診断士になって一年、 いま感じること

 こんにちは。CKです。

今回が最後の記事になりました。

もともと文章を書くのが得意ではないため、1年間も記事が書けるのか不安で一杯でしたが「診断士試験を勉強し感じた楽しさを一人でも多くの人に伝えたい」「その結果、診断士を受験する人が1人でも増えたらいいな」との想いで書かせていただきました。

読みにくい文章に1年間お付き合い頂いた皆様、本当に有難う御座いました。

これまでの記事は主に試験対策に関する話ばかりで、雑談や自分の話は少なめでしたので、最後は完全に私事の雑談で終わりたいと思います。すみません。  

診断士になって一年、いま感じること。

私は7年前に社内ベンチャーのような形で同僚と起業しました。

「ような形」と書いたのは、社内でやっていたプロジェクトを別法人として分離するため社内ベンチャーに近い経緯ではあるものの、完全に退職し、その退職金も出資する形で別法人としてイチからやっていく、という格好です。

サラリーマンをやっていた状況からはリスク有りまくりの決断なわけです。

ただ、高齢化が進み現役年齢が長期化していく中で「定年までの安定性だけを見た仕事の仕方をしていることの方がリスクあるのではないか」と思い、半ば勢いで決断・スタートしました。  

最初は、将来性がある事業に夢を持ってスタートしていますし、日々新しい経験が出来ることで、しんどいけど充実感のある毎日を過ごすことが出来ていました。

しかし数年が経ち、当初立てた事業計画通りには進まず、社長も交代したり、尊敬できる仲間と別れたり、色んな事が起こる中で企業経営の難しさを痛感しました。 元々、事業開発としての業務経験はあったものの、大企業の中での事業開発は 資金も人も設備も経営資源にフレキシビリティがあり理想とする形を描きやすくもあります。
しかし独立した企業として運営する場合は、これらの獲得とバランスも、優先順位を踏まえた上でやっていかなければならない。その経験、知識が圧倒的に足りていないと感じたことが、診断士試験を勉強した切掛けでした。

この試験勉強だけで、全ての問題が解決できるようになるとは思っていませんでしたが、40歳を迎えた中で感じる焦りの様なものから、何かやり方を変えたいとの思いでとりあえず勉強したという感じです。

 

診断士の勉強を通じて、企業経営を構成する要素と考え方を把握することができ、何を行うべきか、どの順番で行うべきか、について判断するための軸ができたことは大きかったです。
(そのお陰だけではないですが、)先期は、創業来初めての営業黒字化を達成することができました。

  だた、一方でまだまだ勉強不足の点、出来ていない点も多々感じています。 しかしそれは以前感じていたような「焦り」というより、前向きな勉強欲求、成長欲求に近いものです。

特に 診断士になってから様々な人と会う機会が増え、刺激を貰うことが多くあります。10歳以上も若い同期の仲間と話す度に、もっと早く勉強しておけばよかったと感じることもあります。また若くエネルギッシュな起業家と話すときも同じです。しかし、以前感じていた様な、昔に対する後悔や、今に対する焦りは次第になくなってきてます。

試験合格は同じタイミングだけれど、それまでの経験や背景も、資格取得後の活かし方もバラバラな診断士という世界を見たから、このように感じれるようになったのかもしれません。それぞれ持っているモノも目指している方向も違う、つまり人とは比較のしようがなくて、結局は自分の人生の中でどう歩を進めていくか、なんだと改めて実感するようになりました。

 

  Never too late.

最近、この言葉を大事にしています。

”何かを始めるのに遅すぎることはない”ということです。

 

診断士になり色んな新しい世界も見えてきました。

これからも好奇心高めに、楽しみながら、自分の道を描いて歩んでいきたいと思います。

このように感じることが出来たのも、診断士になった事と1年間道場の活動をさせて頂いたお陰です。

様々なアドバイスを頂いた先代の皆様、沢山の刺激をくれた11代目のみんな、そして1年間お付き合い頂いた読者の皆様に、本当に感謝しています。

有難うございました!  

CKでした。  

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診断士になって一年、 いま感じること”へ4件のコメント

  1. アルミの気持ち より:

    一年間お疲れ様でした。
    先導者として、光を灯され、素晴らしかったです!

    1. CK より:

      アルミの気持ち様

      コメント有難うございます。
      どこまでお役に立てる記事が書けたか不安ではありますが、
      道場での経験も生かして今後、頑張っていきたいと思います!

  2. みっきー より:

    CKさん、1年間お疲れ様です。

    私はCKさんが診断士試験を「楽しもう」と呼び掛けて下さるのが素敵だと思っていたのですが、
    企業経営が大変な状況の中で勉強に向かわれていたとの事、改めてすごいと思いました。
    「人と比較しようがない」「何かを始めるのに遅すぎることはない」というお言葉、
    しっかりと覚えておきたいと思いました。

    CKさんの記事には色々と学びをいただいていましたが、
    特に「英文契約書」の記事で本当にお世話になりました!
    この分野は完全に諦めモードだったのですが、CKさんの記事を読んで思いなおしました。

    紹介下さったのと同じような目線で問題を考える練習をして、頻出単語をいくつか抑えておくようにしました。
    CKさんが紹介下さった「自分の持っている知識を引き出し仮説をたて、推測をして回答する」姿勢は、
    英文契約書だけではなく、範囲が広い診断士試験全般や今後の仕事をしておく上でも、
    大切な考え方になると今改めて思います。

    そして、コメントを書きながらまた英文契約書の記事を拝見していたのですが、
    1次試験前に必死で記事を読んでいた時の自分の気持ちを思い出しました。
    CKさんが音楽でモチベーションをコントロールできる話を紹介下さっていたと思いますが、
    道場の記事を通しても、同じように勉強を始めた昨年の気持ちをまた気づける気がしました。
    そして、自分の記事への理解が当日より深まっている事を嬉しく思います。
    今年も、11代目の皆さんの記事を読み返させていただきたいなと思いました。

    いつもコメントが長くなり申し訳ありません。

    お世話になりありがとうございました。

    1. CK より:

      みっきーさん
      温かいコメント有難うございます。
      能天気に「楽しみましょう!」と叫び続けていたので、どこまでお役に立てる記事になっていたか不安でしたが、そのようにおっしゃって頂いて嬉しい限りです。
      英文契約書の記事、お役に立てたようで良かったです!
      自分が持っている知識をもとに推論していく事、たしかに大事ですよね。偉そうに書きましたが私はまだ全然出来ていない部分もあり、日々修行です(^^)
      また、道場の記事で勉強していた頃の気持ちを気付けるって素敵だと思います。みっきーさんが本気でこの試験に臨んでこられたからではないでしょうか。私もこの1年道場で記事を書きながら受験時代のことを思い出していましたが、結果云々よりも仕事とは別のものに対して頑張っていたことが、何より自分にとって満足感が高かったり、自信になったことに気づきました。

      これまで記事をお読みいただき、本当に有難うございました!
      みっきーさんとお仕事でご一緒出来る日を楽しみにしています!

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