【リベンジ組向け】敗因分析は済んでいますか?

🌊🌊🌊 道場夏セミナーのお知らせ 🌊🌊🌊

一発合格道場の読者のみなさま、

夏セミナーへお申込みくださり、ありがとうございました!

一同、一生懸命準備しています!お楽しみに!!

日程:2021年7月17日(土) 14:30~18:00、その後懇親会
場所:オンライン(zoom開催)
・内容:2次試験対策 
(事例Ⅰ~Ⅳまで、道場メンバーによる解答のコツ、個別相談等)

※募集は終了しました。ご応募ありがとうございました!

今回の内容は、ある程度2次試験の問題を解いている方向けの2次試験対策セミナーです。
 1次試験後、9月上旬にこれから2次対策を始める方向けのセミナーを予定しています。
 (内容は今回の内容+2次試験学習の基礎知識)

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どうも、TAKUROです。
月曜日まで実務補習、今週末は土曜日に道場セミナー、日曜日に実務従事の一環で開催するセミナーとなかなかハードで、本業と併せて、これらをパズル解くように乗り越えることを楽しんでいる状況です!

昨日の記事でにのみも書いていましたが、私とにのみ、masumi、池やんは月曜日まで実務補習でした。
私は、自分の専門に近いところで人事・労務を担当したのですが、社長の思い⇒経営戦略⇒人事労務戦略ときて、
その人事労務戦略を実行する過程に、私が専門の一つとする労働法務があるんだ、ということを痛感し、本業にもとてもいい影響があったと思います。

もちろん、実務従事そのものも非常に充実したものになりました。指導員の先生に助けてもらいながら、答えのない問題をレベルの高い異業種のメンバーで考え抜いて報告書にまとめました。その成果を社長に見てもらい、社長も真摯に話を聞いてくれて、自分の会社への想いを語ってくれました。

すっかり、診断先の会社のファンになってしまい、私は、今後あの会社の製品を買うのだろうと思います。
(もしや、そういうマーケティング戦略だったのでは…?笑)

指導員の先生やメンバーにも恵まれ、正直他の予定との兼ねあいもあってとても大変でしたが、非常に充実した時間を過ごすことができました。

さて、前置きが長くなりました。

今週の土曜日には、道場二次試験セミナーが迫っています。
去年、二次試験で涙をのんだ方は、これまで二次試験の準備をしてきていると思いますが、
今回の記事の狙いは、私の敗因分析をお見せすることで少しでも皆さんの準備に役立ててもらおう!という点にあります。

敗因分析の入り口

敗因分析を行うにあたって重要な2本柱が

・再現答案

・得点開示

です。少ないと思いますが、得点開示を行っていない方はすぐにやりましょう。

再現答案はどうでしょうか。

 

二次試験直後の受験生
二次試験直後の受験生

あれだけ過酷な試験が終わった後に、再現答案作る元気なんてありません…

その気持ちよく分かります。

再現答案を作っていない方は、今までにたくさんの情報に触れて再現不能の状態になっていると思いますので、代替策を考えましょう!

我々には、再現答案を作っていないけれども、試験本番の状況を再現している方について心当たりがあるはずです。

え?呼んだ?

ひでさん
ひでさん

ひでさんの「再現答案にかえて」シリーズは、手元にある問題用紙から試験当日に想起したことを解説してくれる人気シリーズです。ひでさんも手元に再現答案はありませんが、ここまでの再現をしています。すごい!

ここまでのレベルができないにしても、お手元にある問題用紙にあるマークの状況などから、当日考えたこと、考えられなかったことの選別はある程度できるのではないでしょうか。

これを再現答案の代わりにしましょう!

以下、余談

ちなみに、私は、1度目の2次試験を受けた際、2次試験の曖昧さ、その後に公開される出題趣旨の情報の少なさに怒りをおぼえていたので、絶対に再現答案を作って得点開示請求をするんだと決めていました。
(この怒りを日本語では「やつ当たり」といいます)

そのため、試験が終わったその足で最初に見えたマックに入り、いちゃつく高校生カップルを尻目に一心不乱に再現答案を作ったのでした。

余談ついでに更に余談を言うと、司法試験の場合、かなり詳細な出題の趣旨が公表されるとともに、当時は採点をした後の試験委員に採点雑感をヒアリングした結果も公表されていました。

当然、受験生はこの内容を分析し、自分の日々の勉強の軌道修正を図ります。

診断士試験も、受験生にはこういう力をつけてほしい、という考えがあるのであれば、せめて出題の趣旨は、もう少し詳細なものを公表すべきだと思うのですが、いかがでしょうか?

