【合格体験記】3代目経営者として診断士受験に挑戦!ヒゲロックさん

twitterもよろしくお願いします。

本日3本目は、ヒゲロックさんです。ヒゲロックさんは、 中小企業で経営全般に携わる中で、経営全般に広くかかわる体系的な知識の取得の必要性を感じ、自社の経営に活かすべく 診断士を受験されました。

まさに事例に出てきそうな中小企業の経営者であられ、何かとお忙しそうですが、 コロナにより、出張や夜の会食などの機会が激減し、比較的自身のペースを守って勉強時間を確保できた とのこと。コロナの影響には、そんな一面もあるのですね。

それでは、どうぞ!

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(0)受験生情報

HN:ヒゲロック
年齢:38歳
性別:男性

(1)自身の学習スタイル

愚直に過去問(問題集)を解き続けインプット、アウトプットを繰り返すコツコツタイプ

(2)診断士挑戦の理由・きっかけ

私は、祖父が創業した公営競技の予想紙を発行する会社(従業員40名程度の中小企業)で経営全般に携わっておりますが、仕事を通じて様々な失敗を経験し、自身の不甲斐なさ、知識や経験不足を痛感いたしました。経営全般に広くかかわる体系的な知識を得る事で、自社の経営に活かしていきたいと考え学習を始めました。

(3)学習開始時の保有資格、得意・不得意科目

保有資格

診断士試験に関わるような資格は一切保有していませんが、財務諸表の読み方や、経営学の基礎的な知識(以前より経営学の本などを読んでいたので)はあったかと思います。

また、診断士講座を始める前に勉強癖を付ける為、簿記3級の勉強をしていました。

得意科目

1次:財務会計、経済学
2次:事例Ⅳ

苦手科目

1次:企業経営理論(全ての選択肢が正解にも不正解にも思える、独特な表現に最後まで馴染めませんでした)
2次:事例Ⅰ

(4)学習スタイル、メリット・デメリット

TAC通学(1・2次ストレート講座)

メリット

ある程度強制的に勉強をする環境に身を置く事で、勉強する習慣をつくる事ができる。

(特に1次対策)カリキュラム通りに進める事で、合格に必要な知識が身につく

(特に2次対策)勉強仲間が出来る事で、情報交換やディスカッションを行える事や、モチベーションの維持に繋がる。

デメリット

ある程度の費用が必要(25万程度)
講義日程にあわせたスケジューリングが必要になる

(5)受験回数・学習時間とその作り方

受験回数は1次、2次ともに1回

学習時間とその作り方

1次:約800時間
2次:約400時間

1次の勉強を始めた10月~3月頃までは、通勤時間や隙間時間に、WEB講義の音声を聞いたり、トレーニング(TACの問題集)を繰り返し、帰宅後の夜に1~2時間程度机に向かって勉強をしていましたが、この頃はまだ週に1、2日はほとんど勉強をしいていない日もありました。

4月頃から一次試験直前期はコロナの影響もあり、出張や夜の会食などの機会が激減し自身の生活リズムも整えられた為、出勤前に1時間程度、隙間時間なども活用し、帰宅後に平均2時間程度と1日4時間程度は勉強出来ていたかと思います。

2次試験対策は、過去問や演習問題を80分で解き、プロセス確認、課題抽出を行う事をワンセットにしていた為、 早起きする事で一番まとまった時間を確保できる出勤前に事例問題を解き、隙間時間や帰宅後に振り返り を行っていました。

(6)合格までの学習法

1次対策に使用した教材はTACで配布される基本テキスト、トレーニング(問題集)、過去問集のみ。

インプット(予習~教室講義)⇒アウトプット(学習した範囲の問題集(講義のカリキュラムに合わせ学習範囲別になっているTACのトレーニング集が中心)をとりあえずやる)⇒インプット(問題集の解説や、参考書の見直しなどで、知識を固める)⇒アウトプット(同じ問題に再度チャレンジ)を繰り返し行い知識定着をっていました。

