【合格体験記】独学ベース、ぶっつけ本番型で合格!リットさん

こんにちは。 と~しです。
本日1本目は、独学ベース、ぶっつけ本番型で合格されたリットさんです。


合格体験記をお送りいただきありがとうございます。

体験記の中には、勉強を進める上でのヒントでいっぱいです。
昨日、一昨日に引き続き本日も3名を紹介させていただきますので、
ぜひ読んで参考にしていただけたらと思います。

それでは、本編をどうぞ↓

受験生情報 

ハンドルネーム:リット

年齢:40代

性別:男

住まい:兵庫県

職業:会社員(経理部門に所属)

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

独学ベース、ぶっつけ本番型

診断士に挑戦した理由・きっかけ 

個人事業主として7年ほどPCスクールを運営した経験があり、書類作成に来られる
中小企業経営者の方とも話をする中でもっと力になれるような実力が欲しいと考え
ていました。
※なかなか踏ん切りが付かず、挑戦まで時間が掛かってしまいましたが…
年齢(経験)を重ねることで価値を増すような資格、働き方である、という事も中小企
業診断士を目指した誘因になりました。

学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目 

保有資格 

第一種衛生管理者

日商簿記検定2級

情報処理(応用情報、基本情報)

他、細々と…(メンタルヘルスマネジメント2種ラインケア、JAVAプログラミング関連資格など)

得意科目

1次 ※経営情報は免除制度を利用

 企業経営論、運営管理

2次

 事例Ⅱ(マーケティング)

不得意科目

1次 ※経営情報は免除制度を利用

 法務

2次

 事例Ⅳ(財務)

学習スタイルとそのメリットデメリット

学習スタイル

独学+通信(一次)

一次は診断士ゼミナールの教材と『まとめシート』を使用し、通勤時に動画講座を受講して帰宅後にテキストで復習というスタイルです。

基本的に一か月で1科目分の「動画講座+テキスト+過去問」セットをこなしていました。

二次は独学で、通勤時に一発合格道場のブログを読み、ひたすら過去問を解きながら『ふぞろい』で採点していました。

メリット

自分のペースで学習が出来ることです。

子供(下の子が3歳)がまだ小さいこともあり、勉強を開始する際に資格予備校は選択肢にありませんでした。

周囲の学習の進度を意識せず、自分のペースで進められたため結果的には私には独学が向いていたと思います。

デメリット 

答えの無い二次試験の対策で非常に苦労しました。

オンラインセミナー等にも口述試験対策まで参加したことが無く、全てが手探りで『ふぞろい』がなければ諦めていたかもしれません。

様々な紹介されている解法を試して自分に合う方法を探しながら、全てを自己完結させる必要があったため、正しい勉強法・解法に行きつくまで遠回りをした印象があります。

合格までの受験回数、学習時間とその作り方

受験回数

一次試験1回(2020年度)

二次試験2回(2020年度、2021年度)

学習時間

1次

 2019年7月~2020年7月(13カ月)

 ×平均40時間(平日のみ2時間×5日×4週間)/月=約520時間

2次

 2020年8月~2022年1月(18カ月)

 ※うち、4カ月は関連図書を読む程度だったのでカウントせず

  14カ月×平均(3時間×週5回×4週間)/月=840時間

勉強時間の確保は主に深夜になります。
・21時位に子供の寝付かせで自分も寝る

・2時位に起きて4時~5時まで勉強 ※そのまま力尽きて朝まで寝てしまうことも

・もう一度朝まで寝なおす

合格までの学習法

1次

診断士ゼミナールの動画講座+テキストによる復習をベースとして、過去問マスターでひたすら問題を解き続けました。

教材がおよそ月に1回のペースで送られてくるため、1カ月に1科目を意識して取り組んでいました。

上の子供が当時7歳で『進●ゼミ』をやっていたため、中小企業診断士の教材を『大人チャレンジ』と言い張り、子供と一緒にどちらが早く一か月分終わるか勝負していました(※ほぼ負けましたが…)。 

一次試験の時間割を見て、「経営情報を免除出来れば暗記科目の中小企業政策の試験開始前に2時間近く詰め込みの時間を確保できる」と考え、まず応用情報の取得を目指しました。

次に、法務については、いくら知識を詰め込んでも8割獲得が難しそうだったため、これに掛ける時間を節約し、40~50点取れればOKと割り切りました。

無事2019年10月に応用情報を取得できたことで、一次試験の勉強のスタンスを以下に定めることができ、短時間での合格ライン突破に貢献できたと考えています。

 ・経営、財務、運営管理 → 二次にも影響するため時間を掛けて理解に務める

 ・経済         → 試験ギリギリに一気にやり切る

 ・法務         → 教材1周と薄い問題集のみで40~50点を目標に

 ・中小企業政策     → 試験ギリギリに一気にやり切る

               + 覚えにくい細かい要点は纏めて試験日に詰

2次

1年目

→『ふぞろい』シリーズ約10年分を3周程度実施しましたが

BCABで総合B(不合格)の結果に終わりました。

2年目

→1年目の二次試験結果発表のあった12月から約2カ月は問題演習をする気が起きず、図書館で経営戦略に関する本や中小企業診断士試験の作問者と噂される方の書籍を読み耽ってやる気をチャージ、苦手の事例Ⅳ対策に日商簿記検定2級も取得し、3月からは二次試験の問題演習に戻りました。

