【ネタばれ注意】再現答案にかえて 2020年事例Ⅱ後編
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3月23日をもって受付を終了いたしました。
おかげさまでセミナーの部満員御礼です!!多数のお申込みありがとうございました。
一発合格道場では今後もセミナーの開催を予定しております。
是非とも、ご参加いただけますと幸いです。
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こんにちは!
階段のぼりが続いているひでさんです。部長のほかにもバレました。もうやめられません。
週3~4の出勤時の階段のぼりはおかげさまでまだ続いてます。
ほぼ毎日行っているプランクも30秒×4セットの合計2分から始めたのですが、
やっと先日一度だけ連続2分を達成しました!
家族と自分のためにちょっとだけ気を付けています。
しかしながら、体重は一向に減らず。
2日間節制しても1日普通に食べると元通り。
” なんて回復力だ!”
contents
事例文の読み込み
事例文の読み込みに関して、事例Ⅰ後編の記事は こちらから ご覧ください
事例Ⅱ前編の記事は こちらから ご覧ください。
- 設問文と対応する部分に、設問文で使用した色と同じ色でマークを付ける
- 全体を通じて大切なキーワード(登場人物、業種など)を赤ペンで四角く囲う
- 設問には対応していないものの、解答に使えそうなワードや気になる部分に赤ペンでラインを引く
- 時制や時間軸に関する部分を赤ペンで丸く囲う
- 接続詞に▽つける。(特に逆接の接続詞)
- 解答作成に入る前に、切り口を外さないように、事例Ⅱでは「DNDK」「ターゲット+4P」をメモする。
- 書く時間を確保するため、下書きはしない
⇒ 自分は下書きにも時間がかかる。(すらすら書けない。)同じ書くなら直接解答用紙に書き込む。 - 段落番号を振ること
⇒ 設問文と事例文を番号で対応させる方法も試したが、マーカーの色で対応させるほうが見やすく時間短縮につながると感じた。 - 文章をスラッシュで区切ったり、細かく各種記号(SWOTの頭文字等)を書くこと
⇒ マークが増えすぎて、後から読み返したときに読みにくいと感じた。
※個人差があると思います。
※SWOT分析は各設問との対応の中で把握していました。
問題用紙の現物を見る
他の方が書かれた解答を見ることはあっても、問題用紙を見る機会はあまりないと思いますので、今回も積極的に公開します!
マークの色は第1問が緑、第2問がオレンジ、第3問(設問1)が青、第3問(設問2)が紫、第4問がピンクです。
事例文を読みながら、設問文に関係しているなと思うところに設問文にマークした色と同じ色を付けています。
その色を付けた部分に、ヒントがあるはずだからです。
(そういいながら、今ごろ紫ラインを引いていないことに気づき、自分でびっくりしてます!)