最初は自身の勉強スタイルも手探り状態で、講義後に学習した内容をノートにすべてまとめたり、周辺知識をネットで調べたりして理解を深めようとしていましたが、時間が全然足りない為、細かい知識よりも頻出論点など基礎知識を固める事を意識して取り組みました。

4月以降はトレーニングだけでなく、過去問やTACの答練なども取り入れました。

本試験でのイメージを固める為、7科目の目標点数を設定し、得意な財務と経済、そして直前の詰め込みで高得点が期待できる中小で得点を稼ぐ、どれだけ勉強してもそもそも問題文自体が良くわからない企業経営理論は50点程度取れれば良しと、 目標点数を設定し7科目の学習スケジュールを立て勉強 しました。

この時期からは毎朝出勤前に財務会計と経済学を隔日で繰り返し、夜にその他の科目と一日2科目以上に触れるように計画的に勉強しました。

2次対策は過去問を中心に、ふぞろいでキーワードチェックを行っていました。

特に多くの方が欠けているキーワードを逃したときに、なぜ自分はそこにたどり着けなかったのか?など80分のプロセスを意識して学習 するよう心掛けていました。

また事例Ⅳについては、オプション講義であるTACの事例Ⅳ特訓のテキストを毎日1問~3問程度必ずやっていました。

(7)学習時、受験時のエピソード・合格を目指す方へのアドバイス

令和2年度はコロナ禍での学習環境で、色々と苦労した方も多いと思いますが、私の場合は出張や夜の会食などの機会が激減し、比較的自身のペースを守って勉強時間を確保できた為、合格の追い風になったと思っています。

まず、一次試験合格の為には頻出論点にパワーをかけ、出題頻度の低い範囲は最低限の学習にするなど、 優先順位を明確にして学習する事が最重要 だと思います。

限られた時間で7科目の広範囲を全てカバーするのは不可能に近いので、 どの科目で稼ぐか、どの範囲は捨てるかなどを意識した学習スケジュールを立てる ことをおススメします。

また、私はTACのカリキュラムで比較的早く覚えた財務会計や経済学の日々の復習を怠った為、解法などを忘れ取り戻すのに余計な時間を使ったと感じています。

処理系の問題が多い、財務会計や経済学は少しずつでも毎日学習する事が結果的に効率的な学習 につながっていく事と思います。

二次試験はグループ学習が有効だと感じました。

自分自身が「第○段落のこの内容は第○問の根拠だ」と疑いもせずにいると、 別の勉強仲間からまるで違う視点の意見を聞き、自身の視野が広がる。 といった事を幾度となく感じました。

また事例Ⅲが得意でなかった私に勉強仲間のアドバイスで見るようになった、だいまつさんの記事で事例Ⅲに対するアレルギーがかなり解消されるなど、色々と情報交換できたのもグループ学習ならではだと思います。

二次試験では、 皆が出来ている問題を確実に取る事が最重要であり、それを知る為には、皆はどんな事を書き、どこがバラけた解答になるかを知る為にもグループ学習を行う事をおススメ したいですね。

========ここまで========

いかがでしたでしょうか。

勉強方法としては王道の、予備校のカリキュラムにそって勉強されたヒゲロックさん。加えて、目標得点に合わせた勉強のスケジューリングや優先順位づけなど、 予備校を利用しつつもご自身に合った勉強スタイルを、ご自身で模索されたこと が合格につながったように感じました。

科目の得意不得意や、勉強にかけられる時間は人それぞれです。遠回りなようでも、トライアンドエラーで自分に合いそうな学習スタイルを試し、実行して結果をみる、ダメなら次!と模索することが合格への早道かもしれません。

ヒゲロックさん、合格おめでとうございます。ご寄稿どうもありがとうございました。

以上、さとまるでした。


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