【診断士資格を取るか悩んでいる方へ】改めて考える診断士資格を取ることのメリット
みなさん、今月も気づけば後半ですね、いかがお過ごしですか?なゆたです。
余談ですが、最近社内で、「お疲れ様です」禁止令(?)が出ました。
私のチームは、基本出張中か在宅勤務なので、テキストでの情報共有が多くなります。
テキストで発信する際は、基本誰かへの依頼事項がメインになるわけで、
「お疲れ様です、ご多用の折恐縮ですが・・・こんなお願いはありまして・・・」というやり取りが増えるんですね。
依頼文の冒頭が「お疲れ様」だと=「疲」というネガティブな漢字が印象に残ってよくないし、
ポジティブに求め合っていける雰囲気にしていきたい!
そんな理由で、「お疲れ様」が禁止になったわけですが、「じゃ代わりになんていえばいいんだろう」と社内もざわざわ。
いまは「ご活躍さまです!」というギャグっぽいやり取りが流行っています。笑
個人的には、「お疲れ様です!」は相手への感謝と経緯が込められると思っており、多用していたので困りました。。し、改めて振り返るとお疲れ様には、自分のテキストを読んでもらう=相手の時間を奪うことへの遠慮みたいな気持ちもあったな~という気づきがありました。(友達とのやり取りで、お疲れ!はあまり言わない)
社内のやり取りであれば、冒頭あいさつ=クッションなしでスピーディにやり取りできる関係性をつくっておくということが大事だし、
ブログの冒頭でもなんとなく使ってるなーという気づいたので、今更ですが辞めてみました!笑
お疲れ様ですの滑り出しよりは、ポジティブになりましたかね・・・?
***
前置きが長くなりましたが、本題です!
早いもので、もう1年が終わろうとしています。
2021年は、私にとって非常にチャレンジングな年でした。
育児をしながら、診断士活動(といっても、登録に向けた補習と道場だけですが)とスタートアップへの転職、プライベートでは引っ越しと息子の転園もありました。もとも器用なタイプではなく、効率的という形容詞とは縁遠い人生だったので、今年ばかりは詰め込みすぎて、30代にして体力的にも精神的にもキャパオーバーを経験したという反省もありますが、総じてありたい方向に向けて、大きく舵を切れたのではないかなという実感はあります。
なんで、こんなに大きな決断をすることができたのか?改めて考えてみるときっかけは、診断士試験がくれたように思います。
今回は、私にとっての年内最後の記事ということもあり、診断士資格取得を目指すことのメリットについて、自分の1年の振り返りもかねて書いてみたいと思います。読者の中で、診断士資格を取るか悩んでいる方は少ない気もしていますが、よろしければお付き合いください~
リスク(ほぼ)なく「挑戦」できる。
社会人になって、何かを変えたい・刺激が欲しい・・!となんとなくくすぶっている人にとって「転職」という2文字はすぐ思い浮かぶと思います。何かを変えるためには、周りを変えるか、自分が変わるかしかありません。
周り/環境を変えることが手っ取り早いですが、キャリアが長ければ長いほど、飛びだすことのハードルはどんどん上がっていくのではないでしょうか。
環境を変える勇気は出ない、だからって、自分で自分を変えるのも、なかなか難しい。。
そんな方にお勧めしたいのが「資格取得を目指す」という負荷を日常に加えてみよう、ということです。趣味でもいいのですが、「本気」であることが超重要。何かを本気で得ようとするならば、今までの生活から何かを引いていく(=変える)必要があります。情報収集や勉強する時間を捻出したり、思考力や体力も必要であるため、日常を見直さなくてはなりません。まさに自分に戦いを挑む必要があります。
診断士の資格は学ぶ範囲も広く負荷は高いので、相手にとって不足なし!です。
。ちょっとよりみち。なゆたの話
転職したい・・・
定期的な衝動に対し実行せずに見送ること5年・・・(ながい!)恵まれた今のポジションを失って、後悔しないのか?転職したら、1から再スタートになる、、今まで積み上げてきた知識・人脈が0になったところで、自分はまた頑張れるのか?自信が持てずにいました。そのため、なんとなく違和感を感じながらも理屈で自分自身を納得させ過ごす自分(認知的不協和ですね)に嫌気が募る日々。
この負の連鎖を断ち切りたく、自分に課したのが「診断士資格受験」というチャレンジでした。
ここで頑張り切れるのか?自分を自分で試したい、という気持ちでした。
2020/10/25。二次筆記試験に向けて準備し、当日会場に到着し、試験を受け切れた。白紙なく、答案を提出できた。
