京都

職業:SE(保守・運用)→卸売業の情報システム部(開発・保守・運用)

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

効率よく、量をこなして体で覚えるスタイル

診断士に挑戦した理由・きっかけ

きっかけは、もともと無趣味で暇を持て余していたので、いろいろと資格勉強をしていました。次は何の勉強しようかなと調べていたところ中小企業診断士の存在を知ったことです。

挑戦した理由は
①今まで学習した内容と重なっている点があり、シナジーがあったこと
②診断士の学習をすることにより、自身のビジネスパーソンとしての能力向上が図れそうであったこと
③学習内容の汎用性が高く転職する際にも生かせそうであったこと
です。

学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

保有資格

・応用情報技術者

・簿記2・3級

得意科目

1次 

経営情報システム、財務会計、経済学
⇒保有資格と関連の高い「経営情報システム」「財務会計」は得意でした。

また、公務員試験を受験したことがあり、そのときに「経済学」も勉強したことがあったため、比較的点数が安定していました。

②2次

事例Ⅰ~Ⅲに関しては、「どの事例であっても聞かれたことに素直に答えればよい」というスタンスであったため、特に得手不得手はありませんでした。

事例Ⅳに関しては、数学が得意(大学院で数学を専攻していました)なので、CVPの問題を多少捻られても解法は思い付きました。しかし、計算ミスが多く、結局のところトントンぐらいといった感じです。

不得意科目

1次 

経営法務、中小企業経営・政策

⇒とにかく過去問を回す勉強法であったため、直近の改正や経済状況が出がちな「経営法務」、「中小企業経営・政策」は苦手でした。

学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル

1次試験:通信(スタディング)+各予備校の模試

2次試験:独学+勉強会(ココスタ、タキプロ)

メリット

1次試験

・比較的安価(5万円)
・PCブラウザやスマホアプリで問題演習を行うことができ、隙間時間を有効活用できる
・動画講座のため繰り返し、倍速での視聴が可能

2次試験:

・参加すること自体がモチベーションの維持につながる
・自分にはない新たな視点を取り入れることができる
・Zoom開催で参加しやすい。
・他人に対して、自身の回答根拠を説明することができるようになる

デメリット

1次試験:

・6割の確保を重要視しているためか、一般的なテキストより内容は少なめ(講座/テキストで触れていない点が問題演習として出題されたりする)
・不明点を質問しにくい(一応有料で質問は可能)

2次試験:

・すべてが的確なアドバイスではないため、情報の取捨選択が必要

合格までの受験回数、学習時間とその作り方

受験回数

1次試験1回、2次試験1回

学習時間

① 合計の学習期間(1年)

② 1次学習時間:700時間

③ 2次学習時間:200時間

合格までの学習法

<1次試験>

開始直後は「動画講座視聴/それに関連する演習問題+過去問解く」+「前日学習した分の復習」を1日のサイクルにしていました。

2月半程度(~2020/12)で7教科を1周完了したので、その後は試験前日まで、ひたすら問題演習を行いました。テキストはわからないことがあったときに調べる程度で、1度読んだ後はほとんど読んでいません。

また、5月頃に下記を目的として、TACとLECの模試を受験しました。

①2日間の7科目の試験の感覚をつかむ
⇒疲れるのはもちろんのこと、休憩時間がとにかく長いことがよくわかりました。(60分の試験に対して、40分の休憩ってなんだよと、今でも思います笑)

②テスト中の時間配分をつかむ。

③経営法務・中小企業経営政策の予想出題の入手
⇒法改正や政策変更があった点が出題されやすい傾向にあることは知っていたので、情報収集として活用しました。

<2次試験>

4月末頃から少しずつ勉強会へ参加していましたが、本格的に始めたのは1次試験受験後からです。テキストは、ふぞろい&30日完成&事例Ⅳ全知全ノウ&過去問を使用しました。

開始直後は、勉強会・ふぞろいを活用して、どのような回答を書けばよいか模索することに注力していました。方向性が決まってからは時間を測って解き始め、朝と夜に1事例ずつ+事例Ⅳ全知全ノウを最低1問解くことを最低ラインとしていました。解いた後は、ふぞろいと同じ切り口を盛り込めていたかを確認し、繰り返し解くことでふぞろいの感覚を体に覚えこませていました。最終的に過去問10年分を5週、事例Ⅳ全知全ノウを3周はこなしたと思います。

<再現答案の作成有無>

試験当日に再現答案は作成しましたが、あまり試験中にメモを作成するタイプではなかったので、再現度は60%ぐらいだと思います

学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

①学習時・受験時のエピソード

・2次試験会場は歩いて行ける場所でした。

・机の上に蓋つきの缶コーヒーを置いたため注意されました。(机の上に置けるのはペットボトルのみ)

・事例Ⅱで、「炊飯」と「炒飯」を読み間違え、「炒飯」に合う水ってなんだ?と悩みました。

・「豆腐に旅をさせるな」って美味しんぼでも言っていたなぁ、とテスト中しみじみしました。

②合格を目指す方へのアドバイス

・この手の試験事全般に言えることですが、過去問がすべてだと思います。

i. 何度も出ている論点は、重要論点だから何度も出題されており、今後も出題されていくと考えられます。
ii. 繰り返し解いていると、診断士試験独特の言い回しや、正解・不正解の作り方を感じられるようになり、知らない論点でも何となく答えを絞ることができるようになりました。

・勉強方法やアドバイスは探すといろいろと溢れています。その中から上手に取捨選択して活用してください。見つけた情報が正しいとは限らないし、正しかったとしても、前提条件が異なっていれば、自身にとって有用なものとなるとは限らないからです。

・私は受験勉強をしたことで、少し人とのつながりが広がりました。そういった意味でも有用な試験だと思うので、みなさん頑張ってください!

========ここまで========

いかがでしたでしょうか。

くまさんの合格体験記で印象に残っているのは「上手に取捨選択する」という言葉です。
診断士受験界隈では、いい意味でも悪い意味でも情報が溢れています。その中で積極的に情報を取りにいきつつも、ご自身の判断で情報を取捨選択をしていったことがストレート合格につながったのではないかと感じています。

診断士になってからも、たくさんの情報が入ってきます。
診断士受験の中で磨かれた情報の審美眼を持って、合格後のご活躍を祈念しています。

くまさん、合格おめでとうございます。ご寄稿どうもありがとうございました。

以上、のきでした。

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