→問題を解く上でのキーワードの拾い漏れが気になったため、今までペン1本だった解き方を見直し蛍光ペン多色使いに作戦を変更、これが当たってキーワードの拾い漏れが激減し全体を通してバランスよく設問で使用できる様になりました。
今思えばこれが転機となった気がします。

学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

頭が真っ白になる

これはよく聞かれる言葉ですが、資格試験の勉強が好きで試験慣れしていたこともあり、まさか自分に降りかかるとは思っていませんでした。

忘れもしない二次試験1年目の事例Ⅲ、なぜか終了時間を30分早く勘違いして頭が真っ白になり手が震えました。終了20分前の時点(実際は50分前)の時点で解答用紙に記載できている問題が1つも無かったからです。

そこからは与件文を必死で追いかけ、これと思うキーワードの一点突破で解答を記載していきました。終了5分前(実際は35分前)の時点で違和感に気づき、そこで初めて正しい終了時間に気づく有様です。

結局、残った時間で問題を一から見直し、綺麗に清書しなおして終了しましたが、あの時は脳内物質が出ていたのか集中力が研ぎ澄まされたのか…

必要なキーワードが光って見え、それにすがる形で必死に手を動かしていた気がします。結果としてその年の二次試験では事例Ⅲが唯一の合格点だったのは複雑な心境でした。

合格に向けてどれだけ緻密な計画を立てていても、どれだけ練習で得点出来ていても、本番では何が起きるか分かりません。

中小企業診断士試験は、何が起きるか分からない本番で、今まで蓄えた自分の手札の全てを使って目の前にある問題に挑んでいく試験だと思っています。

後悔…とまでは言いませんが、今になって思うのは「二次試験対策の模擬試験は受けておくべきだったな…」と。

二次試験では周囲に人が沢山いる独特の緊張感で80分×4事例をこなす必要がありますが、慣れた家で解くのとは異なり、慣れない試験会場では疲労とストレスが段違いでした。

これについては模擬試験を何度か受けておき、少しでも本番のストレスを軽減しておくべきだったと反省しています。

もし独学で挑戦を目指される方で、模擬試験を受けない予定の方がいらっしゃれば、1度で良いので本番までに模擬試験を経験しておくことを強くお薦めします。

中小企業診断士試験は楽な試験ではありませんが、今まで挑戦してきた資格の中でも一番勉強が楽しく感じられました。

100人いれば100通りの試験の攻略法があると思います。

私の経験や助言も含め、鵜吞みにはせず、一意見としてご自分の試験攻略法に加えて頂ければ幸いです。



=====ここまで=====

いかがでしたでしょうか?

お子さんがいる中で、通知と独学で学習を進めるスタイル。
『大人チャレンジ』として、お子さんとともに学ばれる方法は、
親子ともに学習効果が上がりそうな素敵な発想ですね☆

継続に学ばれた努力もですが、
勉強が楽しく感じられたといっているように、
学ぶこと自体を楽しまれていたことが、実は合格の最大の秘訣かもしれません。

リットさん合格おめでとうございます!
12代目一同、ますますの活躍を応援しています。

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道場をつくるのは、あなたの体験記。あなたの貴重な経験が多くの人たちのために役立ちます。
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募集要項

  • 対 象:2021年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
    ※年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
  • 原稿量:自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
  • ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
  • ファイル題名:合格体験記(ハンドルネーム).docx (例:合格体験記(道場くん).docx)
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  • 期限:2022年2月5日(土)
  • 応募方法:Googleフォームにて募集(以下のボタンより)
  • 問い合わせ:shindanshi.dojyo12@gmail.com

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※ご提出いただいた原稿の著作権は、当「一発合格道場」に帰すものとします。

合格体験記テンプレ

  • 受験生情報|ハンドルネーム・年代
  • お住まい都道府県
  • 自分の診断士受験スタイルを一言で表すと(40字目安)
  • 診断士に挑戦した理由・きっかけ
  • 職務経験・保有資格
  • 得意科目・不得意科目
    ①1次
    ②2次
  • 学習スタイルとそのメリット・デメリット
    ①独学、通信、○○(予備校)通学
    ②メリット 
    ③デメリット
  • 合格までの受験回数、学習時間とその作り方
    ①合計の学習期間(〇年〇か月)
    ②受験回数(1次試験〇回、2次試験〇回)
    ③1次学習時間
    ④2次学習時間
  • 合格までの学習法
    ①1次
    ②2次
    ③再現答案の作成有無
  • 学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

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