読者の皆さんにとっては当たり前かもしれませんが、これらを自分がやり切れたことに、自分自身が一番驚きました。
「やればできるじゃないか」「やってやれないことはないかもしれない」
社会人として停滞期に入っていたこと&子育てのアンコントローラブルな日々で、失っていた「自分」への信頼を取り戻せた気がします。
※リスクほぼなしとしましたが、資格取得の時間を捻出するために、家族・同僚への影響は不可避ですので、周りへの理解活動は必須ですね^^
ビジネスパーソンとしての最低限の「知識」をおさえることができる。
読者の皆様には、釈迦に説法だと思いますが、中小企業診断士の試験科目は非常に広いです。
これを一気に7科目・・・?御冗談を、と思える範囲です。(個人の感想です)
ただ、道場の基本理念として紹介されている橋げた理論の絵のイメージが私にはしっくり来ているのですが、、
7科目をとりあえず基礎だけ固めることを意識して勉強を続けていくと、それぞれが補完し合って、理解が深まっていきます。
また、科目の知識間だけではなく、今までの業務経験もまた、知識と組み合わさって理解が深まっていくというアハ体験に出会うことができます。
診断士の科目内容は、机上の空論ではなく、今までの社会人としての経験も昇華される感覚を持つことができ、結果として、ビジネスマンとして最低限押さえておきたい、前提知識を網羅することができる、美味しい教材だと思います。
ちょっと寄り道。なゆたの話
例えば、自分のモチベーションが上がらない原因について。(診断士の勉強をされた方なら基礎中の基礎ですが、)
「ああ、自分はいま衛星要因ではなく、内発的動機付けができていない状況なんだ」とはるか昔から分析された理論で、自分のもやもやがきれいに説明されていたことに対し、妙な安堵感を覚えました。原因がわかれば、対処するアプローチがわかります!お恥ずかしながら目からうろこでした。
それ以外も少し絡んだ投資案件の社内評価の仕組みや、システム化を行った際に一緒に仕事をして下さったSEの方の業務内容を時間差で理解することにつながり、「これを現役のタイミングで知っていたかった~」と勉強中、何度思ったか、しれません。
転職にはマイナス?に響く今までの社会人としての経験が長い方ほど、アハ体験の芽はたくさん持っておられるというのも、診断士試験内容の特徴なのではないかな、と思います。
キャリアにおける「選択肢」を増やすことができる。
診断士には、「独立」という選択肢もありますし、1サラリーマンとしては箔がつき、社内の異動希望が通りやすい・また転職がしやすいといったメリットがあります。
結局は個人によるものが大きいのはその通りですが、一つの武器になることは確かです。
資格合格はもちろんですが、合格という結果がなかったとしても身に着けた知識や思考プロセスはダイレクトに目の前の業務に生かすことができるため、きっと本業の中でもやりたいことをできるようになる方が多いのではないかな、と考えています。
今回のタイトルを資格取得のメリットとせずに、目指すことのメリットとしたのは、私自身二次試験勉強中に、「合格しなくても、今の私は、勉強前の私ではない」と思えていたということがあります。
ちょっと寄り道。なゆたの話
私たち夫婦はどちらも転勤族(国内も海外もあり)でした。
子供が生まれたタイミングで、今まで全く問題なしと思っていた転勤が怖くなり、いずれ来る別居生活に不安が出てきていたのも事実です。
そんな時に、「妻側がキャリアを継続しながら、家族一緒に住む」ことの選択肢も持っていたいという気持ちがあったので、
特に地方で必要とされている診断士資格を取ろう!という動機は、家族に応援してもらえた要因のひとつでした。
学生時代・社内以外の、「仲間」に巡り合うことができる。
仲間
1.一緒に物事をする間柄。また、その人。「趣味を同じにする仲間に加わる」「飲み仲間」
https://www.weblio.jp/content/%E4%BB%B2%E9%96%93
診断士は試験、特に二次試験は情報戦(チーム戦)と言われたりするほど、情報連携が重要です。
また診断士になって以降も仕事の採り方など、人脈によるものが大きいとされていますし、実際の診断も個人で行う方ももちろんいらっしゃいますが、チームで行うこともメジャーです。(実務補習も5~6人1組で、1ケースを行います)
社会人になって、お互いの利害関係ない間柄で、何か1つのことを、一定の期間同じメンバーで取り組むという経験はあまりできることではありません。診断士試験には、試験勉強中から、合格以降まで、新たな出会いが用意されています!