- ハーブの無農薬栽培、ハーブ乾燥粉末
⇒ 第2問の設問文と同じ単語をマーク。
- B社は、本州から海を隔てたX島にある
⇒ 第4問の設問文と同じ言葉(X島)なのでマーク。
農産物の加工・製品化と地域振興が想起される。
事例Ⅱでは第4問のように地域とともに発展する施策を問われる設問が多い。
- 主力産業は農業と観光業
⇒ B社と農業と観光業のコラボを想起。
収穫体験や試食、工場見学は施策のネタとして使えそう。
- ▽ただし、島では
⇒ 逆接の接続詞なのでマーク。
- 若年層の人口流出や、~農業所得の減少
⇒ 逆接の接続詞の後に、脅威が羅列されている。
第1問の解答要素がごろごろと出てきている。
SWOT分析の各要素を40字ずつでまとめるには取捨選択が重要だな。
100字や120字の問題よりもまとめる時間がかかるから要注意。
- 10年ほど前
⇒ 時制なので〇で囲む。(以下、単なる時制についてのコメントは割愛します。)
- こうした島の窮状を打開したいと考え
⇒ 社長の想いが書かれている。
自社だけでなく地域(島)全体に気持ちが向かっている。すばらしい社長。
- 「設立までの経緯」
この後の「B社設立の直接的な契機」と対比して記述されている。
社長はもともと農家で、本業がある。事業化や販売先が見つからないことを焦っていたわけではないんだ。
- ハーブY(以下「ハーブ」と称する)
⇒ 緑色を付けているのは、以下に続くB社の商品の特徴(強み)との関連で付けた。
オレンジで上塗りしたのは、第2問と同じ言葉だから。
- 古くから健康・長寿の効能がある
⇒ B社の商品の特徴(強み)
- とくに
⇒ わざわざ強調している表現。
この後の高齢者が普段からハーブを食べているエピソードは解答骨子の候補にしよう。
- ハーブの本格的な栽培に取り組み、島の新たな産業として発展させようと考えた
⇒ 社長の想い。この気持ちに寄り添った提案で解答しよう。
- ▽まず
⇒ 順を追って経緯を説明し始める接続詞。
この後に「次に」などの接続詞が現れ、順を追って「社長が取り組んだ」ことが書かれるはず。
- 栽培ノウハウは存在しなかった
⇒ 自生しているから、わざわざ栽培する人はいなかったのかな。
- ▽しかし
⇒ 逆接の接続詞。
- 無農薬で高品質のハーブが~効率的な栽培方法
⇒ 何もないところから試行錯誤して開発するのはすごい。B社の強みだな。
- 一般的にハーブの用途 は広く、お茶や調味料、健康食品~香水などの原材料にもなる
⇒ 一般的な既存用途の例示。
- ▽次に
⇒ 前出の▽まずに対応している。
- 乾麺や焼き菓子に練りこんだ
⇒ 「既存用途」と対比される「新しい用途」
- 試作品をOEM企業に生産委託し大都市で開催される離島フェアなどに出店して
⇒ 社長が取り組んだことは、
①社長はハーブの効率的な栽培手法の確立、
②新しい用途の試作品をOEM企業に生産委託、
③大都市で開催される離島フェア等で販売
試作品(新製品)を作って、新しい販路「大都市でのフェア」で販売となると、「多角化戦略」を採用しているように思える。
まてよ、「寝る前に飲むハーブティー」ではないから第3問には関連しないな。
- ▽しかし
⇒ 逆接の接続詞。この後に注目が必要。
- このハーブと島の知名度が大消費地では著しく低いことを痛感し
⇒ 弱みだな。「ハーブ」に関する記述なので、オレンジでもマーク。
- いったん
⇒ いったんということは、諦めずに後に再挑戦するんだな。
この辺りに社長のやりたいことが伺える。
- 社長はハーブの販売先を求めて試行錯誤を続けた。
⇒ 販売先が見つかるまでに結構時間がかかったんだな。
既述のとおり、販売先が見つからないことに焦りや危機感があったわけではないんだな。
- 大手製薬メーカーZ社
⇒ おっ、取引先が現れた。
「B社設立の直接的な契機」とあるから、Z社と出会ってから会社設立したんだ。
- 消費者の健康志向を背景にますます拡大基調にあるヘルスケア市場
⇒ 「〇〇志向を背景に」は機会や脅威の構文。本来のルールでは緑でマーク。
- 社長もZ社もすぐに取引を開始したかったが、
⇒ どちらにもチャンスがあり、ニーズは十分にあるんだな。
- 軽いわりに~コストががかかることがネック
⇒ 弱み
- 社長自ら島内に工場を建設し
⇒ ないものはつくる、の精神はすばらしい。
- 輸送コストの削減を図ろうと考えた。
⇒ 単に栽培するだけに比べ、工場を作ることで地元の雇用を増やせるな
- Z社は
⇒ 主語がZ社に変わった。
- ドリンクやサプリメントとして全国販売した
⇒ B社がOEM企業に生産委託した「自社製品」の試作品は売れなかったが、
ブランド力がある大手メーカーの製品だから全国販売できた。
- 島の大自然と~パッケージで店頭に並び
⇒ Z社の商品の特徴
- 30~40歳代の女性層の支持を獲得した
⇒ Z社の商品のターゲットのデモ面の記述
- この島の空港の~明示されている
⇒ Z社のブランド力が表れている
- ヘルスケアに関心 の高い人たちから~認知されるようになってきた。
⇒ Z社のターゲット層のサイコ面の記述。
- 昨今
⇒ 創業10年で島民の誇りになったのはすごい。
地元での認知度が高いので、協業もやりやすそうだ。
- ▽ただし
⇒ 逆接の接続詞。いいことばかりは続かないのか。
- 約10年
⇒ 3回目の10年。同じ時制の表現を多用しているのがわかりにくいと感じるのは自分だけだろうか。
- 売れ行きが鈍ってきた
⇒ 脅威に関連する記述
- B社とZ社のハーブの取引量は徐々に減少している。
⇒ やばい、特定の一社に依存しているんじゃないの?