分析

基本的な分析方法は、二次試験対策で過去問を解いたときのやり方とほとんど同じです。

道場メンバーの復習の方法は、【2次試験】12代目全員全力インタビューリレー『道場メンバーは2次試験の復習をどのように行っていたか?』で詳細に紹介していますので、ご覧ください。

自分が復習の際に重視していたのが、BC答案、特にC答案を取らないことです。

個人的な分析にはなりますが、ネットなどから拾える再現答案&得点開示の結果を分析すると、与件文に書いてある根拠を使って、制約条件の範囲で意味のとおる日本語がかけていれば、C答案にはならない、という印象があります。

なので、復習の際は、

・自分の回答が与件文の根拠(+1次知識)から説明できるか

・設問文の制約条件を外していないか

・日本語として意味が通るか

の検討・検証を重視していました。

再現答案特有の分析

ここで終わってしまうと、2次試験の復習方法に触れただけになってしまいます。

実際に試験を受けてきて、その再現答案(またはその代わり)と得点開示結果が手元にあるメリットを最大限に生かしたいところです。

そこで重要なのは、実際に試験を受けた感覚と得点開示結果のギャップを分析する、ということです。

私の場合を例に説明します。

前提-1年目のTAKURO

事例Ⅰ:得意 法律論文に近いイメージ(この話はどこかで記事にしたい)

事例Ⅱ:まぁまぁ ある程度は書ける

事例Ⅲ:苦手 製造業よくわからん

事例Ⅳ:苦手 財務会計を受けていない人間が事例Ⅳを解けるわけない!

…ということで、ストレート合格するためには、事例Ⅰ&Ⅱである程度稼ぎ、事例Ⅲ&Ⅳをしのぐというストーリーが必要だろうと考えていました。

そして、事例Ⅰは何とか書くべきことを書いたのですが、事例Ⅱでは、どうも協業相手がしっくりこないまま終わってしまいました。

しかも、トイレ休憩中に、「そういえば貸衣装チェーンもあった」と余計なことに気づいてしまい、当初の作戦が崩れたと考えて、一人で意気消沈していました。

その後の事例Ⅲはダメなところが見つからないし、事例Ⅳは「全社的利益は十分あるものとする。」の意味が分からず撃沈しました。

ということで、手ごたえのないまま不合格になったのですが、得点開示の結果を見て驚きました。

自己紹介にも書いていますが、68 56 55 53 の合計232点です。
私の試験を受けた感覚と得点開示結果のギャップは、以下のとおりです。

ギャップ&感想ーTAKUROの場合

・事例Ⅱで協業先をミスしても致命傷にはならない

・事例Ⅲは周りのレベルも高くないので、簡単にはひどい点数がつかない(とはいえ苦手意識は払しょくしたい)

・以上より、たいしたダメージを受けていないのに、勝手にミスしたと思って凹んでいたのが一番もったいない

・事例Ⅳは徹底強化が必要

このギャップを踏まえて、自分の再現答案を分析すると、先ほど触れた、

・自分の回答が与件文の根拠(+1次知識)から説明できるか

・設問文の制約条件を外していないか

・日本語として意味が通るか

を最低限守ることができていたことに気づきました。

その上で、敗因は、試験中に勝手に落ちたと思いこんだこと&事例Ⅳの力不足にあると分析し、事例Ⅳ対策に加えて、事例Ⅲの苦手意識払拭のために勉強方法を改めることにしました。

終わりに

以上は、あくまで私の例ですが、再現答案&得点開示&現場で解いた肌感覚とのギャップ分析をすることで、自分なりの回答指針を作ったり、試験に臨むメンタル面を強化したりすることができます。

既に分析が済んでいる方も多いとは思いますが、もしまだの方がいれば、せっかくの本試験受験体験を力に変えないのはもったいないので、ぜひこの段階で敗因分析を丁寧にしてみるといいと思います。

明日は、ライフイベント盛りだくさんのこんちゃんです☆

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【リベンジ組向け】敗因分析は済んでいますか?”へ2件のコメント

  1. ロム より:

    二次試験については、masumiさんのように解いた後に手応えを感じても思っていた以上の点数ではなかったり、TAKUROさんのように手応えがなくても極端に点数が低いわけでもなかったり、色んな意味で本当に難しい試験であり、厄介な試験だなぁとつくづく思いますw

    私はまだ二次試験を受験した経験がありませんが、過去に多くの記事で推奨されている再現答案については頑張って作成したいなぁと思います。
    ただ、現時点で過去問を取り組んだ後に疲労困憊状態になってしまうのに、4事例分の再現答案を作るとなると……なかなかハードそうですねw

    1. TAKURO より:

      ロムさん
      コメントありがとうございます。
      二次試験の手ごたえと実際の点数にはどうしてもギャップが出てきます。
      メンバー内でも話題になったのですが、勝手に失敗したと思い込んで力を出し切れなくなるのが一番よくないですね!

      再現答案の作成は完全に苦行です。ただ、再現答案をスムーズに作れるということは、自分の回答プロセスの再現性が高いということになりますので、自分の回答をスムーズに再現できるかどうか、を意識しながら勉強をしてみるのもよいかもしれません!

      明日はセミナーですね。
      ロムさんにお会いできるのを楽しみにしています!
      TAKURO

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