ちょっと寄り道。なゆたの話
特に社交的なわけではない私は、社会人になって以降、学生時代からの友人+社内のコミュニティで十分満たされていたし、特に外にコミュニティを広げるほど、生活や精神的な余裕はありませんでした。結果、30代になり付き合う人が変わらないため、どんどん世界が限定的になっているなという自覚はあるも、「まこんなものか」と考えていました。
母親になり、「ママ友」の世界が広がるか・・・?と期待もしたのですが、公民館などで話すお母さんたちとは、基本子供の話しかしません。
根っこがコミュ障の私は、仲良くなりたいなーと思っても、仲良くなるための1歩が踏み出せず、「知り合い」どまりで、「友人/仲間」と呼べるつながりは生まれませんでした(涙)
ただ、診断士の資格をとってみて、びっくり。
<診断士資格という「難関」な試練に自ら挑む>という属性が一定偏りがあるから?か、受験生・合格者関係なく、一気に距離が縮められる気がします。(※個人の見解です)
また合格以降の合格者支援活動や、実務補習といった活動では、診断士試験というコンテキストを共有したうえで、プロジェクトを一緒にやることになるので、濃度の濃いやり取りができ、自分が今まで知り合ってこなかったバックグランドや考え方をする人に出会うことができました。
いままで自分が「私には無理・・・」と思えるようなことをやすやすとやっている(ように見える)方に囲まれることで、自分を縛る固定観念がほどけていった感覚があります。
診断士仲間との出会いが、自分ももっとイキイキできる選択肢をとってみてもいいじゃないか、と背中を押してくれました。
おわりに
今日もここまでお読みくださり、ありがとうございました!
振り返ってみると、ほとんど診断士資格の取得でなくても当てはまるものかもしれないですね・・・。
道場の記事としてふさわしいものか疑問ですが、ただ、私にとっては2021年の変化のきっかけは間違いなく診断士の資格取得だったということで、お納めいただければと思います。
来年以降も、この資格が私をどこに連れて行ってくれるのか、楽しみです!(うまく波乗りできるように、来年は少し落ち着いて準備する年にしたい・・・切実)
明日はmasumiのどゆるわだ後編記事です★おたのしみにー!
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なゆたさん、診断士資格の記事をありがとうございます。
ご活躍さまです、いいですね!
「疲」という文字がネガティブな印象を与えるという点、確かにそうだなぁと思えるので、今後社内メッセージなどでこっそり平仮名で入力してみようかなぁと思いましたw
仲間が増える、というのは本当に価値があるなぁと思います。
資格試験の勉強をしていなければ、普段よく飲みに行く友人か、毎日顔を合わせる社内の人以外との交流が増えることがほぼない生活をしているので、よい刺激をもらえますよね!
早くそんな環境に飛び込んでいきたいと思います。
また、今年最後の投稿、ご活躍さまでした!w
来年は短い期間かと思いますが、記事を楽しみにしております!
ひらがな入力だと印象変わりますね!
個人の心持が一番大事ですね^^
ロムさんは受験生時代から、道場へのかかわり、受験生同志のコミュニケーションがとっても上手だな、という印象です。
そんなロムさんは合格後もうまく世界を広げていけること間違いなし!!ですね。
今年のご活躍、勝手に楽しみです^^私もすこしずつ広げていきます♪
今年も道場をよろしくお願いいたしますー^^