- ~ブランド刷新のため、あと2~3年でこの製品を製造終始する可能性
⇒ 本格的にやばいじゃん。どうする?
- 現在の
⇒ よかった。ほかにも製品があった。
- 安眠効果があるとされるハーブ(Yとは異なるハーブ)
⇒ これもわかりにくいな。ハーブ〇〇とか書いてあればすっきりするのにな。
- Z社との取引実績が安心材料となり
⇒ B社の強み。ここまでこれたのは、Z社のおかげ。
- 複数のヘルスケアメーカーが
⇒ 2~3年後に取引がなくなるからといって、Z社に対し失礼があってはいけない。
新製品のターゲットや販路には、Z社に対する一定の配慮の必要性に留意する。
- 安眠系サプリメントなどの原材料として使いたい
⇒ 新しい用途だな。
- ▽しかし
⇒ 逆接の接続詞。機会が訪れても問題点があるな。
- B社の事業がZ社との取引に依存している現状は変わらない
⇒特定事業への依存や特定の取引先への依存からの脱却が課題。
- 社長は自社ブランド製品の販売に再びチャレンジしたいという思いや
⇒ 伏線回収。ようやく再挑戦できると感じていて、社長はやる気満々だろうな。
- 島の活性化への想いがさらに強くなってきた
⇒ 解答にはB社だけのことではなくX島(地元)に関する施策が必要だな。
- 「眠る前に飲むハーブティ」というコンセプトの製品をOEM企業に生産委託
⇒ 念願の自社ブランド製品
- 自社オンラインサイトで販売してみたところ
⇒ オンラインサイト、ホームページとくれば、情報発信、情報収集、FSP等会員組織を想起する
- 女性層から注文が来るようになった品
⇒ マークしてないけど、ターゲット層の年代、性別、居住地が記述されている。
ターゲットを表現するときは字数が許す限り具体的な表現をするべき。
※本来紫でマークするべき。というか、どこも紫でマークしていない…
この辺りで30分経ったのかもしれません。
検討が不十分でも、30分過ぎたら書き始めることにしていました。
再現答案手前のメモ
マーカーしかないから参考にならないという方もいらっしゃるかと思います。
私もきっちりメモを作って答案作成したかった。
でもどうにも書く時間が確保できなかったんです。
結果メモを取るよりも「時間切れによる空欄」をつくらないことを優先することにしました。
もちろん、書くスピードがある方はメモや下書きを書いた方がいいと思います。
一合格者が、初見の試験問題の文章や単語を見て、何を発想しているか参考にしていただければ幸いです。
もちろん、私の感じ方や発想が正しいというつもりは毛頭ありません。
初見での文章の読み方が甘く、無駄な思考をしていることも多々あります。
後から振り返ってみると、「あっ、そういうことね」ということは結構あります。
2次試験は80分という時間で、初見の文章(=社長ヒアリング)を読み込み、B社に対するプレゼン資料の骨子を作るようなものです。
わざと時制を入れ替えた表現をしたり、あちこちに話題が飛んだりするのは、実際のヒアリングではあり得る状況だと思います。
目の前に社長がいて自分が面談していると思うと、事例文がわかりやすくなるような気がします。
ちなみに、再現答案を作っていませんが、試験当日に書いたメモは残っています。
当日再現答案を書こうとしましたが、解答する際にメモを残していないため、これ以上思い出せなかったので作成を断念しました。
自分で読んでよい解答(メモ)とは思えない部分もあります。
あくまでも参考にご覧ください。
後だしジャンケンにならないように、メモの通り書いています。
字数は過不足がありますが、本番は空欄なく埋めています。
しょぼいな、と思ってもこれくらいの内容で74点です。
つまり、そんなに難しいこと書かなくていいんです!
