【合格体験記】ご出産を乗り越えコーチングで合格!かやんぬさん
こんにちは!
本日4本目は、第一子ご出産を機に、一度は挫折した診断士試験への再挑戦を決意された かやんぬ さんです。
勉強を始められてから第二子を授かり、計画通りに勉強を進められなかったものの、さまざまな工夫で合格を勝ち取られました。
個人的にコーチングに興味があり、コーチングを実際に活用されたという点が参考になりました。
それでは、どうぞ!
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受験生情報
ハンドルネーム:かやんぬ
年齢:30代
住まい:東京
職業:現在は、以下2つがメインです。
・個人事業主や小規模企業のWEB制作&マーケティング
・個人事業主や経営者向けコーチング(ICF認定資格:申請準備中)
2次試験の発表後、診断士受験生の方からコーチングのご依頼をいただくことが多く数名の方を支援させていただいています。
自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
ライフステージの変化に翻弄されつつ乗り切ったコーチング勉強法
診断士に挑戦した理由・きっかけ
24歳のときにヨガインストラクターとして独立し、その後、仕事内容を変えながら個人事業主として働き経験を積んできました。
ですが、企業に務めた経験も少なく実力を証明するものがなく、信頼を得られる何かがほしかったため挑戦しました。
2015年頃、一度挑戦しようとスピテキ(スピードテキスト)を揃えたことがあるのですが、このときは難しさに挫折。
2018年の春、第一子が生後半年になった頃に「この子を守り続けるためには、私、このままではだめだ!」と思い立ち改めて受験を決意しました。
学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
保有資格
・ヨガインストラクター(RTY 200、ヨガ哲学、陰ヨガ)
・色彩検定1級
得意科目
1次
経済学、財務・会計
2次
1年目:事例Ⅳ
2年目:事例Ⅰ
数学が得意だったので、初年度は事例Ⅳを得意科目にしていました。
ですが、事例Ⅳで高得点を狙う人が多いと聞き、相対評価のなかで事例Ⅳで高得点を狙うのは無理と判断し、比較的理論で解きやすい事例Ⅰを強化しました。
不得意科目
1次
企業経営理論、経営法務
学習スタイルとそのメリット・デメリット
学習スタイル
1次―1年目:studying、2&3年目:独学
2次―1年目:MMC(通信)、2年目:EBA(通信)
メリット
・自分の時間に合わせて勉強できる(子育て中のため)
・通う必要がなくすぐに勉強に取り組める
デメリット
・わからない時に相談する相手がいない
合格までの受験回数、学習時間とその作り方
受験回数
1次:3回
1年目で4科目受かっていたため、翌年には受かる自信がありました!
が…3月頃に第二子の妊娠が発覚……出産予定日が2次試験の1週間後だったため、その年は2次試験が受けられないと判断。
2年目には1科目だけの科目合格にしました涙。
2次:2回
学習時間
1次学習時間
約528時間(1年目375時間、2年目93時間、3年目60時間)
2次学習時間
約528時間(1年目197時間、2年目331時間)
合格までの学習法
1次
1年目:受験を決めた時が4月末で試験まで残り3ヶ月ほどしかなく、また0歳児の子育てをしながらだったので、机に向かわずにできる勉強法をしようと思いstudying(当時:通信講座)が中心でした。
7科目を暗記科目と筆記科目に分け、暗記科目はstudyingで勉強。
筆記科目(経済や財務)は机に向かえる時間にスピ問(スピード問題集)と過去問をやり込みました。
2年目:1年目で経営法務が32点しか取れなかったため、スピ問と過去問だけでは対応しきれないと考え、スピテキを読み直し一言一句確認し、参考書籍も使い問題集以外の部分をカバーしました。
3年目:得意な財務会計と、経営理論の2科目だけだったため、財務会計で高得点を狙う戦法でようやく1次に合格できました。
2次
1年目:2020年に2次試験、1回目を受けました。
2月頃発生したコロナにより計画どおりの勉強が全くできず、1次試験が終わってから2次試験に着手することになりました。
試験まではMMCの動画や課題をこなすのが精一杯で、自分なりの解法や過去問の大切さもわからず何もできないままの本番でした。
が……自分なりにですが、学んだことは答案用紙に置いて来ることができたと感じていたので、不合格とわかったときには、「0から学び直そう」と決めてなぜ落ちたかを徹底的に分析しました。
2年目:2年目を迎えても子育てと仕事で慌ただしく、春までなかなか勉強ができない状態でした。
そこで4月末からコーチングを試験勉強に導入しました。
コーチングを取り入れたことで以下を実現できました。
- 自分の状況にあわせてコーチとスケジュールを組む
- コーチと約束をすることで計画の実行度が上がる
- 解法の改善(MEMOのとり方改善、ペンの使い方改善など)
- 試験日当日にあわせて体調とメンタルを整えること
- 戦略を立てて試験に挑めた
(どの事例で何点取るか、事例1なら3問とれたらOK、事例2はSWOT分析で点をとるなど各事例で確実に点をとる戦略を立てました)
2年目に勉強を始める前に考えた戦略が1つあります。
239点で不合格になる方と240点で合格される方には知識も回答にも大きな差はないはずだと考えました。
その1点は運かもしれないし採点者による誤差かもしれない。
そこで運や誤差に巻き込まれないようにするため、240点を狙うことはやめて全事例で7割取得を目指すことにしました。
ある程度解法が固まってきた後、日常の演習をいかに本番で発揮するかを考え始めました。
「試験はオリンピックと同じだ」と気づき「年に1度しかない本番。いかにルーティン通りに動くか」を意識しました。
体調管理やメンタルトレーニングについて調べ考え抜きました。
ここに目をつけたのは1回目の反省点として、無意識の緊張があったからです。
1回目の2次試験の前夜、想定外に緊張していたようで一睡もできず、事例Ⅳ終了後には立てなくなり家族に車で迎えに来てもらい家につくなりトイレで嘔吐……という散々な経験をしています。
そこで2年目は、より完璧に体調管理するため事前に睡眠薬を試し、数ヶ月前から睡眠ルーティンを意識するなど、絶対に睡眠時間を確保する工夫をして当日を迎えました。
また、2回目の2次試験の春頃にSNSで仲間をつのり、少人数グループを主催したこともモチベーション維持に役立ちました。
学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス
「なぜ正解に近い答えが書けないのか」
これを徹底的に考え分解していくことに尽きます。
この問いを考えることは、診断士になった後でも答えがないビジネスの場で課題を見つけ潰していくプロセスと同じだと考えて勉強していました。
私の好きな先生が「予備校で講師として問題作成をしていたこともあるが、どれだけ予備校の講師が本試験を真似て問題を作っても、やはり本試験には敵わない。
それだけ、診断士の本試験は日本の経営に関する叡智を結集した素晴らしいものであり、芸術です。」と言われていました。
その芸術を最大限堪能するために試験勉強があるのだと考えるようになってから、試験勉強がさらに楽しくなりました。
初めて2次試験の問題を見たときのことを今でも覚えています。
「まったくわからん…」の一言でした。
ですが、勉強をするにつれ「何が原因で解けなかったのか」「何が足りないのか」がわかってきます。
それが2次試験の勉強を味わい楽しむという意味です。
試験勉強は、2次試験という名の芸術をいかに堪能するかの準備です。
ぜひ、道中、楽しんできてください。応援しています。
私もここから良い診断士になれるよう、頑張ります!
========ここまで========
いかがでしたでしょうか。
ご自身のライフスタイルの変化に柔軟に対応しながら、コーチングを試験勉強に導入し、本番当日にいつも通りの力をいつも通りに出せる対策をされたことがとても参考になります。
受験勉強以外にも役に立つノウハウですね。
また、勉強会を主催されることでモチベーション維持につなげられたことも素晴らしいですね。
かやんぬさん、合格おめでとうございます。
ご寄稿どうもありがとうございました。
多分野でのご活躍を祈念しております!
以上、 ひでさん でした。
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