第1問
強み
①無農薬栽培の高品質なハーブの効率的栽培方法②ハーブの栽培・粉末加工一貫生産体制。
弱み
①Z社への取引依存と取引減少②自社ブランド製品がない
機会
大都市圏在住の20~50歳代の女性による安眠効果のあるハーブティーに対する需要拡大
脅威
Z社の製品の売れ行き鈍化と2~3年後の販売中止予告に伴う取引量の減少
第2問
B社は、大都市圏在住の20~50歳代の健康や美容に関心のある女性を対象とし、①お茶や
調味料、健康食品メーカー②乾麺や焼き菓子等の会社、に自社ブランド製品の生産委託し
販路を開拓し客数を増やし売上拡大する。
第3問(設問1)
新しい製品市場に新しい製品を投入する多角化戦略を採用し客数と売上を拡大できた。
第3問(設問2)
B社は、①BBSの掲載で双方向コミュニケーション、②Q&Aの掲載で効能等の製品情報の発信、
③問い合わせ窓口の設置で顧客ニーズの収集、により製品改良や製品開発に活用する。
第4問
B社は、①自社工場の製造工程の見学ツアー、②自社のハーブ畑での収穫体験ツアー、
③地元企業と共同開催する物産市、④土産物店での試食会などを実施し、顧客満足度と
顧客関係性を高め、売上拡大する。
さて、明日は なゆた の登場です!!
お楽しみにー
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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プランク、僕は連続だと1分ちょいが限界ですね。カロリー制限はしているのですが、なかなか腹筋が割れません(笑)
74点ですか!すごいですね。この事例Ⅱで合格をほぼ決めましたね。
解答を見させてもらいましたが、ミスをしていないという印象ですね。巷では「多角化戦略」と解答した方が高得点という検証結果もあるみたいです。チャネルが異なることが根拠で、中小企業白書や「はばたく中小企業300社」でも多角化戦略は王道ですから、それを知っていれば書けますね。
多角化戦略と書いて、他の問題もミスなく解答が書けていれば、A評価は濃厚ですよね。
サトシさん、いつもコメントありがとうございます!
2019はターゲットを書き洩らすというミスで不合格でした。
2019と2020解答の違いはターゲットを書いたか書かないかの違いしかないような気がしています。
一度失敗していますので、2020はターゲットにできるだけ修飾語(ジオ・デモ・サイコ)を付けました。
ターゲット以外に得点が伸びた要因を挙げるとすれば、写経が活きたのかもしれません。
書くスピードは遅いのですが、パターンにはまった部分はすらすら書けました。
市販テキストやネットで掲載されている良い答案、高得点の答案のうち、
内容が納得でき、自分自身の感覚で書けそうな答案繰り返し書いてみるといいと思います。
解答の構文を無意識に再現できるくらいまで書き続けるといいと思います。
実は、合格年度はインプットはそんなにやってなく、過去問5年分をを60分で解くのと、写経くらいしかやってません。
サトシさんも今持っている知識で十分合格レベルだと思います。
本番でいつも通り、ミスなくマスを埋めれば大丈夫です。
これからも頑張ってください。